1965-04-23 第48回国会 衆議院 外務委員会 第17号
彼らの職業的鑑識眼からすると市民と脱走兵を見分けることができるらしい。ベトナム人は赤ん坊からじいさんばあさんに至るまで指紋と写真をつけた身分証明書を持たされておりますが、ちょっとあやしいなと思うやつがいると、暗いところに連れ込む。そうすると、五百ピアストルという札がありますが、大体平均五百ピアストルということを聞きましたが、それを身分証明書の中にはさんだり裏に入れたりしてこう出すわけです。
彼らの職業的鑑識眼からすると市民と脱走兵を見分けることができるらしい。ベトナム人は赤ん坊からじいさんばあさんに至るまで指紋と写真をつけた身分証明書を持たされておりますが、ちょっとあやしいなと思うやつがいると、暗いところに連れ込む。そうすると、五百ピアストルという札がありますが、大体平均五百ピアストルということを聞きましたが、それを身分証明書の中にはさんだり裏に入れたりしてこう出すわけです。
○河野(正)委員 ところが県の方は、私が先ほど報告を申し上げましたように、あれは脱走兵だというような報告を受けているわけです。
もちろんアメリカ軍の方では、脱走兵がおったので、その脱走兵に対して逮捕するために威嚇射撃をしたというふうなお答えのようでございます。しかし、この二名が鉄柵をくぐって、もうすでに一名は基地外に出ておったそうでございまするが、出ておった。そういう状態でございますから、私はどうも今アメリカ軍が言っておるような理由では納得できない。
○河野(正)委員 実は今長官の答弁を聞いて非常に不可解に感じましたことは、今まで、この米軍の基地報道部の発表によりましても、あれはアメリカ兵が無断外出をしてそうして脱出を試みたので、その脱走兵を逮捕するために威嚇射撃をしたのだ、実はこういうふうに基地報道部も発表いたしておりまするし、私どもも県の当局からそういう報告を受けているわけです。
そうなってみますと、結局この山の中にフィリピンの脱走した人かあるいはどこかの人がいて、そして銃弾を使ったということが考えられるわけでございますけれども、今までフィリピン側としても、日本の脱走兵が山奥に隠れていて、そして来るもの、ぶつかるものに対して銃弾を放っているのだというような考え方をしていたわけでございますけれども、今度の発表によりますと、フィリピンの日本の大使館から厚生省を通して、このたまは日本
その点につきまして、警察側にも脱走の事実の連絡があり、警察側におきましても、米軍側におきましても、脱走兵を取り押えるべく捜査を始めておったところのものであったのであります。事件の詳細につきましては、目下この被疑者が鎮静剤を多量に飲んでおった関係で、本日現在意識が明瞭でありませんということで病院に収容しております。
また、脱走兵で、名前を吉江という人がおりますが、その人は田中というのが本名です。出身地は大阪です。その人が逃げて、つかまると大へんなので、吉江という名前に変えた。ですから、こちらでその真実を知らない人は、あすこに吉江がいた、吉江がいたというふうに援護会の人に話す。それを話しますと、吉江という人が日本の国箱に載っておらない。架空の人物です。
しかしアメリカとしてもオフ・リミッツを永久にかけるわけにいかないということは、アメリカがオフ・リミッツをかけまして、三日目にもう二名の脱走兵が出ております。アメリカ軍は四万五千といわれておりますが、その精力のはけ口はやはり自分たちが作らせた特飲街にあるのです。そういうことも沖繩県民はよく知っております。がんばれば勝つということをよく知っております。
○松岡(松)委員 それからこの間も問題になつた点でありますが、向うから脱走兵が出た場合に、局長はおいでになつたかどうか存じませんが、田中警視総監の御説明によりますると、必ずしも脱走兵のあつたことをわが当局へ通知するとは限らない。こういう御都合的なことははなはだ私ども考えますと、日本国にとつて迷惑のことでありますが、少くとも脱走ということは犯罪者であります。軍律を乱してその兵営から飛び出して来る。
○田中参考人 ただいまの御質問は、特に脱走兵で何か非常に重大なる犯罪を犯してそれが脱走したというようなときには、国連軍警察当局におきましてもさような必要から、これこれしかじかの者が脱走したから至急に情報を提供してくれということはあつたようでありますが、特に脱走兵があつたから、ただちに階級、氏名まで日本警察に通報はいたしておりません。
