1976-05-13 第77回国会 参議院 外務委員会 第5号
○国務大臣(宮澤喜一君) これは先だっても本会議で申し上げたところでございますが、戸叶委員のお尋ねであったと思いますが、やはり大きな政治の目標としてはそういうことを考えておくべきであろうと思います。したがって、当面そのようなことが実現するような条件をどうやって整備していくかということに努力をいたすべきだというふうに考えておるわけでございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) これは先だっても本会議で申し上げたところでございますが、戸叶委員のお尋ねであったと思いますが、やはり大きな政治の目標としてはそういうことを考えておくべきであろうと思います。したがって、当面そのようなことが実現するような条件をどうやって整備していくかということに努力をいたすべきだというふうに考えておるわけでございます。
したがいまして、わが国の平和努力というものはそのような格差を少しでも縮小していくということに向けられなければならないということに当然なるわけでありまして、しかもその方法は、戸叶委員の言われましたように、具体的にじみちなものでなければならないというふうに考えております。
○国務大臣(宮澤喜一君) これは先ほど戸叶委員にも申し上げておりましたように、歴史の長い協定で、そして比較的うまく動いておる。しかも、東南アジアの国々に関心が深いというようなことから、一次産品の中では一つの典型的なケースであるし、また、わが国がこのような問題に対処する今後の姿勢という方から言いますと、テストケースであるというふうに考えておるわけでございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいまの戸叶委員の御発言並びに委員長からの御要望でございますが、特許制度の国際化に対応する体制を整えますために、政府といたしましては関係省庁間で十分に協議をし、努力をいたす所存でございます。
○委員長(高橋雄之助君) ただいま戸叶委員から発言がありました内容については、先刻理事会でもいろいろ協議いたしまして、その趣旨に対してはわれわれは反対するものではない。しかし、外務委員会としては、過去に、いまもお話ありましたとおり、第十六回ないし第二十五回、二回だけ附帯決議をつけたことがあるわけでございます。それこそ条約そのものについての関連でございました。
○田英夫君 これは、先ほど外務大臣が秦野委員、戸叶委員にお答えになったことから、当然そういう事実はないというお答えが返ってくることを予想したのでありますけれども、現在、日本国民が最も注視をしておりますのは、いわゆる政府高官の名が果たして公表されるのかどうかという問題であります。
○田英夫君 私もロッキード問題について一、二伺いたいのですが、事件そのものを解明する問題については、私どもも国会議員の責務から調査を進めておりますが、この点については場所を改めて御質問をすることになると思いますが、本日は外務委員会でありますから、外交関係にまつわる問題についていま戸叶委員の御質問に補足をする意味でお聞きしたいと思います。
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいま戸叶委員がまさしく指摘せられましたように、この問題は、まだ歴史の浅いわが国の民主政治の現段階で生じました非常に大きな事件であるというふうに考えます。
すなわち、米国の外交政策の最も大きな柱は、米ソのデタントの推進ということであろうと思いますが、これはよく戸叶委員が御承知のように、力の均衡ということを基本の哲学にして核戦争の危険を減らしていこうという考え方でございます。
それで、ただいまの段階は、これはもうよく戸叶委員が御承知のことでございますけれども、いわゆるソ連側におけるバックファイアと呼ばれるところの兵器、アメリカが開発いたしましたクルージングミサイルと言われるところの兵器、これが核兵器運搬の手段に果たして属するものであるか属さないものであるか、属すると仮にした場合に、その間について数量上のどのような協定が可能であるかといったようなことをめぐっての問題が、最終段階
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいま戸叶委員の御指摘のような長い経緯を経まして、ようやく国際経済協力会議が開かれることになったわけでございますが、これにつきましては、先般の準備会合の際に幾つかの合意がございまして、その合意点を閣僚の会議にかけるということになることになろうと思います。
恐らく農政というものに従事しておられる方々、これは役人諸君を当然含めまして、これは常にいま戸叶委員の言われるような問答を心の中で繰り返しておられるに違いないのでありますから、この人たちが決していま言われましたいろいろな点に留意していなかった、あるいは無視しておったということでは私はないであろうと思います。
