1979-06-05 第87回国会 参議院 外務委員会 第15号
言葉を覚えると同時に、具体的にはだで触れ合って、そうして実証主義的に社会科学を追求しようという態度ですが、日本のいままでの研究の記憶力なり秀才教育のいいところもありますが、エリート意識が旺盛な割りには実証主義的な研究、踏み込んで突っ込んで真実をきわめようというような態度が少し少ないように思いますが、そういう点はいままでの比較においてどう受けとめていますか。
言葉を覚えると同時に、具体的にはだで触れ合って、そうして実証主義的に社会科学を追求しようという態度ですが、日本のいままでの研究の記憶力なり秀才教育のいいところもありますが、エリート意識が旺盛な割りには実証主義的な研究、踏み込んで突っ込んで真実をきわめようというような態度が少し少ないように思いますが、そういう点はいままでの比較においてどう受けとめていますか。
ビヤード博士夫妻の記録したアメリカ合衆国史は、アメリカのフロンティアの精神というよりは、ヨーロッパの限りなき民族闘争あるいは革命と戦争、非人間的なあの状態に絶望してアメリカに移った人々が主体となってアメリカをつくったんだという形において、実証主義的であるが、新しいロマンをあの中にぶち込んでおりますが、まだまだアメリカの現実を見たときに、なぜ黒人がベトナム戦争にいやがるのを麻薬を飲ませられて、そうして
この激動の中で歩きながら考え、考えながらそれに対する回答をやっていくというのが新しい社会科学の道であり、実証主義的な政治論であり、外交論でなければならないのです。 金大中の問題は、午後の方に回しまして、午前中のもっとさえたところでは、宮澤さんの最も得意とする問題に私は入っていきます。 西ドイツと日本はそねまれている点において共通なものがあります。
いままでのアメリカの極東政策におきましても、この間、シカゴ大学の著名な学者が来て一緒にお話ししたことがありますが、話を聞いていると、日本が軍事力をもっと強めて、ドルが余っているぐらいなんだから、そうして特に軍用機を買わなけりゃならないようなお話で、前には政治家と大企業のやり手がセールスマンであったが、このごろはアメリカから実証主義と称しながらも、きわめて具体的な国際関係学者と称するような人たちの言動
それから二番目に、人権の問題、公務員に強制するということと、今度は国民の人権侵害ということとは別問題であろうというのでありますけれども、これは非常に私どもの解釈、学術用語では非常に法論理実証主義的である。言いかえれば、社会的観点を全くゼロにしているというような学説の一つであります。
私は、その問題に対してもっとダイナミックに生きた政治、実証主義的な現実に即応した外交の躍動がなければ、日中の問題も日ソの問題も打開できないと思いますが、片言隻句の中に多少遠慮しし物を言っている傾きがあるが、園田さんはそういう決意にまで到達している人間と、私は錯覚しているわけじゃないでしょうが、思い込んでいますが、どうでしょうか。
政治においても実証主義的な政治学がないことが、へっぽこ政治評論家によって日本の政治というものは道化的な形において取り扱われておりますが、社会科学は観念的なイデオロギーの論争でなくて、具体的な事実の上に立って、しかもそれが国民生活と密接なつながりのある面から一つ一つ問題は具体的に解決されていかなきゃならないものだと思います。
これは野田先生も専門家ですから申すまでもないわけですが、公務員につきましては、これはやはり能力実証主義といいますか、平等の取り扱いの原則とメリットシステムというものを、これをやはり貫徹をいたしてまいりますことが公務の信頼性を発揮することでもあり、また同時に公務の能率的な運営を保障することでもある、そういう根本的なこれは観点に立って現在の公務員制度というものが成り立っておるわけでございます。
能力実証主義だと言われましたけれども、それじゃ上級職の乙で入った人や中級職で入った人が、幾ら努力をしても、キャリアのコースに乗れる方法があるんですか、ないでしょう。じゃ具体的に一つの例を出すと、上級職の甲で入った人、二十七、八歳で大蔵省へ入った人が地方の税務署長にしばらくたつと来られます。
○戸叶武君 私は、実証主義的な立場から政治学なり経済学を研究してきた一学徒でございますが、福田さんも私も、第一次世界戦争と第二次世界戦争との間の暗い谷間の時代に、ロンドンで勉強したことがあります。福田さんは資本主義を、私は社会主義の政治・経済を学んだのでありますが、あれから資本主義陣営においても社会主義陣営においても幾たびか大きな混乱が生まれてきておると思います。
