2010-04-28 第174回国会 衆議院 外務委員会 第14号
そうすると、私ども、三十年後にその文書があったかどうかを請求して、それでなかった、そこまで待てという、それほど重要な、この問題というのは大変深い、日米の安全保障にかかわる、核密約問題を上回るすごい会談があの十分間で行われたと理解してよろしいんでしょうか。
そうすると、私ども、三十年後にその文書があったかどうかを請求して、それでなかった、そこまで待てという、それほど重要な、この問題というのは大変深い、日米の安全保障にかかわる、核密約問題を上回るすごい会談があの十分間で行われたと理解してよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 何かこの答弁を聞いていると、核密約問題の外務省の体質と同じじゃないですか。文書があるかないか答えられない。あれほど核密約問題で厳しい指摘をされた外務大臣が、なぜ今、過去の外務省と同じ答弁をされるんですか。 もう一度お伺いします。ある年限が来れば、この会談の文書は公開されるんでしょうか。
加えて、外務省による核密約の調査の結果として、一九五八年十月四日付けの会談録が明らかになりました。これは、当時の岸首相、藤山外相、そしてマッカーサー駐日大使の会談の記録ですけれども、その中でマッカーサー大使は、先ほど御紹介した五三年十月二十八日付けの声明の存在に触れて、これを公にして差し支えないなら甚だ好都合だと求めたけれども日本側は断ったというものです。
そして、核密約があったことももう既にお互い知っておるわけでございます。 私も丹念に読んでみたんです。読んでみて、ああ、これは復帰前から現在に至って沖縄の人々が懸念しておる言葉がついに出てきたなと。要するに、この核密約関係のものを読んでいくと、核が貯蔵されておる場所は那覇、嘉手納弾薬庫、辺野古弾薬庫と書かれておるんですね。
○井上哲士君 核密約のときと違って、これは日米合同委員会の議事録なんですね。日にちも特定されています。ですから、これは外務省に保管されているはずの文書でありますし、しかも、先ほどあった一九五八年の議事録でいいますと、アメリカ側の方は公開を求めていると、ところが日本が拒否をしたということなわけですね。
ですから、核密約とある意味同じ構図なわけですね。アメリカでは公開をされ、それを裏付ける資料もあると。しかし、前政権はこれを認めてこなかったと。こういう状態というのは外交に対する信頼を失うということで、あの核密約の調査も大臣が命じて行われたわけでありますね。
日米の核密約の問題に関連して幾つか質問したいと思います。 この問題をめぐって我が党の志位委員長が提出した三月十七日付の質問主意書に対して、三月の三十日に鳩山総理の答弁書が出されました。 この政府答弁書では、まず第一問、一九六〇年一月の六日に日米間で交わされた討論記録を日米間の公式の合意文書であることを認めるかという設問に対して、次のように回答いたしております。
そういう事実でないことについてきちんと事実を申し上げるということで、今回の核密約の大臣に対する報告書ができているというふうに考えております。 したがって、我々は、非核三原則を守る、そういう前提に立っておりますので、核の持ち込みということも認めないということでございます。
そのとき日本への核持ち込みに関する日米核密約の存在を裏づける解禁文書を見つけましたが、米解禁文書で日米核密約があるということがわかった最初の機会になりました。 そういうわけで、私自身、大変強い関心を持ちましてこの問題を追い続けてきました。十年前に退職して、その後、ほぼ毎年、アメリカの国立公文書館や各地の大統領図書館で解禁文書調査を続けております。
ですが、我々、今回は、文書の破棄の問題を調べるというよりも、一体何が起こったのかということを調べる中で、その主眼は核密約、いわゆる密約なるものがどういうものであったか、この真相を明らかにすることに専念しておりましたので、ですから、私は、最後に、今後さらなる調査が必要だと申し上げたのでございます。
○河野委員 その東郷文書の赤い箱は核密約に関する箱だったというふうに認識をしておりますが、核密約の問題を調査するためには、その箱の中に入れられたはずの十六の文書を検討するというのが非常に大事なことだったんだと思うんです。