○国務大臣(宮澤喜一君) 御指摘のように、一九五〇年代、六〇年代にかけまして、ただいま戸叶委員が仰せられましたように、食糧、ことに小麦はいわゆる買い手市場であったと申し上げることができると思います。またその期間は、アメリカが膨大な余剰農産物を抱えておった時代でもございます。
ですから、いま外務大臣が、後でまたよく検討してみてからというふうに言われましたけれども、この点は本当にさっき戸叶委員も言われましたが、大国との関係、大国の顔色をうかがってどうするかという問題ではなくて、これらの諸国との関係をどう正しく打ち立てていくかということについては、いろいろな日本の経済の問題についても重要な位置づけを持つのではないかと思うので、その点は今後十分に自主性を持った立場で外交姿勢を取
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいまの戸叶委員のお尋ねでございますが、確かに、通貨の問題につきまして長年論争をいたしておりました米国及びフランスの間におきまして、いわゆる変動相場制というものをIMFの体制の上でどう考えるかということにつきまして一つの了解が成立したということを、各国の蔵相、蔵相代理者の会議において紹介があったわけでございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいま一九三三年の会議との対比についてお話があったわけでございますが、戸叶委員は、当時の会議をすでに御自身の体験として御承知でいらっしゃいますし、私どもはいろいろ文書でそれを読むという間接的な体験しかございませんけれども、しかし、今回の状況と比べますと、一つはやはり戦争というものについての世界的な否定、戦争というもので事を解決するということについて世界の多くが非常に否定的
○国務大臣(宮澤喜一君) 先ほど戸叶委員にも申し上げたことでございますが、私といたしましては、すでに崩壊したブレトンウッズの諸制度が、それにかわるべきものをいま模索しつつ新しいものが生まれていない。
そういう問題をくるめて、ひとつ国連においてコンセンサス方式に基づく話し合いができないかという、そういう決議案についてわが国も発案者の一員となったわけでございますが、こういうこともいま戸叶委員の示唆されましたような方向に事が発展していくことを実はこいねがってのことでありまして、願わくはそういうふうになってほしい、また、そのためにわが国としてはわが国独自の努力をいたしたいと考えております。
と申しますのは、そのような協議の必要が現実にあるということのほかに、ただいま戸叶委員が御紹介になりましたような考え得る方策については、いずれにしても当事者——南北両方がともかく反対でないということでございませんと実現の可能性はないわけでございますが、ただいまの段階で両者がそのような方式に合意をしそうだという確率は、実ははっきり私どもはつかんでおらないわけでありまして、したがって、その辺のことはやはり
そういうことはしかし、事は誤解から起こり得ることがありますので、米国としてはそのような読み違いがあってはならないという意図を持ちまして、かなり強目に、ただいま戸叶委員の言われましたようなことを意識して申したらしい形跡がございます。私はそういう印象を受けております。
○国務大臣(宮澤喜一君) それは確かに戸叶委員の言われますとおり、いままで外交努力はしておりながらも、その点が必ずしも国内の盛り上がる運動につながってこなかったという点は、いろいろ考え直してみなければならないところがあると思います。
○塩出啓典君 そこで、先ほど戸叶委員の質問に対しましても、外務省の定員が非常に少ない。いまのお話ではイタリアや西ドイツにおいても四千五百人とか五千五百人。イギリス、フランスのようにわが国よりも人口の少ないところでも八千人でありながら、日本の外務省の定員は三千五十人である。
○国務大臣(宮澤喜一君) 現実の事態の解釈につきましては、いま戸叶委員の言われましたような解釈を私もいたしておるわけでございますけれども、それに対しましての政府の態度は、やはり領土問題が解決をすると、それは平和条約の形で解決をするということがまず最初であり、前提でありまして、その後に友好条約というようなものを、もし必要であればそれは考え得ることでございますけれども、前提として、領土問題が解決されなければ
○国務大臣(宮澤喜一君) 一部先刻戸叶委員にも申し上げたことでございますが、これだけの条約でございますので、各方面にいろいろな議論があり、与党内にも御指摘のようにいろんな議論がございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) わが国の憲法からいたしましても、また、政府が現にとりつつあります政策から考えましても、戸叶委員の御指摘のように私どもも考えております。
○国務大臣(宮澤喜一君) 現在の豪州政府の基本的な理念といたしまして、ただいま戸叶委員の御指摘なされましたようなことがあるように考えております。具体的には、資源を輸出いたしますときの価格の問題でありますとか、あるいは資源開発に当たりまして、一定率の豪州資本の参加を確保しなければならない。
