1953-03-12 第15回国会 参議院 予算委員会 第35号
従いまして、首相は我々の同僚議員山本勇造氏が書いた「米百俵」という小説に現われているように、飯を食わなくても教育するのだ、こういう精神に立つて、教育優先の建前から飽くまで現員現給を守つて、本法案の施行に伴つて予想される首切り、それから教員の給与引下げ等は行わない、こういう決意であろうと存ずるのでありまするが、是非この点について明確に答弁されて、全国五十万教職員に勇気を与えて欲しいと思います。
従いまして、首相は我々の同僚議員山本勇造氏が書いた「米百俵」という小説に現われているように、飯を食わなくても教育するのだ、こういう精神に立つて、教育優先の建前から飽くまで現員現給を守つて、本法案の施行に伴つて予想される首切り、それから教員の給与引下げ等は行わない、こういう決意であろうと存ずるのでありまするが、是非この点について明確に答弁されて、全国五十万教職員に勇気を与えて欲しいと思います。
この教職員の身分、待遇の問題につきましては、戦後において教育優先という立場から、各自治団体が苦しい財政の中から、何とか他の一般公務員より優遇するとかいうような実をあげて来ましたし、われわれ全国の教育委員の協議会等におきましても、国会に請願をし、陳情をいたしまして、さきに例の義務教育半額国庫負担法ができたばかりで、すでに国庫が負担してくれるという方向は定まつており、漸次安定した方向に進み得るというときに
その教育優先の意味におきまして、すべてのことを私自身といたしましてはやつて行きたいと思います。でございますから、ただいままでに教育施設が接収されておりますのを、その後どういう経過並びに努力によつて、どういう結果になつているかということは、私まだよく存じませんから、事務当局をもつて御答弁させます。
すなわち、独立日本の門出に当り、政治における教育優先の原則を確立し、憲法に保障いたします義務教育費が国策の根幹であることを明らかにし、わが国が教育分化を尊重するゆえんを中外に鮮明するものでありまして、その意義はきわめて大なるものがございます。
○委員外議員(中川以良君) 私は東京都のお立場はよくわかるのでありますが、不法占拠、不法建築をしたような者に対して、一向東京都としての権威を以てお臨みになる御態度に出なくて、徒らに学校のほうにいろいろ理窟をお並べになることは非常に遺憾であつて、一つ本日を契機にお考え直しを頂いて、何とか教育優先主義の立場に立つて一つ御善処あらんことを私は要望いたしまして一応ここで局長に対する質問は打切つておきます。
しかして真に平和な文化国家たる新日本を、われわれは心から希望して新学制を支持し、わけても六・三制の義務教育が、終戦後の大きな負担であるにもかかわらず、われわれは教育優先の立場を堅持し努力して来たのであります。六・三制の発足によつて、その校舎の充実がまずあげられ、その結果三の中学校の校舎は曲りなりにも現在の状態にまで整備されましたが、六の小学校舎の問題は未解決であります。
これはやはり義務教育優先の関係であとまわしにいたすことがないようにと思つて、努力しておる次第でございます。現在の状況が、保育所については補助があり、幼稚園については補助がないというところから、いろいろな問題が起つて来るのだと思つております。
教育優先教育優先と言うが教育を守るためにたかがコンクリートの塀一つ立てることにさえも金を出し渋つているその心情の一端を私は発見する。こういうような公約の下にあつて、あなたのような卑屈な、言葉が過ぎたかも知れませんけれども、教育者の信念は飽くまで抜けている。池上の校長さん方を御覧なさい。周囲がどんなに特飯街に賛成しても敢然として校長が反対をした。
当然これらについてもいろいろ折衝が始まると思うのですが、そこでお聞きしたいことは二兆億円の要求を認めることはできない、どうしても……その場合にはいろいろな削減があると思いますが、教育関係においては大蔵省はどういう態度であるか、非常に抽象的な尋ね方でありますが、前回の総理大臣の施政演説においても教育優先とか教育尊重ということがあつて、前の国会においても大蔵大臣も特に義務教育尊重というような点についても
