1952-06-18 第13回国会 衆議院 懲罰委員会 第14号
そうして二十年、徳田球一君が刑務所から出て来た。こういうことによつて、共産党の徳田球一君が、実力以上にその威力を発揮しまして、何か国民の英雄のように迎えられた、こういうような姿が現れた。つまり日本の国民の言論に対するところの批判性あるいは反省というものの秩序が、徳田球一をしてある意味におきまして——言葉があるいは失礼になるかもしれませんが、力以上に評価せしめるというふうになつた。
そうして二十年、徳田球一君が刑務所から出て来た。こういうことによつて、共産党の徳田球一君が、実力以上にその威力を発揮しまして、何か国民の英雄のように迎えられた、こういうような姿が現れた。つまり日本の国民の言論に対するところの批判性あるいは反省というものの秩序が、徳田球一をしてある意味におきまして——言葉があるいは失礼になるかもしれませんが、力以上に評価せしめるというふうになつた。
○吉橋証人 すでに約二年になりますが、徳田球一氏初め日共の大幹部を依然としてキヤツチできないという点は、治安当局としてはまことに申訳ない次第であります。その後も関係機関、特審、国家警察あるいは自治体警察、一層緊密に連携を保ちましてこの捜査を継続いたしておるのでありますが、全然これに関する情報はないというわけでは決してありません。
それと関連しまして、徳田球一氏以下八幹部がつかまらない、行方がわからないということを私はたいへん遺憾に思うわけであります。伝え聞くところによると、そういう地下の大幹部から基本的な指令が出ているというふうなことも言われておりますが、特審はそういう点について何か具体的な情報をつかんでおられるか。
○浦口委員 これはこの委員会で吉川特審局長がいつもたいへん追究されるのですが、徳田球一氏以下の幹部の行方については、調査部長としてどの程度調査ができておりますか。
そこで私が一番伺いたいことは、今度の法案が法律として制定されましたときに、私ども本当に望んでおります、今地下活動をしております例えば徳田球一氏ほかのかたがたでも、一日も早く地上に引出して、そうして制裁を加えられるというようなことにこの法律が役立つというお見通しはございましようか、どうでございましようか、法務総裁の御意見を伺います。
そうすればどこにあるのだかわからないのですから、或いは僕の家に徳田球一氏がおるかも知れないし、法務総裁の家に野坂參三氏がおるかも知れないということは、捜査官というのか何というのか、その疑う根拠があると考えれば、結局そういう所にも出入する。又なかんずく大学などに出入する。
吉河君と徳田球一君を比較して御覧なさい。吉河君が徳田球一君をどうにかすることができるとは、私は国会議員としてその責任にかけてできないと思う。
○田渕委員 私は率直に伺いたいのですが、第一、徳球以下の、徳田球一以下の地下へもぐつた者がいまだにわからぬこと、それからこのメーデーの事前の情報の収集その他においても、あるいはまた今日ずつと当委員会で吉河君に証言を求めても、具体的な確証は何も握つておらぬ。一体特審局は今日まで何をしておつたのかということを私はまず聞きたいわけなんだ。
○吉河証人 コミンフオルムの機関紙に徳田球一名の論文が出ました。いわゆる五全協なるものの会議で決定したと称せられる新綱領の説明を述べております。かような事実からして、これらの諸君が、こういうような活動に関與されているのではないかという疑いを持つ根拠があるものと考えます。
しかるに、いろいろの証拠から、今は地下に潜行している徳田球一君、かつてこれらの人々の執行委員長であつて、終戦後われわれと同じく議席を持つて、国会議員であつた徳田球一君の各によつて、コミンテルンと申しましたか、(「そんなものはない。」
スターリン、金日成、徳田球一らの像を入れたプラカードが彼らの手に掲げられていたことが全体の動向を如実に表明している。 (五)宮城前広場と神宮外苑の会場とは、メーデーとしては無関係だ。ただ、それを口実に暴力行為の動員へ大衆をかり立てようとしたものとしか考えられない。竹やりやしない、目つぶし、小石、火災びんなど、労働者の祭典にまつたく不必要なものを所持していたことからも明らかである。
その証拠として、あなたは、「スターリン、金日成、徳田球一らの像を入れたプラカードが彼等の手に掲げられていたことが全体の動向を如実に表明している。」
それから学生のデモが動き始めたときに、学生諸君の持つておつたプラカードというものは、たとえば日大の共産党細胞と書いたプラカードを持つた学生たちは、徳田球一氏の似顔を書いて、われわれの偉大なる先輩というような意味の徳田球一氏のあれを掲げておつた状態です。
ところがこれを除外しない理由として占領軍のほうでどんなことを考えておるか、それは別としまして、日本側の政府で恐らく拘泥したのだろうと思うのは、徳田球一、野坂參三というような前衆議院議員の諸君の問題だろうと思う。これは併し政治上の問題を抜いて、純粋に法的な問題として考えれば、そういう人たちに対しても現在大赦が行われる。
○鈴木直人君 次に独立した後においてこれに類似したような考え方で以て公職に就くことを禁止するとか制限するとかいうような日本独自の考え方から行く法律というようなものをこえておるかどうかという点ですね、例えば徳田球一その他の人も追放から解除されることは当然だと思うわけですが、勿論具体的にその人を言うわけではないのですが、いわゆる極左とか極右というものについての個人について何らかの公職から排除するというような