今、核密約が焦点になっておりますが、きょうここで取り上げますのは、沖縄返還に伴う財政負担に関する密約の問題でございます。 これまで自民党政権は、沖縄返還協定で公表された日本側の負担は三億二千万ドル、それ以外の密約は一切存在しない、こういう見解をとってまいりました。しかし、菅大臣のリーダーシップで財務省としても調査を行って、三月十二日にその結果が公表されました。
総理は、選挙中のテレビの党首討論で、核密約について、あるという蓋然性が強い、アメリカに行って事実を調査し、しかるべきタイミングで国民に説明すると言った上に、オバマ大統領に核を持ち込ませないと、オーケーさせるまで頑張ると言っていたじゃないですか。 そうであるならば、こういう食い違いがある以上、ただすということで、オーケーさせるまで頑張るべきじゃないですか。言ったとおりやっていただきたいと思います。
○井上哲士君 この非核三原則と相入れないのが核密約であります。 先日の有識者委員会の報告書は、核搭載艦船の日本への寄港は事前協議の対象としないということをした一九六〇年の安保改定時の日米間の討論記録の存在は認めました。にもかかわらず、これは日米間の合意ではないと、密約ではないとしたわけで、これは成り立たない議論であります。
○木庭健太郎君 それともう一つ、先ほど議論があっておりましたが、核密約の問題をめぐりまして、大臣所信の中にも、外交を推進していく上で国民の理解と信頼を得ていくことが不可欠という大臣所信がございました。 この考え方を踏まえまして、この密約問題に関する有識者委員会の報告書での指摘を踏まえまして、外交文書を自動公開するとの方針を打ち出されたとお聞きしております。
それで、回顧録などをもとにということでつくられたということなんですが、まさにその大平氏が外相などとして、あるいは総理としてかかわった核密約の問題や、西山参考人にかかわる事件のエピソードについても書かれておりまして、そこで、イントロダクションというひとり言を口にするようになったというお話や、ライシャワー氏が核兵器を搭載した艦船の寄港について事前に外務大臣である正芳に通告したということや、それから、「表向
前々回の質疑に続いて、日米核密約問題に関連して質問いたします。 まず、外務省に確認しますが、二〇〇〇年から二〇〇九年までの十年間に、米原子力潜水艦は合計何回日本に寄港しているか。そのうち、ロサンゼルス級及び改良ロサンゼルス級の原潜の入港回数は合計何回でしょうか。
きょうは、核密約問題を中心に質問をさせていただきます。 この核密約の解明は、政権交代あるいは岡田大臣のリーダーシップなしにはないというふうに認識しているわけですけれども、先日の外務委員会での密約問題に関する御報告を大臣から聞かせていただきました。
○笠井委員 いざというときはあると、まさに、日米核密約のもとでは、日本に核兵器が持ち込まれる仕組みと体制は引き続き日本列島を覆っているということであります。 それから、大臣、一点確認したいんですが、これまではなかったと言えるという根拠は何ですか。
核密約の徹底解明とあわせてこの問題も大いに議論したいと思いますが、まさに被爆国としては、核兵器廃絶そのものを主題とした国際交渉ということで前面に掲げて、その中で効果的な措置、部分措置を本当に具体化していくということこそやるべきことだということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 円委員から核密約に関するお尋ねがございました。 今まさに円委員からお話がありましたとおりであります。新政権なればこそできたことだと、そのように思います。 国民の皆さんには、どうも核の持込みに関して旧政権の中で日米で密約があったんではないかと。密約という言葉で、どうも不信感、外交に対して不信感というものが相当強くあったと思っております。
今週の火曜日に外務省の有識者委員会が発表した報告書で、過去に核密約があることが分かりました。過去の自民党政権では、非核三原則と言いつつ他方で核の持込みを認めていたわけですが、歴代の自民党政権がことごとく否定してきましたこの核の密約の存在を政府が認めましたのは、私は政権交代の成果だと思っております。鳩山政権でなくてはできなかったことなんですよね。
