1986-10-17 第107回国会 衆議院 外務委員会 第1号
○浦野委員 今回レイキャビクで行われた米ソ首脳会談に絡めて、ゴルバチョフ書記長の訪日がとかく報道機関で伝えられるところでありますけれども、倉成大臣もおやりになったわけでありますが、日ソ外相定期協議が本年二回にわたって行われ、これが定着化しておるわけであり、そして領土問題を含む平和条約交渉が再開、継続された、このことは大変評価すべきであると思います。
○浦野委員 今回レイキャビクで行われた米ソ首脳会談に絡めて、ゴルバチョフ書記長の訪日がとかく報道機関で伝えられるところでありますけれども、倉成大臣もおやりになったわけでありますが、日ソ外相定期協議が本年二回にわたって行われ、これが定着化しておるわけであり、そして領土問題を含む平和条約交渉が再開、継続された、このことは大変評価すべきであると思います。
一昨年来、日ソ間は、国会議員の相互訪問、外相定期協議の再開、日ソ文化協定の調印、そして最高首脳会談の提唱等、関係改善への兆しがあらわれてきたようにも思われます。今こそ、北方領土返還を求める国民の真摯な訴えをもとに、政府に対し粘り強い外交交渉を要求するとともに、全国的な返還運動の盛り上げを図らなければならないと痛感するものであります。
近年、ソ連側は北方領土問題に関し我が国との話し合いに進んで応じてこなかったところでございますけれども、ことしの二度にわたる日ソ外相定期協議の際、我が国より北方領土問題を日ソ間の最重要懸案として提起してソ連に対して話し合いを行いました。そして、領土問題を含む平和条約交渉が再開され継続されることとなった次第でございます。
しかしながら、幸いことし日ソ外相定期協議が再開されまして、長官のお話ではその結果ようやく同じテーブルに着くことができるようになった、こういうお答えを伺いましたけれども、長官の御認識からして、テーブルに着いてひざ突き合わせて話し合えるという見通しがお立てになれるかどうか、その辺をまずお伺いしたいと思います。
だから国民の皆さん方も特にそうでしょうし、私ども北海道の道民なんかはせんだっての日ソ外相定期協議の中で、安倍外務大臣の方から何か先に見通しが見えるような、そういう印象を受けるような発表をされたけれども、また逆にそれを打ち消すようなソビエト側の報道もある。
この漁業交渉を通じて、政府は対ソ交渉というものの難しさ、また厳しさというものを改めて認識されたと思うわけですが、北方領土問題に関してもソ連は、一月の日ソ外相定期協議以降再三にわたって、ソ連は国境を変えないとの原則をとっており、北方領土問題に関する立場は全く変わっていない、このように述べて、三月にはプラウダのアファナシエフ編集長が、中曽根首相訪ソでもこの領土問題では妥協しない、二島返還も不可能、そして
○国務大臣(安倍晋太郎君) 西ドイツにはいわゆる外相定期協議で行ったわけでありまして、二国間の問題、国際情勢等にわたりまして議論をいたしました。
ことしの一月、八年ぶりに日ソ外相定期協議が再開されて、平和条約締結交渉が行われる、継続するということが合意されたわけですが、しかし、その後のソ連側の出方を、いろんな見解の表明などを見ておりますと、北方領土問題に対するソ連側の態度は、どうも従来と余り変わっていない、全く変わっていないとさっきも外務大臣がお答えになったことでございますけれども、それが今度外務大臣が近く訪ソされる意向だというふうなことですが
○国務大臣(安倍晋太郎君) 私の訪ソにつきましては、これは一月の日ソ外相定期協議でも共同コミュニケにうたっております、いわば約束事になっておりまして行かなければならない。そうしてまた、来年はシェワルナゼ外相を日本に迎える。
それで、例えばサミットの後、仮に同時選挙か単独かは全然関知せざるらち外の問題としても、少なくともあり得る時期としては東京サミットの後、選挙戦の公示の前というふうな時期は、私はやはり懸案のたまっている日ソ間の外相定期協議としてはむしろ望ましい時期ではないかと思いますが、いかがですか。
また、私どもは、日ソ関係の改善が先般のシェワルナゼ外相の日本訪問を契機として今後ともさまざまなチャネル、例えばトップ会談あるいは外相定期協議あるいは経済担当閣僚の相互協議、民間人経済協力等々、多重多層のチャネルを通じ、場を通ずる日ソ関係の改善が促進されることを希望する立場に立ちます。
○安倍国務大臣 今回の外相定期協議に当たりまして、私は、現状では何よりもソ連をして北方四島問題を含む平和条約交渉のテーブルに着かせるととが先決であるという判断から、その点に最重点を置きまして交渉した次第でございます。 長時間にわたる交渉の結果、ソ連側は領土問題を含む平和条約締結交渉のテーブルに着くことについて合意をしたわけでございまして、これが今回の交渉の意味であろうと思います。