そうして徳田球一やなんぞがただいま逃げおおせまして、一体どこに隠れているか。私は北海道こそ最も怪しいところであると考えているのであります。北海道にはあまたの炭鉱がある。その炭鉱にはダイナマイトが多数ある。また室蘭には製鋼所がある。製鋼所を押え、炭鉱から持つて参りましたダイナマイトに鉄片を与えて来たならば、ただちにこれは手榴弾になる。
○中山福藏君 そこでお尋ねしておくのですが、刑事訴訟法に関して警察の捜査の面からどうしてもこういうふうにこの法律を改正しなければならないということがもう相当、例えば徳田球一君をお探しになる年数でも経ておるのでありますから、あなたがたの政府の立場として、この法律をこういうふうに改正しなければならんというようなことはお気付きになりませんか。
併し私考えますのに、現在の機構が余りよくないから、徳田球一君初め共産党の被疑者の連中が一年、二年近くなつてもつかまらないというようなことになつておるのじやないか、そのほうがよほど弊害が大きいのじやないか、こう思うのでありまして、特審局とそれから国警のそういうふうな情報網、これを一本にしてお互いの反撥をなくし、これを強力にやつて行くということは非常に早急を要する問題ではないか、こういうふうに思うのでありますが
これは何党でも要求があれば、国家機関として当然のことだと思うのでありますが、ただ私は不可解に存じますことは、たとえば共産党の徳田球一氏以下幹部の諸君が、何か地方ビユーローの中で大いに活動しておるというような、これも新聞でありますが、そういう報告をあなたはなさつた、こうなつておるのであります。
それから私昨年の夏西郷委員長と北海道全道とは申しませんが、北は網走の徳田球一が十九年ですか、入つておつた監獄の辺からずつとくまなく調査いたしまして、特に北海道の諸君が対ソ関係をどういうふうに見ておるかということについて特別の関心を持つて、社会党でなしにむしろ反対の自由党、民主党系のその地方で指導的な地位にある人にひそかに個人的に尋ねてみましたが、内地で伝えられるようなそういう恐怖感は、先に斎藤長官が
小さな例をとつてみれば、たとえば共産党の党首である徳田球一君、この辺と共産党員であるいろいろな者、それが全部同じ生活であり得るはずがない。またあり得ない。大体今野君が背広など着ているということがおかしい。なぜ菜つぱ服でも着て、その辺のガードの下ででも最低生活をせぬか。そういうのを暴論という。
その一番の重点は、徳田球一氏からソ連共産党にあつてて、あるいはソ連政府にあてたものだろうと思いますが、共産党にならない者は日本に帰してはいかぬというような書面を出したというようなことで、非常に問題になつたことがあるのです。そこで私どもは、引揚げされる方々が日本に着かれるたびごとに現地の舞鶴までお迎えに行つたり、当委員会においでを願つて現地の模様を親しく伺つているのです。
ことに田口村の隣りにある臼田町という町の佐久病院という病院、これにはかつて高倉輝やあるいは伊藤憲一君などが療養をしておつたことがございまして、例の有力幹部の地下にもぐつた際などは、徳田球一君はこの病院にひそんでおるであろう、こういうようなうわさも立つたほどであります。最近私ども聞いておりましたことは、日共の活動が最近ある特定地区へ非常に重点的になつている。
徳田球一君以下多数の共産党の被疑者はいまだにその足跡をくらましておる状態であります。又法務府特審局では日共テロ化を重視して、目下全国会議を開催し、緊急対策を講じておることを報じております。又一方、講和條約発効後、極右団体の極右活動が活撥化する徴候が見えておるとも伝えられております。その他種々のデマ風説が乱れ飛んでいて、国民は国内治安の状況について半信半疑であります。
○梨木委員 今度追放されておる者についての訴願の制度を設ける法律ができましたが、この法律で、昨年の六月六日の連合国最高司令官の指令によつて追放されました日本共産党の中央委員徳田球一氏ら二十四名、そのほかアカハタの幹部あるいはまた九月六日に追放されました細川嘉六君やあるいは上村進君など四名の国会議員、こういうものについても訴願の手続によつて追放を解除するということは考慮されておるのかどうかを伺いたい。
その際新聞記事によりますと、女学者の武林無想庵さんのうちや、徳田球一さんの弟さんの徳田正次さんなど二十五箇所の家宅捜査を行つておるのであります。そしてその記事によりますと、人民新聞だとか党活動指針などを初め、反米パンフレットなどの証拠書類の押収を行つたとなつておりますが、しかしながら武林無想庵さんのうちではほとんど何にもなかつたというように出ております。
これは国民の本質から考えても、二千数百年の間に右翼的に訓練を受けたものが、ここに偉大な指導者が出て一朝号令をかけるならば直ちに日本の国民は右翼になり得ることは火を睹るよりも明らかである、今徳田球一氏が号令をかけたところが、日本の国民が直ちに左翼化するとは考えられない。恐らく連合国といたしましてもこの点を、日本国民の本質から考えてむしろ右翼化することのほうを危険視しておると思うのです。