1961-03-16 第38回国会 衆議院 地方行政委員会 第13号
一つは、われわれはできる限り嶋中事件の解決を急ぎたいと考えております。これについてわれわれは理事会等において国家公安委員の喚問を要求いたしておりますが、なかなか政府当局の意向によりまして実現されないわけでありまして、この点につきましても非常に遺憾に思っております。
一つは、われわれはできる限り嶋中事件の解決を急ぎたいと考えております。これについてわれわれは理事会等において国家公安委員の喚問を要求いたしておりますが、なかなか政府当局の意向によりまして実現されないわけでありまして、この点につきましても非常に遺憾に思っております。
現に浅沼事件が起こり、この間の嶋中事件が起こってからもうそろそろ自粛するのではないかと思って見ていると、相変わらず殺し屋がどうやったとかこうやったとか毎日やっている。小さい子供はそれがおもしろいからしょっちゅう見ている。十七才の少年が犯罪を犯すということは今までの日本の歴史にない。これはテレビの責任だというふうに感ずるのです。
最近河上さんの事件、あるいは岸さんの事件、岸さんは違います、少年じゃございませんが、淺沼さんの事件あるいは嶋中事件、また小林日教組委員長を襲おうとした事件、そういった一連のものを考えてみますと、正直に申しまして、なるほど思想的な傾向が根底にあることはありますが、それと同時に、青少年の気分一般にわたっておる何とはなしにすぐすれ合えば火花が散るといったような、発火点に達しておるような一部の青少年の気風が
過般の嶋中事件、これの結論は率直に言ってまだ出ていない。それは事件の責任問題というようなものもありますが、同時にその対策、こういう問題もあると思いますが、いずれもまだ結論が出ていないように私は考えておるわけであります。そこで、きょうは一つ責任問題はいずれ後刻また問題とすることにいたしまして、特に青少年対策について各省の意見を伺ってみたい、かように考えるわけであります。
○柏村政府委員 先ほどちょっと言葉が足りなかったかと思いますが、私の承知いたしております範囲におきましては、今度の対策要綱は、あの右翼のテロ事件、嶋中事件というものが起こって急速にきまったように世間で印象を受けておるかもしれませんけれども、相当前から与党内部において検討されて、いわゆる暴力取り締まりとして考えてこられたものを、たまたま嶋中事件後において決定を見たというような状況でございますので、非常
最近浅沼事件とか、あるいは嶋中事件等のあとにかなり地方から少年が上京いたして参りまして、いわゆる右翼団体等に加入する希望を持つ者、そういう者もございますので、そういう点につきまして、全国的に監視を強めまして、青少年の動きについて注意を払っておる次第でございます。
このような考え方が発展して風流夢譚となり、ないしは嶋中事件となっておる。この事件は天皇御一家に対する単なる名誉棄損じゃありません。憲法第一条によって、国民の総意に基づく天皇を国家の象徴としたその憲法第一条、国民の総意に基づく象徴に対する侮辱罪であります。
そうしたところが、大分県の警察本部から、嶋中事件の起こった前後ですが、右翼少年が東京に上京した、その動向を注意してほしいという意味の手配が警視庁にきたようです。そこで警視庁は目黒高校に行ってそういうことを調査したらしいのですね。で、合格して合宿しておったのに、それが直接原因となって、目黒高校から合格を取り消されて、本人は郷里の大分県に帰っていったわけですね。こういうことが伝えられているわけですね。
○説明員(本多武雄君) この大分県からの通報は、単に大分県がいわゆるうわさで知ったというのではございませんので、大分県警に非常に協力しておられますところのある少年補導員の方からそういう事実の申し出があったそうでございまして、何分にも当時はあの嶋中事件の直後で、全国的に見ましても十数名の少年あるいは少女が東京の右翼団体に入りたいといって家出をして上京してくるというような情勢下でもございましたので、警察
