1948-06-25 第2回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第44号
その期間において公人をその職から退かしめ、あるいは官公吏をただちに罷免するというがごときことは、必ずしも民主主義國、法治國の維持する原則には適合しないと思います。しかしながら役所に仕えておる公務員のごときは、場合によつてはその執務に支障を來すことも起ります。現に起訴をされて監禁されておる者が、官廳の職務を行おうというたところが行えないのであります。
その期間において公人をその職から退かしめ、あるいは官公吏をただちに罷免するというがごときことは、必ずしも民主主義國、法治國の維持する原則には適合しないと思います。しかしながら役所に仕えておる公務員のごときは、場合によつてはその執務に支障を來すことも起ります。現に起訴をされて監禁されておる者が、官廳の職務を行おうというたところが行えないのであります。
我が國は民主主義國家として、鋭意その再建に努力を拂いつつありまするとき、他面において未だかかり封建的な暗黒面の存在を許すことは、根本的に矛盾するばかりでなく、民主主義的先進國と肩を並べて國際場裡に地位を復活しようとする失先におきまして、大いなる障碍となるものと申さなければなりません。
ただ如何なる立場に立つてこの法律を出すかという問題でありまして、本法案は先程申上げましたように、全く人類の理想、民主主義國家におきますところの理想という観点から立つておるのでありまして、從いまして反対の理由といたしまする実利的な問題につきまして、この間においては、どうも融合する点がない、こういうふうに考えまして、その説明だけを申上げて置いたような次第であります。
○大島政府委員 ただいまの獸医師会、装蹄師会を解散するというのは、御承知の通のこの会は組織がすでに強制的でありまして、加入もまた強制的でありますので、民主主義國家建設の上に、あくまでも政府の強制によつて加入脱退せしめることは、新憲法下の精神に反するものであります。
民主主義國家の建設を速やかにするために、一切の正邪を明らかにし、大胆率直に改むべきものは改めねばなりませんが、國の大元たる紀年のごときは十分に民主的手続と学問的方法により研究討議を盡し、愼重に愼重を期すべきであると存じます。かりに紀年に多少の誤差があるといたしましても、神武天皇の建國は否定できないことで、新しい歴史においてもこれは筆を起しておられる次第であります。
請願の趣旨は、憲法の制定に伴いまして、地方自治法の施行を見るに及び、中央集権的制度が打破せられ、逐次地方分権的に改められつつあるは、民主主義國家建設の途上にある日本のため慶賀にたえない次第であります。
○山田節男君 今の加藤大臣の御答辯中、平和條項という意味は私ちよつと誤解なすつたのではないかと思いますが、私申上げたのは、これは少し講義らしくなりますが、今日のいわゆる民主主義國家の最も進歩的なる勞働協約というものは、これは原則として四つのものを入れておるのであります。四つ原則があります。
この環境を打破して、平和な民主主義國家を建設するために、連合國軍におかれましては、世界的に著しく不足しておる食料の中から多量の食糧を放出せられ、また大多数の農民は、あらゆる悪條件を克服して三千五十五万石の供出割当を完遂したのであります。また本年度は一割の増産を達成すべく縣命に努力されておるのであります。
ポツダム宣言に予見された健全なる民主主義國家として新生するために、ぜひとも独立自主の精神を確保しなければならないのであります。 次には、われわれ日本の当面する政治的、経済的、社会適所困難を、單に國内的立場からばかりでなく、廣く世界的規模において解決しようと考えるものであります。
しかし、イギリスもアメリカ民主主義國である。ソ連ばかりが民主主義國というわけではない。従つて、民主主義政治を行う國においてこれからの問題を研究するということは当然のことであつて、もし政府が考えていなかつたならば、それは職務怠慢だと私は思います。(拍手) ————◇—————
