1962-03-22 第40回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
巨大独占化という方向は、今われわれはまのあたり見るところであって、私はこういう点について、広告等の問題も少し配慮をする必要があるのではないかと思うのです。特に私はビールで感じるのですが、ビールは御承知のようにびんがでたらめですね。アサヒビールのびんにキリンが入ったりキリンビールのびんにアサヒが入ったり、てんでびんはめちゃくちゃです。
巨大独占化という方向は、今われわれはまのあたり見るところであって、私はこういう点について、広告等の問題も少し配慮をする必要があるのではないかと思うのです。特に私はビールで感じるのですが、ビールは御承知のようにびんがでたらめですね。アサヒビールのびんにキリンが入ったりキリンビールのびんにアサヒが入ったり、てんでびんはめちゃくちゃです。
従って、私たちの感じでは、貿易・為替の自由化というのは、資本主義経済社会におけるところの巨大独占資本の市場拡大の要求に基づいておるものである、こういうふうに見るわけです。従って、こういう見方からするならば、これはもう資本主義社会におけるところの独占の発展段階の違う国々においては、自由化というものの受け方がおのずから違ってくると見なければいけない。
また、繊維産業は、巨大独占企業による原糸のメーカーから、第二次、第三次の零細なる中小企業が織布部門その他を受け持っておるのでありまして、繊維産業の将来は、特に中小企業の倒産、労働者の失業と連なる問題でありまして、すでに大きな社会問題と相なっておるのであります。一日といえども看過することができぬ産業であります。
ということは、アメリカの資本主義は、従来巨大独占資本あるいは帝国資本といわれておったのでありますが、最近においてアメリカが、世界政策の変更とともに、経済性格を変更発展せしめようとする方向というものは、人民資本主義です。同時に東ヨーロッパ共産圏が今念願しており、かつ実現されるであろうと想像いたしまするものは何かと申しますと、イギリス連邦のごとき自治権の要求です。
ところが復金債は国民のふところから出た金で回収され、そしてまた貨付金が回収され、それが一部の巨大独占資本に投資されるということになれば、これは復金債の場合、また開発銀行の場合、いずれをも通じて人民のふところが犠牲になり、国家財政の保証のもとに巨大産業に資本が投資されるということになると思うのであります。池田大蔵大臣は口を開けば資本の蓄積、資本の蓄積と言う。
それまで、かかる悪條件下においても、若し本国送金を保証しさえすれば、経済の合理性を無視してでも、日本に投下される資本が必ずあると政府が希望しているものであれば、その資本投下こそは決して我が国産業全般の復興に役立つものではなく、我が国の巨大独占資本と外国資本の結び付きによる資本投下であり、その背後には政治的意図を有するものであると言わねばなりません。
かかる惡條件下においても、もし本国送金を保証しさえすれば、経済の合理性を無視しても日本に投下される資本が必ずあるはずだ、それをば政府は期待しているのであるとすれば、その資本投下こそは、決してわが国産業の全般の復興に役立つものではなく、わが国巨大独占資本と外国資本の結び付きによる資本投下であり、その背後には政治的意図を有するものであるといわねばなりません。
○神田委員 ただいま風早委員より何か石炭鉱業が、巨大独占資本に左右されて自由党の政策が一貫して、あるいは吉田内閣の政策が一貫して、これらの巨大財閥の奉仕者だというような意味のことを述べられました。これについて、どういう考えを持つておるかということのようでございました。
理由の第二は通運計算事業の免許制でありますが、これは通運事業における交互計算業務が業者の死命を制するものであり、これの掌握によつて通運事業の統制権が事実上獲得されるので、現在日通のみが計算事務を経営しており、全国にその組織を持つ巨大独占体に対抗し得るところの業者はないのであります。従つて事実上日通の独占性が強化されることになるのであります。
現在政府の考えておりますことは、單に通産省のみならず、他の省においても両様だと考えますが、あえて大炭鉱、大企業の、もつと申しますれば巨大独占資本を擁護しようという政策に進んでおらないことは、はつきり申し上げてよいと思います。