従いましてあなたのほうでも、又更に文部省とも十分連絡をとられまして、十分調査されまして、そうして教育優先、教育施設の尊重という立場から善処されるように要望いたします。
○岩間正男君 これは教育優先という面から、当然文相は取上げなければならん一つの問題だと思います。是非御研究になつてこういう点に基本的な線を打込んで頂きたい。といいますのは、先ほど矢嶋君の質問だと思いますが、やはり六・三制の十八億がこれでどうも飛びそうになる。
ところがそれもできないような現在において、国が無償に持つて行くまでの暫定的な措置として、努力として、地方の教育財政について相当な枠付けをするというう立法は、何らこの憲法上から言うならば地方自治を侵害しないものであるという見解を持つので、岡野自治庁長官先程のお話は、法律上の一応の御意見であるが、教育優先の立場からいうならば、文部大臣の意見というものも十分採つて用いる理由があるのではないかとこう思われるわけなんで
(拍手)かつて本院が、第九回議会で、文教再建に関する決議において教育の尊重と教育権の独立を強調し、もつて政治における教育優先の原則を確立いたしたのは、まつたくこの精神の表明にほかならないと思います。幸いにして、祖国再建の精神的基礎をなす教育刷新の大事業は、諸君の全面的な御努力によつて、制度的にはほぼ完成いたしました。
即ち本県は過去において民事部の強力なる指導によりまして、義務教育優先の建前から、高校の校舍が大規模に統合されまして小、中学の貸與されたために、小、中学は一応〇・七坪の標準を超えている。従つて国庫補助金の配分が後廻しにされているが、他方高等学校は校舍狹隘のために、甚しい困難を嘗めている次第であります。
議会におきましては先般御承知の通り教育優先の原則を確立する決議案を可決いたして、政府もその方向に向つて努力いたしておることも御了承下さることと思います。教育の問題はただに本年度の問題でなく、久しきに亙る数年度或いは数十年度の将来を見通しての計画を立てる必要がありますので」云々、尚、二十三年十二月四日、第四国会では、吉田首相は「尚、特に附加えたきことは文教の刷新、民生教育の徹底であります。
御承知のように六、三、三、四という体制は、昭和二十一年の八月に第九十帝國議会において、衆議院において政治における教育優先の原則というものが満場一致決議されて通過したのであります。更に又全國民から幾百万という義務教育延長の請願があり、政府が非常なる英断を以てこの新らしい制度を施行することになつたのであります。而もそれは第一次吉田内閣が関係された非常に大きな仕事であつたと思うのであります。
敗戰直後の経済的危機に開かれた二十一年八月の第七十議会においても、文教再建に関する決議案は満場一致を以て可決され、政治における教育優先の原則が確認されたのであります。然るに文教予算がともすれば軽視され虐待されることは甚だ遺憾と思うのであります。
○高津委員 教育優先の見地から、総予算などからあとう限り教育のために、特にこの際は新制大学のために思い切つて多額の支出をすべきであり、そのために私たちは努力しておるのでありますが、それにしても限りある財源しかない現状において、各縣に不完全な新制大学をスタートさせることは、國費の濫費というか、非常に不経済な使用方法であるということが考えられるのであります。
○高津委員 知事などには、いわゆる原案執行権というようなものがあつたのでありますが、その反対に、教育優先の原則を認めて、教職委員会のきめた予算というものは、特に地方議会は尊重せねばならぬとでもいうことがなければ、いつも教育予算の方が削減されるような結果になりがちであろうと思うのですが、政府はそういう教育優先の原則のようなものを、地方議会に対して背負わせるような考えはないのですか。
このことは我々といたしましても、非常に重大なる問題として、從來ともしばしば議会を通じ、いろいろの方面を通じて、この増額に対して、意見を述べて來たのでありまするが、政府は從來教育優先とか、或いは教育尊重とかいう言葉を以て教育に非常に深い関心があるかのように言つておるのでありまするが、ところが予算的措置に至りますと、誠にその誠意が疑われるのでありまして、僅かに四十一億の予算を以てしては到底新制中学の建設費