1948-04-14 第2回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第15号
御承知の通りこの不当財産取引調査特別委員会は、政界、官界、財界の淨化を目的といたしまして、特に衆議院に設けられたものであります。当委員会はこのたびいわゆる世耕情報をめぐる中曽根幾太郎氏の軍服拂下事件に関連いたしまして、辻嘉六氏から政界の各方面に相当多額の金円が散布されておる、こういう問題の調査を取上げた次第であります。
御承知の通りこの不当財産取引調査特別委員会は、政界、官界、財界の淨化を目的といたしまして、特に衆議院に設けられたものであります。当委員会はこのたびいわゆる世耕情報をめぐる中曽根幾太郎氏の軍服拂下事件に関連いたしまして、辻嘉六氏から政界の各方面に相当多額の金円が散布されておる、こういう問題の調査を取上げた次第であります。
○武藤委員長 やや遅れてお見えになりました証人倉石忠雄さん、保利茂さん、石田左近さん、これはすでに新聞で御承知かと思いますけれども、御承知の通りこの不当財産取引調査特別委員会は政界、財界、官界の淨化を目的として特に衆議院に設けられたものであります。
――――――――――――― 四月八日 國会淨化に関する陳情書 (第一四九号) 都縣会に國会入場パス交付の陳情書 (第一五八号) を本委員会に送付された。 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件 議員出欠の公表方法に関する件 ―――――――――――――
○田中(角)委員 この問題は前加藤委員長のときに海外新聞に、全然本調査委員会にかかつておらない当時でございましたが、実耕事件に絡まり、現在の衆参両國会議員に三十余名の該当者を出すということが非常に大きな見出しで発表されましたために、調査委員会としても取上げまして、調査委員会の本來の目的といたしまして、政界、官界、財界の淨化と言うけれども、昭和二十年八月十四日以降の非常に長い間各般にわたる調査事項を取上
このためには生産を復興することももちろん必要でありますけれども、この委員会のような機能によりまして官界、財界、政界の淨化をはかるにあらずんば、日本の敗戰のこの惨めな地位から立ち上ることはできない。それにはいかなる障害をも乘り越えていかなる圧迫をも排除してこの委員会の使命を達成しなければならない、こういう趣旨です。
御承知の通り、この不当財産取引調査特別委員会は、政界、財界、官界の淨化を目的として衆議院に設置せられ、活動しておるのでありまして、例の世耕情報をめぐる中曽根幾太郎の軍服拂下げ詐欺事件に関連して、辻嘉六なる人物が政界の各方面に相当多額の金円を撤布していることを探知いたしまして、しかもこの金の中には中曽根幾太郎が詐欺して多くの國民に迷惑をかけた金を含んでおるのでありまして、辻が政界に撤布いたしました金は
從つて政界の淨化というものは断じて行われないと考えます。
むろん官界の粛正、経済界の粛正なんかも目標にされてはおりますけれども、大体において隠退藏物資摘発委員みたようなものが、不当財産取引調査特別委員会になりましたゆえんのものは、政界の淨化にあると思われるのでありますが、その点から言いますと、この鳩山一郎氏はすでに政界から隠退されている人であります。すでに政界人ではありません。
あなたがこの不当取引委員会を尊重し、外資導入その他に対して、日本の政界を淨化し、経済界を淨化することが最も緊要だと言われるならば、みずからやられた方がはるかにこれは有効だ。なかなか人の祕密というものを探り出してうんぬんすることはやつかいな話です。ですからあんたがこれを明確にしておけば、われわれは安心してほかのことをやれる。
この問題につきまして政界淨化の立場から、当委員会で議題に供しまして、その調査に当つておるわけであります。この眞相を明らかにしますために、証人の諸君にも御苦労を願つた次第でありますから、さよう御了承を願いたいと思います。