三月九日に調査結果を発表しましたいわゆる核密約問題につきまして、これまでの、広義での密約として、事前協議の必要性につきまして両政府の解釈の違いというのを認めて、従来これを暗黙の了解のままにやってきたということを事実として認められたと思いますが、では、今後、いわゆる暗黙の了解というものを継続させていくのであるのか、この点につきまして、これを発表しました外務大臣はどうお考えであるのか、伺いたいと思います
そこで、核密約問題については、本会議や予算委員会はもちろんですが、国会としても、調査特別委員会を設置して、徹底審議それから真相の究明が必要です。 委員長に申し上げたいんですが、当委員会でも、参考人質疑に加えて、十分時間をとって集中審議を行うことを求めたいと思います。理事会で諮っていただきたいと思います。
○小野寺委員 よくわからないのは、核密約についてはオープンにする、いろいろなことを調べる、そして、それは今までの政権が悪かった、私たちはこうやって見せるようになったんだと。今度は、東シナ海の写真、これは新聞社も撮っている写真、その写真を見せてくれと言ったら、いや、これは出せない。なぜ出せないか。それは今までの政権と何にも変わらない。
まさにそういう点でいうと現在の問題でありまして、日米核密約のもとで、日本に核兵器が持ち込まれる仕組みと体制というのは引き続き日本列島を覆っているということであります。 ですから、そのよりどころにしている討論記録でありますから、それを廃棄するというのは当たり前でありまして、あくまで廃棄するつもりはないということで、何の働きかけもしないんですか、その点では。保証は国民に対してどうするんですか。
いわゆる核密約の問題、これは何か核の問題において密約があったんじゃないかということが取りざたされてきたと、そのことが国民の皆様方の政治に対する不信感というものを募らせたということは、これは紛れもない事実であったと思います。新政権になって、やはり密約があったかどうかということを徹底的に調査をする必要があると。
とりわけ核密約の存在でありますが、これは唯一の被爆国である我が国そして国民に対する私は重大な裏切り行為だと、こういうふうに思っております。
○高嶋良充君 政権交代後の大掃除といえば、韓国では前大統領が訴追をされるというようなことまで起こるわけでございますけれども、鳩山政権でも官房、官房というか、外交機密費の官邸への上納の問題であるとか、あるいは核密約文書、外交機密文書の問題であるとか、徐々に大掃除がされてきているというふうに思うんですけれども、一度各省庁に一斉に大掃除をするようなことも含めて考えていただいたらなというふうに、これは御提案
最後の最後に、その核密約問題、あるいは密約問題と申しましょうか、全体の取りまとめに当たっておられます北岡伸一東大教授のことについて、私が若干懸念いたしますことに出会いましたので、これは、私も本来はこういう場で取り上げまいと思っておりましたが、ジャーナル等々に出るようになりましたので、ちょっと懸念されますので、お願いをいたします。
高村 正彦君 笠井 亮君 服部 良一君 ………………………………… 外務大臣 岡田 克也君 外務副大臣 武正 公一君 外務大臣政務官 吉良 州司君 外務大臣政務官 西村智奈美君 外務委員会専門員 清野 裕三君 ————————————— 二月一日 辺野古新基地建設計画の撤回、核密約
その前三者については、いわゆる核密約、二つ目はまたちょっと違って、半島有事の際の出撃に伴う密約。いずれもこの前三者は、いわゆる日米安保条約におけるところの事前協議の対象になるや否やということからきた密約である、こんなふうに思うんです。 私、この核密約に取り組む岡田外務大臣の姿勢というのは非常に高く評価をしております。大事なこと。
やはり、外務省の中での議論、あるいは政権政党内における議論、連立与党の中における議論、いろいろあろうと思うんですけれども、そういう意味で、核政策をきちっと確立した上でこの密約の問題にも立ち向かっていかないと、核政策があいまいなままにしておいて、とりあえず前政権の間にずっと引き継がれてきた核密約について、言葉が悪いかいいかはあれですが、暴露してしまう、こういうことではなかなか難しいんじゃないかと思います
つまり、密約の対象としての、先ほど言った事前協議の対象云々という話については、ポスト核密約という、核密約のこの問題が終わった後、日本政府がどういう核政策をとっていくのかということと非常に微妙に絡んでいる問題なので、これは後でちょっとお聞きします。ちょっとそういう、すんなりと、はい、わかりましたとは言えない問題だと思います。