飯守裁判官の発言の内容に触れるのでありますが、嶋中事件以来、国会議事堂、議員会館あるいは議員宿舎等の、ものものしい警察官の警戒、若干の議員諸君の身辺の警戒は、七十一年のわが議会政治始まって以来未曾有できごとでございまして、全く今までかってないような厳重なる警備態勢になっておるのでございます。
この談話によりますと、嶋中事件は皇室に対する名誉毀損事件だ、これは中央公論に載りました「風流夢譚」という小説に関することだと思うのであります。そうしてそれから殺人事件が起こった。この嶋中事件は皇室に対する名誉毀損として正式な司法的措置をとるべきだということを、嶋中事件を教唆したと思われる赤尾敏氏の殺人教唆に対する拘置請求を却下した直後におきまして、かような発言があったわけであります。
○木村(行)政府委員 嶋中事件以前にはあまりございませんでしたが、嶋中事件以来だいぶそういうものに刺激されまして出ておりますことは、すでに新聞で御案内の通り御承知のことかと思います。たとえば日教組の小林委員長を刺殺しようとして予備の行為についておったという事件がやはり十七才の少年でございました。同じ日教組に対しまして、少女がやはり小林委員長を刺すということを言いながら家出したような事件がある。
○坪野委員 今度の嶋中事件に関連して赤尾愛国党の総裁が逮捕されたわけでありますが、この赤尾総裁が一月三十日でありますか、中央公論社に押しかけていって、度を越えた抗議から脅迫行為に及び、今度これが暴力行為等処罰ニ関スル法律違反で逮捕の理由になっておるようでありますが、小森を逮捕する、あるいは嶋中事件が起こった後に初めてこういった事件をキャッチされたのか、あるいは一月三十日にこういった暴力事犯を犯しておる
○坪野委員 私は嶋中事件に関連して、主として警察当局、竹内刑事局長にお尋ねしたいと思います。 最初に嶋中事件の犯人の小森少年の捜査に関連して、これは警視庁で捜査されたと思うのでありますが、小森少年は、現在嶋中社長夫人あるいはお手伝いのおばさんを刺殺したという事件に対して悔悟の情を漏らしておるかどうか、この点をお伺いいたします。
ところがたまたま嶋中事件が起こりまして、その渦中にあっては、自分はこの事件を処理することが当面の責任であるというような気持であったと思いますが、渦中で、その場でやめるということは適当でないという自分の判断から、今度の事件につきましては、進退について総監は一切発言をいたしておりません。
あの際現行犯を押えて検挙をしておれば、後の嶋中事件は発生しなかったかもしれない。この点についてはどうですか。
国家公安委員会といたしましては、嶋中事件が起こりましたことはまことに遺憾なことでございます。これに対しまして、今後とも十分警察としては戒心をすべきものである、こういう見解を下したわけでございます。しかし、警備上の手続から見ますと、警察当局のとった措置に格別の手落ちはなかったから、これによって警視総監が進退を云々すべきものではないという結論が、五人の委員の間で一致いたしたわけでございます。
すなわち、日本を共産化して国体を破壊するというような彼らの盲信から、浅沼テロ事件あるいは嶋中事件というものが起こされている。いろいろ治安対策もありますけれども、目下日本の治安の根源は、こういうデマ戦術、謀略戦術、——これはもちろんいわゆる右からの謀略のみならず、左からの謀略もありましょう。東京はかつての上海以上のスパイ団の巣くつになっておる。
○志賀(義)委員 今度嶋中事件が起こる前に、予算の大綱は昨年八月から要求してあったということでありますが、そうしますと公安調査官三十三名というのは何ですか、今までの破壊活動防止法によって調査する機関、団体、その方へ増強ざれるわけですか。私の共産党はその筆頭にあなた方はあげているようだが、こっちへ増加しますかどうですか。