ただ、これは前々から申し上げておりますし、また先生もよく御承知のように、採用なり昇任なりということは、これはすべてやはり能力の実証主義ということにのっとって、最も適任であるという者が採用されていく、選考されていくという結果に相なるわけでございます。
もちろん、このような憲法の条文を盾にとって、この制度を非拘禁期間にまで広げる必要はないという固い解釈、いわゆる法実証主義的な解釈に固執する必要はないことですし、事実、この点の補償がないことによって、結局余り長期間でない身柄拘束期間の補償金としてスズメの涙ほどしか獲得できないので、無罪となった者も当然の権利行使をしない例が多いという実情があることもよくわかるのであります。
進化論的なあるいはオーストリアン学派的な多元論的な国家観の上に立っておるが、経済的な政治学を基盤の上に持ってきていないところに非常にもの足りないところがありますので、プロフェッサー・トーニーのような資本主義経済の実証的な発展というものをじみに見つめていた人たちから大いに学ぶところがあったのですが、私はそれ以前に一番最初に農政の問題は小農主義的な横井時敬さんの本をひもといたり、あるいはマルキシズムの実証主義的
先生だから申すのでありますが、あまりに権威主義的な、権力主義的な、政府は権力におごり、あるいは革新的な勢力というものはイデオロギーにおごり、現実の生活から遊離した、実証主義的な財政金融政策というものがとられていないところに日本の不幸があるのじゃないかと思うのであります。
○茨木説明員 先生御指摘の問題についてでございますが、御案内のように、私どもの試験は国家公務員法の各条項に基づいてやっておるわけでございますが、御指摘のような差別をやらないということで、能力実証主義でやるたてまえできておりますので、いま御指摘のような点につきましても、ここ一、二年注意をしながら漸次、誤解を受けるものについては直しておる最中でございます。
そして、さらに、現代の史学界における唯物史観に基づく進歩派と、実証主義によるアカデミズム的史学と、戦前の歴史を是とするがんこなグループもあるが、日本民族の歴史を限りない愛情で包むという態度は望ましく、自衛隊においても独自の価値判断を強制すべきでないと言っており、日本歴史は世界の歴史と関連きせることの必要性を述べ、国土と国民への愛情なくしては歴史は語れない、こういうようなことを実は言っておるのでありまして
○参考人(平田俊春君) 私は実証主義をとる歴史家として、事実をもととして率直に日本の建国の日を考究しましたところを申し上げたいと思います。
この自然権というのは、法実証主義を越えた人間固有の権利である。そして新憲法では、この憲法は人類普遍の原理に基づくと書いてあります。憲法自身が法実証主義を越えて、自然に備わる人間の権利、それを規定した人類普遍の原理、いわゆる自然法を認めたものだと私は思います。
こういう点も、私は、単に韓国だけではなくて、諸外国に参りましたとき、いつも一方ならぬ大使館のお世話になるのでありますけれども、いただいた経済資料を見ますと、まことに貧弱で、英国流の実証主義的な努力も十分貫いていないし、またソ連流の社会科学的な鋭い分析もない。やはりこれが一つの伝統的な外務省の欠陥であるまいか。
一番困難なきびしいときには、もう少し若手の実証主義的な現実把握の能力に富む人を派遣さるべきであると私は思う。従いまして、大野伴睦老に、この陽気な御老体に恥をかかせる結果になってしまい、まことに遺憾なことと思いますが、外務大臣はどのようにお考えになるか。
ってそれに基く正しい意味の競争心というものは何ら責むべきものでないと思うのでありますが、今日いわゆる立身出世主義で、仕事をいいかげんにしても、勉強して早く地位の昇進をはかるといったような気風があるのではないかという御懸念でございますが、数多い警察の中に、あるいはそういうものがあるかもしれませんが、大勢としてそうであるということは私は考えないのでございまして、われわれ人事を取り扱う場合にも、十分能力実証主義
具体的に例を上げた方が論旨が明らかになると存じますが、たとえば学界におきましては憲法改正に限界がない、つまり日本国憲法の一条々々は最高法規を構成しておるのであるからして、ある条文は改正できない、ある条文は最も基本的なものである、そういう差別はない、こういう説が相当に有力にございますけれども、これは法実証主義のきわめて誤まった形式論でありまして、たとえば御承知のように、第八十三条は「国の財政を処理する