1957-04-03 第26回国会 参議院 内閣委員会 第16号
今のお話の点でございますが、新制大学発足後、いわばタコの足大学等と言われまして、校舎等が一つの大学で各地に分散しているという実情もございまして、非常に多くの守衛でありますとか、その他単純な労務に服しておられる方が多かったのでございます。そういう点は一面大学の整備統合という観点から、逐次分散して非能率的な経営のないようにする努力を文部省としては払っていきたいと思っております。
今のお話の点でございますが、新制大学発足後、いわばタコの足大学等と言われまして、校舎等が一つの大学で各地に分散しているという実情もございまして、非常に多くの守衛でありますとか、その他単純な労務に服しておられる方が多かったのでございます。そういう点は一面大学の整備統合という観点から、逐次分散して非能率的な経営のないようにする努力を文部省としては払っていきたいと思っております。
(拍手) ただいまの原田委員の御質問でありますが、義務教育の教員の学力は、大学卒業、すなわち四年をもって原則といたしておりますことは、新制大学発足の当時より決定しており、今日も同様に考えております。しかし教員の需給関係から臨時的措置といたしまして、国立の主として教員養成を目的とする大学及び学部において、二年終了者に二級免許状を与えて参りました。
それが現在では新制大学発足の当時昇格して鹿児島大学の水産学部かに昇格して、現在鹿児島にもこの船員養成機関は一切ないと思いますね、私はそうじやないかと思つております。
勿論、新制大学発足以来日なお浅く、大学の内容には足らざるところが多く、法の規定内容が年々歳々改正されつつある現状でありますことは、私どもも認むるものでありまするが、かと申しまして、それだけを以て大学の定員、教育研究施設等の規定が、時の行政府の手中に壟断されてよいということの理由には少しもならないと考えます。
ただ新制大学発足以来四年たつております。同時に又大学院も考えなければならない、一律に七十二の大学を同じ程度に、同じ内容に充実して行つて、その上に完成した暁に大学院を置くというようなわけにも行きにくいような状況がございますので、特別に大学院を置きます大学は、従来からそうした基礎のある大学に先ず第一着手として置いたようなわけでございます。
従いまして、その行政大臣が、いわばかつてにこれをつくりましてもよろしいのでございますけれども、しかし大学の設置につきましては、事が専門的、技術的の問題でありますので、学識経験者が集まつておられ、また新制大学発足当時において認可いたしましたあの設置審議会の意見を聞くことが妥当と考えまして、新制大学発足当時以来、国立大学につきましても、大学設置審議会の議に付してその意見を聞いて参つております。
ただいま大藏省とわれわれの方とで折衝いたしまして、一應事務的におちついておりまする経費は、新制大学発足のために約九億の金額を計上いたしております。これはもちろん國立大学に関する部分だけでございますが、この九億の中で、新制大学が発足いたしますると、旧制の專門学校と申しまするもの、あるいは旧制の大学は、一部分生徒を募集しないので経費が不要に落ちるわけであります。