○柏村政府委員 昨年浅沼委員長の刺殺事件がございまして、警察といたしましても、右翼関係の視察の強化、そのための要員の増強、危険分子の早期発見等に努めて参ったのでございますが、去る二月一日また嶋中事件という不祥事件を惹起いたしまして、はなはだ遺憾に思っておるわけでございます。
ところが十分な対策がないままに過ぎて参りまして、今月初め嶋中事件というものが起きて、非常な関心と国民の警戒の眼が向けられているわけであります。この嶋中事件について、さきには地方行政と法務の連合審査が一画ほど行なわれ委して、いろいろの問題点について質疑応答が繰り返されたわけであります。
これで一人十三万円の月額の手当を受領しておるわけですが、この一年間と申しますと、安保の問題以来、浅沼事件から今度の嶋中事件を通じまして、国家公安委員会というものは、特段に重要な任務があったと思うのです。
その後数カ月、三カ月余にして同じ団体の構成員が、当日脱党はいたしておりますが、その構成員の人が嶋中事件、すなわち嶋中家に押し入って御承知の通りの暗殺刺傷事件を起こしておる。しかもそれがその団体の構成員であり、この団体の首領たる人がそのつど、われわれは自衛行動として、正当防衛としてテロをやるのである。赤色革命が目前に迫っておる。
○安井国務大臣 嶋中事件を中心にいたしまして、これが世論の上からも国会の上からも非常に議論が起こっております。また警察当局としましてもこういった事件をなからしめるように、今後も万全を期したいということを考えておる最中でございます。
特に今度の嶋中事件にかんがみまして、お話を新聞紙上で承りますると、治安対策を急がれるのはけっこうでありまするけれども、その治安対策の内容は、新聞紙上でありまするから明確にはわかりませんが、ともかくも警察権力を強めて、そして取り締まりを強化しようということがむしろ一番中心の考え方のようであります。
御承知のように嶋中事件を焦点とする相次ぐ右翼テロ、さらに凶悪な殺人、強盗、誘拐等の事件が頻発いたしておりまするし、あるいはまた例のダンプ・トラック、火薬トラック踏み切り衝突事件、さらにはまた鉱山の非常におそるべき事故等が相次いで頻発をいたしております。これらの険悪な世相に対しまして、今、日本における最大の政治の責任をになっておられますところの池田総理の政治家としての御所感をまず承りたいと思います。
○池田(勇)国務大臣 最近嶋中事件が起きまして、いろいろ問題がありますが、私は、やはり国民生活の安定向上、そうしてみんなが順法精神を尊重して、そうしてお互いに社会のため、お互いのためという気持になっていただければ、落ちついてくるものと考えておるのであります。
はっきり申し上げまして、この嶋中事件に対する認識というものが欠けておるのではなかろうか、こういうふうに考えるわけであります。嶋中事件は、申し上げるまでもなく、これは右翼のテロ事件であります。ところが、答弁等を伺っておりますと、政府当局の答弁の中には、全く右翼テロ事件としてのものの考え方というものがない。そして一般的な暴力事件、殺人事件であるというような考え方に終始されている向きがございます。
しかし、淺沼のテロ事件、引き続いて嶋中事件、事はただ警備の問題だけで終わる問題ではございません。深刻にして重大なるわが国の民主政治の破壊的な行動がわれわれ考えられる。そういう重大な認識がありませんと、どうも総理の、私は淺沼テロ事件以来質問をしておりまするが、今にしてさっぱりわからない。一体どういうふうにこの時局に対処しようとするのか。
○田中(幾)委員 嶋中事件をめぐりまして、一昨日から衆参両院におきまして審議が続けられて参ったのであります。大体問題点といたしましては、総理大臣を含めて当局の責任問題、資金と背後関係、第三には破防法適用の問題、第四には右翼に対する対策という、大体四つの点にしぼられておるようであります。