○武藤委員長 それでは今日中曽根幾太郎及び辻嘉六に関する問題につきまして、政界淨化という立場から当委員会で眞相を究めることになつておりますが、それに関係してあなたの証言を求める次第です。宣誓をしまして間違いがありますと偽証の罪に問われますから、念のため御注意を申し上げておきます。 辻嘉六氏は檢業局におきましてこういうふうな陳述をいたしております。
思うにこの委員会の目的は、終戰以來行われました隠退藏物資その他の重要物資に関する不当なる取引を調査し、これに関係した軍人、官僚、政治家等の社会的、政治的責任を追究し、もつて官界、政界、財界の淨化をはかるにあると考えます。われわれの社会から惡と不正を排除することの必要は、あえて今日に限つたこどてはありません。
この問題は政界淨化、殊に群馬縣における政界淨化という点から見まして、ただに隠退藏物資の問題だけでなく、非常に重大な問題であると思うのであります。当委員会においても、ぜひこれを取上げお調べを願いたい。できますならば、適当なる委員数名をお選びになりまして、現地の調査を願いたいと思います。なお檢察廳の方からも、取調べの記録等を取寄せるなり、あるいは見せてもらいに行くなり、適当な処置をお願いいたします。
從つて記録によつて明確にされたところは、ただ中曽根事件に関する犯罪事件の面だけであり、辻嘉六氏をめぐる政界淨化の方面、言いかえればこれらの点に関する不当財産取引調査という面については何ら明確にされていない。
しかも本調査委員会の設置の目的は、政界、官界、実業界全般の粛正淨化が根本趣旨であることを考えまするとき、いやしくも政府の最高責任者に疑義のかかる本事件は、当然本委員会に上程されまして、至急これが実相の究明に当ることが、当然だと思うのであります。
この第二回國会におきましては、政界淨化を中心といだしまして、官界並びに財界をも含めたところの、いわゆる民主化の徹底のために、すでに不当財産取引調査特別委員会も発起を見ておるのでございまするが、われわれはこの際、過去の幾たびかの選挙、殊に敗戰後の二回の選挙を顧みまするときに、特に選挙の公営の必要を痛感する次第であります。
要するに日本のためになる、日本國民のためになるものであつたならば、すべて取上げて改界淨化のために本委員会において論議すべきものだと思いますから、本委員会の議題外の問題であるという、調査範囲外のものであるという司法大臣の御答弁は適当でないと思います。それから公開の問題でありますが、これはもし司法大臣の今の御答弁のようであつたならば、本委員会は終始祕密会でなければならない。
田中委員を御承知のように、今度の大会には政界淨化と選挙法改正促進決議案というものが通過したわけであります。つまりあれが話題に上つたわけであります。
○伊藤(恭)委員 本不当財産取引委員会は、政界を淨化し、官界を淨化し、財界を淨化するための委員会であつて、ただ單なる隱退藏物資の摘発のみに限らないということは、今度新たに発足した原則であります。この政界を淨化するためには、あくまでも超党派的にやらなければならない。しかるにわれわれの感じといたしましては、どうもそこが合理的に超党派的にいかないで、ややもすれば感情的な分子が加わつてくる。
それはこの調査委員会は、政界の淨化、官界の淨化ということが目的で、もちろんそれと同等以上の効果をもつ物資の摘発しかも正常なルートに乘せるというような結果も生れてまいりますが、本調査委員会の本質的な使命は、昭和二十年八月十四日以後における不当財産の取引を究明して、政界並びに官界、財界の淨化をするというのでございまして、私たちはその処理の方法を考えるよりも、一番むつかしいのは調査資料を求むることではないかということを
私は現下の日本の政局の安定を希望する上からも、それを擔當する政黨の淨化、向上の上からも、この際しかるべき政黨法のでき上ることを希望するものであります。
おのおの同志的立場によつて寄合いをいたしますれば、社會情勢が複雜であればあるほど、政黨の數が多からざるを得ないのでありまして、今日の政黨の數だ多いということは、今日の社會情勢が複雜多岐であり思想がいまだまとまつておらないというこてを如實に表現している一つの社會現象だともいい得るのでありますが、萬一將來の理想が二大政黨であり三大政黨であるとするならば、やがてそれは國民的自覺によりまして、思想が陶治され淨化