○田中参考人 この点につきましては時折軍の憲兵当局とも連絡をとりまして、憲兵当局からも特に脱走兵等について情報提供の特別な依頼もあるのでありますが、現在私どもとしましては、この脱走兵というのは要するに国連軍の軍規違反者であります。従つて日本警察がこれを逮捕するとかしないとかいうことは、軍規違反者でありますから警察としてこれにタツチはいたしておりません。
相手の当時の赤衛軍というのは、労働者や脱走兵や、実に雑然たる無統制な部隊であつて、ほとんど隊を組んで歩くことさえもできないようなのが、政府の立てこもつておる冬宮へ押しかけて行つた。ところがケレンスキー政府を守る力は、当時の士官学校の生徒が若干と、女の歩兵大隊が一箇大隊、これだけしか政府を守ろうというやつがいなかつた。それだから、三時間ほどの間に事もなくやられてしまつた。
たび重なる米兵の暴行に、さすがにおとなしい占領下日本の新聞も大きく取上げ、世は騒然となるとき、総司令部また大あわてに、脱走兵に関する声明をやつている。法の前に、すべての者は中等である。吉田氏得意の書簡は、ダレス氏を喜ばせるためには出すか、このようなときには使わないのか。新聞記者にステッキを振りまわすような勢いで、この問題解決のために、ワン・マン談話を世界の内外に発表できないのか。(拍手)
犯罪というものは、一体何によつて起るかということが一つと、脱走兵というものは犯罪を犯すような條件を備えておるかというようなことについて、どういうようにお考えですか。
○横田委員 脱走兵については、政府としては対策を立てる必要があるかないかということです。それから各国兵が馳走した場合に、法の保護を受ける資格があるように思つておるかおらないかということです。法務総裁は今総理に呼ばれておるというが、改進党の先生の言によると、あなたは民間法曹界の権威なんです。大橋さんが官界の反共ナンバー・ワンであれば、あなたは民間の反共ナンバー・ワンであるといわれている。
○木村国務大臣 脱走兵については、進駐軍側と日本の警察と連絡して、その捜査、逮捕の任に当つておるのであります。今後のこういう問題については、御承知の裁判権に関する問題であつて、目下司令部との間に交渉中であります。
ところが米軍の脱走兵が非常に多くて、東京地区だけで三百名からあるということが明らかになつて来るに及んで、これは事態は取りやめるべきでないと、これはやはりもう一度お願いして見ようと、こういうことになつたわけなんです。だから相馬委員のおつしやる通りなんです。私ども実は留保になつて二日間、緊急質問を二日間遅らせられるということは、緊急性ということからはちよつと遅れるのですよ。
殊に脱走兵の問題なんかというと、これが質問の対象になるかどうかも相当議論の余地はあると思います。殊に行政協定そのものに対しては代表質問、各派の質問が一昨日もあつたばかりなんですから、一つ……。
きようの新聞にも、総司令部のスポークスマンが発表いたしておりますように、東京管区だけで三百人の脱走兵がある。この連中が犯行の大部分をやつておるというような記事が出ておりますが、その連中が犯行をやり、しかもそれをつかまえることができないということになると、これは非常に重大な治安上の問題なんで、こういう点をどうお考えになつておるか。
それから脱走兵のお話が出たのでありますが、これはCIDの方から、犯人の名前なんかは全然私の方に通知を受けておりません。もし通知を受けておつたら、逮捕はきわめて容易だろうと思いますが、CIDの方にも、だれがやつたかということがわかつておりませんので、従つて私の方に氏名を連絡する方法がないわけであります。
以上のごとき支障が発生することを、考慮しなければならないのでありまして、ただいま実質上これら労務者が完全に保護せられるかいなか疑問の余地ありと申し上げましたが、そのなまなましい実例といたしましては、昨年某基地におきまして日本人労務者の警備員が、職務に忠実の余り脱走兵を追跡いたしましたところ、その脱走兵から射撃をされるといつた事件が、発生いたしたようであります。
これは佳木斯からの脱走兵でありますが、そのとき拳銃の彈丸からして、兵庫縣で行つた事件と愛知縣で行つた事件とが、同一國銃によつて行われたということを調べたのでありますが、これはその当時私どもで比較顯微鏡を初めて求めまして、拳銃の彈丸の事件でもあつたときにと思つて約二年ばかりけいこしておつたのであります。