1949-04-22 第5回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
これは数字の面で少し申し上げますと、大体二省分割によりまして、機構改革あるいは人員の不足、それから行政整理によつて大幅な首切りが行われる。現にまたこれは行われつつあると私は思います。方々でそういう現象が現われております。結局労働強化になります。こういう点をとつても、大臣の非常に善意ある御説明では、頭の中では相当のことが申されておりますが、実質の面では、もうすでに現在の状態がどんどんこわされている。
これは数字の面で少し申し上げますと、大体二省分割によりまして、機構改革あるいは人員の不足、それから行政整理によつて大幅な首切りが行われる。現にまたこれは行われつつあると私は思います。方々でそういう現象が現われております。結局労働強化になります。こういう点をとつても、大臣の非常に善意ある御説明では、頭の中では相当のことが申されておりますが、実質の面では、もうすでに現在の状態がどんどんこわされている。
二、三の郵便局、電信局、電話局を廻りましたが、先般新谷委員からちよつと御報告があつたように、この二省分割のために無理矢理に課を作り、係を作りましたような面が多々あるように拜見して参りました。百名以内の課を作り、庶務係とか通信係というようなものをわざわざ作つたような面が多々ありまして、これはこの二省分割のためにわざわざやつたような感じが非常にしたのでございます。
二省分割と首切りの問題は別である、ただ人員整理は独立採算がどの程度にうまく行くかどうかによつて決まることである、独立採算制の結果赤字になるようであれば、料金値上か、首切りをするか、どちらかをやらなければならないだろうが、自分としては両者とも実施したくないから、両者ともしなくて済む独立採算制について研究する。大臣のこの御意見は只今でも変りないかどうか。確認して置きたい、かように存ずる次第であります。
○田島(ひ)委員 今度の二省分割につきましては、行政整理、機構の簡素化ということが中心になつております。そういう点から見まして、行政整理が大きく問題になつておりますので、ぜひとも労働者の生活向上の問題をつけ加えていただきたい。大きく廣く調査するのは困難でございますけれども、可能な範囲で調査していただきたいと思います。
○石野委員 ただいま大臣の言われました二省分割の問題については、すでに法制化されておりますので、私はその点についてはいろいろ問題もありますけれども、今日大臣に対するお尋ねの主点にはなつていない。
○小澤國務大臣 石野君にお答えしますが、先ほども申し上げました通り、この二省分割、すなわち逓信事業復旧のためには、二省に分割する機構が最もよろしいものだということについては、昨年のマツカーサー元帥の書簡に基いて、また國会の審議を了して現在二つの法律があるのであります。
お話の行政整理の点でございますが、二省分割の建前で行攻整理を考えて行きたい。それについては行政整理の面が十分に整わないので、二省分割の法の実施についてもやはり六月一日まで延ばすのだ。こういうお話でした。そこでお尋ねいたしたいのですが、行政整理の考え方というのは、二省分割の線で、その機構の上に立つて行政整理をするのであるか、それとも行政整理を前提として二省分割が考えられているのか。
飯田精太郎、小泉秀吉 一、派遣期間 関東班 二月十五日より三月三十一日までの内五日間 関西班 二月十五日より三月三十一日までの内七日間 一、派遣地 東京都下、靜岡縣、愛知縣、大阪府、京都府、兵庫縣 一、費用 概算 八〇、四〇〇円 内 訳 議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円十一名六七日分) 次は逓信委員会議員派遣要求書 一、派遣の目的 通信事業復興状況並びに郵政省及び電氣通信省分割
藤枝昭信君、小畑哲夫君、玉置吉之丞君及び中川以良君を十日間、 運輸委員長より、輸送力増強及び輸送サービス向上の実地調査のため、本月十五日より三月三十一日までのうち、関東地方に板谷順助君、小野哲君、高田寛君、大隅憲二君及び内村清次君を五日間、関西地方に丹羽五郎君、橋本萬右衞門君、入交太藏君、前之園喜一郎君、飯田精太郎君及び小泉秀吉君を七日間、 逓信委員長より、通信事業復興状況並びに郵政省及び電氣通信省分割
本日の議題は公報を以て御通知申上げました通信事業復興状況並びに郵政省及び電氣通信省分割に対する準備進捗状況調査の件でありますが、調査事項はここに六項目大体掲げてありますが、本案につきましては新谷さんの御発議がありますので、新谷さんから簡單で結構ですから、一應お話を頂きまして、これに対する御決定を願いたいと思います。
逓信省の二省分割ということにつきましては、昨日の大臣の提案理由の御説明によつて了解はいたしました。併しその機構を拝見いたしますると、先程新谷委員から申されたごとく、この局にいたしましても、何かもう少し考えて貰う点がありはせんかということを私も考えるのであります。
○下條恭兵君 私共前内閣の末期に、二省分割の方針だけ決定しておつたのでありますが、幸いに吉田内閣におきまして、二省分割案をそのまま採用して頂いたことは有難く思つておるわけでありますが、と同時に、逓信省の機構問題は殆んど三年越しに及ぶ問題でありまして、そのために四十万從業員にいろいろな不安を與え、これが通信事業復興に惡い影響を與えておつた点が非常に多かつたのであります。