そこでやはり一つ問題になっておりますのは、ただいま戸叶委員が御指摘になりましたような、資源に関する考え方、現在の豪州政府が、過去における豪州資源の開発、ことに外国との関連における豪州資源のあり方につきまして、現政府としての考えがある。
○国務大臣(宮澤喜一君) 先般来のIEAにおきます討論協議の内容はいろいろにわたっておりまして、戸叶委員が御承知のとおり、各国の節約あるいは節約目標、また別途に合意されておりますいろいろな金融措置のほかに、ただいま御指摘の代替燃料の開発、代替燃料の開発のための金融措置、並びにいま御質問の中心であります価格の問題があるわけでございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) 私のお答えが不十分なことはよく気がついておりますけれども、練達の戸叶委員にはよく御推察をいただけることと思いますが、何分にも会談は非公開で行われておりますし、また、今年中にもその続きをいたさなければなりません。先方の立場もあろうと思いますので、私の御説明が不十分な点は御了解をいただきたいと思います。
したがいまして、それらをめぐっていろいろな御議論がございますことは仰せのとおりでございますけれども、私どもが考えております方向、それは先ほど戸叶委員が御指摘になりましたような方向でございますけれども、幸いにして、それがそのような方向で内容が決定をいたしますならば、自民党の党内においても私はさして困難な問題は起こらないのではないか。
○田英夫君 さらに、先ほど戸叶委員も触れられましたが、その後の参議院決算委員会で、一九六九年の佐藤・ニクソン共同声明を現状に発展をさせて、「韓国の安全は」というのを「朝鮮半島の安全は」というふうに拡大をして考えたいという答弁をされておりますけれども、これもあらためて確認をする必要がありませんから、私もそのとおり受け取った上で御質問をいたしますが、自主的な平和統一が望ましいと、こういうことになりますと
○国務大臣(三木武夫君) 法案を手がけておる小坂総務長官からいろいろ具体的なお話はあると思いますが、しかし、いま戸叶委員の言われるように、国土は美しいですから、この美しい国土を保全するという責任はあるので、そういう意味からいって、いままではとにかくこの高度経済成長という、まあGNPというのは、こんなに国民の間にまでGNP、GNPという国はどこにもないですね。
ただいま戸叶委員の御指摘になりました、やはりこの土地の問題を中心にした現在の問題というものはきわめて重要であって、これの解決は党派を越えてきわめて切実に国民から政治に求められているものであるという認識は、強く私は持っておるものでございます。
○国務大臣(小坂徳三郎君) 戸叶委員のただいまのお説は私も非常に共感をいたしますし、またお考えの筋道もよく理解できるわけでございます。しかし、一方から、政府がそのようなだんびらを引き抜くということは、必ずしも私はいい結果ばかりがあるとは思わないわけでございまして、もちろんそれは現在の土地問題を処理するということはなまやさしいことでないことはよくわかります。
ただ、この動力炉の外に放射能が漏れるという危険性は、ほうっておくとそういう危険性があることは否定はいたしませんから、そのことがまさにただいま戸叶委員御指摘の安全性の問題に当たるというふうに考えておる次第でございます。
○国務大臣(小坂徳三郎君) 戸叶委員にお答え申し上げます。 私はじめ政府は、天皇の地位につきましては、ただいま仰せられたような日本国憲法第一条に明確に規定してあるとおりでありまして、象徴としての天皇というふうに、はっきりと考えております。また、第四条におきまする問題等におきましても、そのとおり実践をしているわけでございます。
しかし、いま戸叶委員から指摘がありましたように、インフレはすでにその前に種々の要因で発生をしておりますし、その要因のために、一般の国民は実質賃金を非常に切り下げられておるわけであります。
○杉原一雄君 戸叶委員の質問のやりとりで次の私の問題提起がかなりはっきりいたしました。それは、わずか二六ページにわたる「世界の食料需給事情とわが国の食料政策の方向・昭和四十九年三月・農林省」と、このパンフがなかなか、農林大臣、ぼくの手に入るまでたいへんむずかしかったんですよ。入って読んでみました。そんなびっくりすること書いてない。
いま、戸叶委員のほうから、歴史的な面から、あるいは憲法上の面から、また外交姿勢のあり方について、るるとお話や質問等で、御意見等を交えてお話がございました。これは私も同感でございますし、国際友好親善を促進するための基本的な考えをどこに置くのか。こういうふうに、これは現在の日本外交の面から考えましても、だれでもがそういうふうに考えていると私は思うわけです。
その一つは、先ほど大臣もわが党の戸叶委員の質問に、外務省の人間が足りないということはあなたもお認めになっているんだが、私どもも外国へ行ってみまして、実際大使館の職員、あれだけでどれだけの仕事ができるんだろうかという疑問を持ちます。たとえて言えば、スペインの大使館は大使以下七名だと、一体七名でどれだけスペインの事情がわかって、そして分析をされるんだろうか、私ども疑問に思うんですね。