しかもこの赤尾敏氏が連れて行った幾人かの中には、これからいろいろ問題になるだろうと思う嶋中事件を引き起こした小森という少年が入っているわけであります。一体防衛庁はこれらの右翼団体というか、暴力団体というものを、防衛庁と同じ目的を持った団体だと思っているのかどうか、あるいはまた世間で指弾をさるべき右翼の暴力団体と思っているのかどうか、まずその点をお聞きしたいと思うのであります。
質問の要旨は、嶋中事件に関係して、警備上の計画並びにその方法、これはおおむね妥当であったという答弁を堀切委員長はされております。また、警視総監もこれとほぼ同様の趣旨の答弁をされているわけです。
○相馬助治君 私の勉強の不足もあろうと思うのですが、今度の嶋中事件について、私は、法務大臣に重大な責任ありと思って、これを追及しようと思っていろいろ調べてみたのだが、どうも引っかかりがなかなかつかない。犯罪として起きたそのことについての責任はあなたに追及できるが、なかなかむずかしいということは知っておる。
○大森創造君 言葉通り聞けばその通りでございますが、私が政治問題として、これが一般の言論、あるいは国民全般に与える影響が、現実に毎日新聞に対する襲撃事件 それから浅沼さんの刺殺事件、今度の嶋中事件、河上顧問の問題、岸さんの問題、全部右側の暴力が具体的に行なわれているときに、それを誘発することに力点を置き過ぎるようなものは、ここの問答ではけっこうですが、一般の国民に対する影響が悪いと思うが、国家公安委員長
これを早く委員会で発表した上でないと、ほんとうの嶋中事件、今国民が不安を来たしておるところのこの暴力の問題、右翼団体の問題に対しての究明はできないと私は思う。すぐ出せるかどうか、その点をお聞きしたい。出せないことはないと思う。出せない以上はこれを休憩してやらなければならぬ。さらに検事総長を出してもらいたい。法務大臣、あなたはぬらりくらりしていてだめだ。もっと大臣の見識でやってもらわなければならぬ。
あるいはまた猥褻罪、言論による犯罪行為は、反社会性を帯びた言論、単なる言論でなしに、それが言論行為となって現われた言論については、現行刑法でもってしても処罰の対象となり得るわけでありまするが、私はこの「風流夢譚」がはたして名誉棄損になるかどうかということについてはここでは触れないわけでありますけれども、むしろ私は言論の自由に限界があるということは私も認める立場に立ちまして、先日来浅沼事件あるいは今回の嶋中事件
○門司委員 まず最初に総理にお聞きをしておきたと思いますことは、前の浅沼委員長の刺殺事件の動機と、今回の嶋中事件の動機とは、同じ団体の行為ではあるが、その動機について多少異なったものがあるというように考えておりますが、総理はどうお考えになっておりますか。
また国家公安委員会におきましても、この種の重大な問題が起こって、しかも浅沼事件といい今回の嶋中事件といい、同一の右翼団体に所属しておる、しかも未成年者であります。この継続的な事件に対しまして、国家公安委員会はまだ今朝の新聞紙によりますると、国家公安委員会を開いてこの問題についての責任あるいは今後の対策というようなことについて委員会を持たれたこともないように私は伺っておるのであります。
○小平委員長 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、自由民主党の佐々木秀世君から嶋中事件に関連して暴力根絶に関する緊急質問が提出されております。また、日本社会党の猪俣浩三君から、言論を圧迫する右翼の暴力事件に関する緊急質問が提出されております。また、民主社会党の鈴木義男君から、右翼テロに関する緊急質問が提出されております。
————————————— ○嶋中事件に関連して暴力根絶に関する緊急質問(三六、二、二提出) 要求大臣 総、法、公安委員長 佐々木秀世君(自民) ○言論を圧迫する右翼の暴力事件に関する緊急質問(三六、二、二提出) 要求大臣 総、法、公安委員長 猪俣 浩三君(社) ○右翼テロに関する緊急質問(三六、二、二提出) 要求大臣 総、公安委員長、法