1952-03-31 第13回国会 参議院 本会議 第27号
これらの機関を設置いたしまする理由は、最近における「さけ」「ます」類の資源の枯渇して来た現状又国際的に日本の漁船の出漁範囲が制限されておる事情等を考慮いたしまして、さけ、ます類の孵化放流などの基本的な事業を国において行うことが特に必要であると認められたからであります。かような諸点がこの改正案の内容であります。
これらの機関を設置いたしまする理由は、最近における「さけ」「ます」類の資源の枯渇して来た現状又国際的に日本の漁船の出漁範囲が制限されておる事情等を考慮いたしまして、さけ、ます類の孵化放流などの基本的な事業を国において行うことが特に必要であると認められたからであります。かような諸点がこの改正案の内容であります。
水産庁設置法におきましては日本海区水産研究所を新潟市に移すこと、並びに最近におけるさけ・ます類の孵化放流事業を国で行う必要がありますので、付属機関として新たに十和田湖ふ化場及び北海道さけ・ますふ化場を、設置することであります。 最後に、総理府設置法等の一部を改正する等の法律案について申し上げす。
それから北海道の鮭鱒の孵化放流事業、これは二十七年度から農林省が直営をするということになりまして、これも農林省の附属機関となるわけでございます。それからこれは今国会に継続審議になつております真珠養殖事業法の関係がございますが、これがもし通りますれば真珠研究所と真珠検査所ができることになります。これは一にかかつて法律の問題でございます。
第三点は、農林大臣は、水産動植物の産卵場、稚魚の生育する海面等を保護水面に指定し、管理計画を立て、知事に運営せしむることといたし、又、大臣は「さけ」「ます」の人工孵化放流を実施し、保護するように規定したのであります。
そのほか遡魚について、川を遡る魚について国営の人口孵化放流をすると、それに伴つていろいろな問題も起るということになつておりまして、そういう点で河川を扱つておりますところの建設関係、それから電力を扱つておりまするところの当委員会、それから工業用水を取扱つております通産関係、その三つのところからこれについて意見が出ておりまして、これを本会議において修正すべきかどうかという点について目下折衝が行われておるというふうに
それから又特に北海道の鮭鱒というものの孵化放流の問題、こういうものも又定めておるのであります。これらのうちで所有者が工作物を立てるときは、特に建設省とよく相談いたしまして、いろいろと現在現在建設省に迷惑をかけ、又建設省からいろいろ御好意ある指示を受けておるのでありますが、それらの点を折角法律ができますのですから、或る程度明瞭にいたしたのであります。
第三点は、農林大臣は水産動植物の産卵場、稚魚の生育する海面等を保護水面に指定し、管理計画を立てて知事に運営せしむることとし、また大臣は、さけ、ますの人工孵化放流を実施し、保護するように規定したのであります。
これは二十五年度の予算編成にあたりましても強調してあつた点でありまして、当時飯山長官は、二十五年度においてまず北海道に着手するが、二十六年度以降においては、逐次内地にもそのような施策を講じたいということを言明しておられる点からいたしまして、何ゆえに同様の鮭鱒孵化放流事業を対象としたところの東北方面の孵化場についても、北海道と同様の施策をとらなかつたかということをお尋ねいたします。
それから北海道の孵化場の問題でございますが、この点は、現在は国営といつたような建前で、北海道庁に委託をしておることになつておるのでございまして、それに必要な経費を、この一覽表の三十番のところにございまするように、一億二千百三十三万九千七百十一円といつたような予算を計上いたしておるのでございまして、昨年度に比べまして、孵化、放流の事業費というものを増加し、さらに一般に新魚が産卵のために遡河して参るという
点でございますが、この水産増殖に関連いたしまして、北海道の水産孵化場に対しまして、一億二千万円余りの予算を計上いたしておるのでありますが、これは北海道のさけ、ます孵化事業の実態からいたしまして、非常に当局が力を入れております点につきまして、私全幅の賛意を表するのでありますが、北海道の鮭鱒孵化事業に匹敵いたしますところの内地、特に東北方面におきましても、同様河川等に遡河いたしておりますさけ、ますの孵化放流事業
政府案を検討いたしますと、消極的な減船でありますとか、あるいは操業区域の変更でありますとか、そういう措置は講じておるのでありますが、積極的に水産資源を増強しようという、孵化放流事業等について、積極的な意図を何ら見ることができないことを、私ども物足らなく感じておるものであります。
而も今までは補助金が出まして補助金によつて或る程度孵化放流をやつておつたわけでありますが、最近は補助金が取止めになつたわけであります。國家財政の全体から考えまして、近い將來において補助金制度は復活するとは考えられないので、何とかして補助金なくしても増殖できるようにしなくてはならないわけであります。
縣内におきましても私の所は小さな河ですけれども四五年も鮎の孵化放流をやつて非常な成績をあげておる。プール計算をやると從來のような仕事がやれない。こういうものは特例は認めて頂くというわけに行きませんか。
しかし総生産額から見てこれをただちに国営で孵化放流をするということは、非常に困難じやないかと考えおります。しかしわれわれとしても、実は孵化放流によつて増産がどれだけできるかというようなはつきりした檢討は加えておりません。
これを例えば飼料の問題、或いは人工孵化放流の問題、或いは工場排水の問題、或いは禁漁区の設定、或いは漁業の制限の問題、或いは資源の調査研究の問題、それから更に廣い意味で申しますと、海流異変というようなことが極めて一般的に唱えられておりますが、何ら科学的な調査研究はしないで放たらかしてある。
從來は專用漁業と申しまして、ほんとうに増殖するのではなくて、ただ補助金をもらつておざなりに孵化放流をやつて行く、そうしてほかの人間をシヤツト・アウトするというように惡用されるものが多かつたのであります。從つてこのために積極的に増殖をする区画漁業権以外は免許は認めないことにしております。それから内水面は関係者がたくさんあつて、関係の水系も非常に長大である。
昨年度は五万円の経費を投じて、一千万粒の人工採卵を行い、入工孵化放流を行つたが、本年度も実施すべく準備は完了している次第であります。本年度の目標も、一千万粒であります。