今般、シェワルナゼ外相が来日し、八年ぶりに日ソ外相定期協議が再開され、対話の継続が合意されたことはまことに有意義であります。政府は今回の共同声明によって領土問題は一歩前進したと評価しておりますが、領土問題は解決済みであるとのソ連の態度が不変であったことも事実であります。領土問題の真の解決は両国間の友好信頼関係を確立していく中で図られるものだと存じます。
(拍手) 外交問題に移りますが、先日の日ソ外相定期協議で、両国間の平和条約交渉が確認されたことは、我が党も歓迎するところであります。領土問題のいわゆる解決済み論に根拠がないことは、国家間の戦後の国境画定は平和条約によること、その平和条約が締結されていない以上、国際的な拘束力を持った領土問題の解決はあり得ないことを原理的に踏まえれば、疑問の余地のないところであります。
昨年、私は、中国を訪問し、日中外相定期協議を行うとともに、中国首脳、要人と会談しましたが、今後ともこのような不断の対話を通じ、日中共同声明、日中平和友好条約及び「平和友好、平等互恵、相互信頼、長期安定」という日中関係を律する四原則を踏まえ、長期的に安定した日中関係の構築のため一層の努力を傾けてまいります。
昨年は、私自身、中国を訪問し、日中外相定期協議を行うとともに、中国首脳、要人と会談しましたが、今後ともこのような不断の対話を通じ、日中共同声明、日中平和友好条約及び平和友好、平等互恵、相互信頼、長期安定という日中関係を律する四原則を踏まえ、長期的に安定した日中関係の構築のため一層の努力を傾けてまいります。
そういう中で、先ほども大臣は外相定期協議に向かってこれを定着させることが大事だ、こうおっしゃったわけでございますけれども、この定着のためのルールづくり、どういうことをお考えになったらこれは定着していくだろうか、大臣のお考えをまず伺いたいと思うのです。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 明年一月中旬に、八年ぶりにいわゆる日ソ外相定期協議が開催される運びとなったわけでございますが、これは日ソ間の対話の一層の進展のために好ましいものであると歓迎しております。 定期協議では、シェワルナゼ外相との間で両国間の基本問題であります領土問題はもとより、二国間及び国際問題につきまして十分に時間をかけて率直な話し合いを行いたいと考えております。
○和田教美君 それで、一月の日ソ外相定期協議で、今の論議を聞いておりますと、文化協定はひょっとするとこれは仮調印ぐらいまで行けるかもしれぬという期待をされておるようですけれども、それ以外に何か特に前進をするというふうなことが考えられるわけですか。例えば、経済の関係で言えば工業用チップパルブ材の開発協力プロジェクトの契約の取り決めというものが最近できましたね、民間で。
そこで、さしあたり現在、日ソ関係におきましては、まず明年一月のシェワルナゼ外相の訪日をできる限り成功裏に実施いたしまして、次いで外務大臣が訪ソをするということによりまして、日ソ間の外相定期協議というものを文字どおり定期的なものとして定着させ、軌道に乗せるということが一番大きな課題であるというふうに考えております。
それから、ただいまもるるお話がありましたが、日ソ外相定期協議の質問も先ほどありまして、それに対してはゴルバチョフ書記長の訪日を要請する、こういうことで、その可能性としてもあると思う、こういうふうに答弁がございましたが、どうしてもゴルバチョフ書記長に訪日してもらいたい、これは今順序の話もありましたけれども、それだけでなく、そのときにぜひこの問題ということがもしあるのであれば、お聞かせ願いたいと思います
しかし、来年の一月中旬ですか、八年ぶりに予定されている日ソ外相定期協議に臨む我が国の基本姿勢あるいは抱負についてどんなお考えをお持ちでございますか。例えば文化交流の点などでも結構でございます。
○大木浩君 ちょうどただいまジュネーブにおきまして米ソ首脳会談が行われておりまして、世界の耳目を集めておるわけでございますけれども、我が国につきましても明年の一月十五日でございますか、久しぶりにソ連の外務大臣が訪日して日ソ外相定期協議が行われると承知しておるわけでございますが、考えてみますとソ連の外務大臣が訪日するのは実に十年ぶり、それから外相定期協議が行われるというのも、これはたしか八年ぶりというふうに
日ソ両国の積極的な努力の結果、懸案のソ連外相の来日が決定し、九年ぶりに日ソ外相定期協議が再開されることになったことはまことに歓迎すべきことであります。この日ソ外相会談では、懸案の北方領土の返還と平和条約の締結という国民的な要求の早期実現を強く求めるべきと思いますが、外務大臣の決意を伺いたい。
これによって日ソ外相定期協議が再開されるならば、やがて領土問題などの基本問題を含めた意見交換が行われ、本格的な日ソ対話の道が開かれることになり、安倍外務大臣のいわゆる創造的外交の成果として高く評価されるべきものだと思います。