民主主義國家における司法の職責の重要なることについては、今更申上げるまでもないところでありまして、新憲法下におきましては、裁判所は一切の法律上の爭訟に関する裁判権を有し、法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定し、又訴訟公手続等に関する規則を制定する等の、重要なる権限を與えられておりますことは、夙に御承知の通りでありまして、而も終戰後の社会的経済的混乱、動搖の中に処して、國家再建のために
民主主義國家における司法の職責の重要なることについては、今さら申し上げるまでもないところでありまして、新憲法下におきましては、裁判所は一切の法律上の爭訟に関する裁判権を有し、法律、命令、規則または処分が、憲法に適合するかしないかを決定し、また訴訟手続等に関する規則を制定する等の重要な権限を與えられて居りますことは、つとに御承知の通りでありまして、しかも終戰後の社会的、経済的混乱動揺の中に処して、國家再建
○芦田國務大臣 中崎委員より、わが國の防空対策について御意見を発表されたのでありますが、現在わが日本が憲法に声明したごとき平和國家、民主主義國家、文化國家として忠実にこの方向に進むという決心をし、努力をする限り、われわれの平和のすみかたる本土を侵略する國があるとは考えていないのであります。
今日私が説明するまでもありませんが、第二次世界大戰爭は、要するに全体主義國家群と民主主義國家群との戰いであつたことは申すまでもありません。この全体主義國家でありました日独併の國々が敗退をいたし、民主主義國家群が勝ち残つたのである。
○佐瀬委員 民主主義國家であるスイス、あるいはまたその革命以來民主主義刑法を標榜しておるスペイン等の刑法を見ましても、こういつたような犯罪三分的な立法をしておるのが相当あるのであります。
○斎藤説明員 私は去る三月七日から出発いたしました新警察制度に基きまして、國家地方警察本部長官の命を受けた次第でございます、私は命を受けました以上は、新しい警察制度の趣旨に從いまして、日本の民主主義國家にふさわしい警察の事務に向つて最善を盡してまいりたいと念願している次第であります。
戰爭後、敗戰の悲しみの中からではありまするが、ともかく日本は新らしき民主主義國家として飛躍的な成長を遂げなければならない状態に置かれましたために、過去の生活習慣とどうしても喰違つた感じの上にそうした民主的に飛躍的な発展を遂げなければならない現実と、今までの我々が習慣付けられて來た生活上の心理形態との間に、若干の喰違いがお互の間に生じておつたことも、これ亦否定することのできない事実であります。
言いかえてみまするならば、民主革命を行つていかなければならない政治の上においてしかり、社会的な諸制度の上においてしかり、すべての機構を一新いたしまして、民主主義國家に立ち直つていかなければならないのであります。
われわれ國民はこの報道に感奮興起して、今や眞の民主主義國家を建設すべく、一段の努力を拂いつつあるのであります。しかるに、その民主主義の象徴たらねばならぬ日本の國會が、過日のごとき、暴力國會として、非民的な醜い姿をさらしたことはマッカーサー元帥の報道を裏切るものであつて、國家の内外に大きな影響を及ぼしたのであります。
それから又一番炭鉱の生産の上らないという問題は、封建的國家からして民主主義國家への轉換に当りまして、つまり民主主義を穿き違えて、いわゆる無責任なる放縦勝手な考え方が一時一般國民全体、或いはこれもやはり炭鉱國家管理法の中にも入つていて、そうして自己の主張のみを主張しまして、勤労義務を怠つて、又現場の職員も労働攻勢に押されがちでありまして、指導監督に氣兼ねする。
しかし、かかる消極的な考え方によつて司法省の改廃問題を解決することは、國家行政機構の上に大きな欠陷を起させるということがわかりましたので、どうしても民主主義國家行政機構としては、國民のために行政部全体における法律事務を総合的に指揮監督していくのが合理的であり、かつまた行政経済の原則にも合致すると考えられるに至つたのであります。この考えが、最高法務廳設置法案立案の基礎となつておるのであります。
從つて日本の人口の問題を考慮いたしますときに、多くのヨーロツパあるいはアメリカの民主主義國家が、文化國家の建前として、人口の問題に對してどのような考え方をもつて對處しているかということを見ますときに、その國々は人口の問題に對しては一定の計畫性をもつことは絶對に必要である。非文化國家においては生み、殖えようと、あるいは自然に減退しようと、何ら計畫性というものをもつておりません。