1954-05-17 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第40号
これはまあ石炭業の危機に対する国民的協力といつて或る程度は止むを得んとしても将来に対する政府が燃料の施政上の一つの責任を負われるようなことになるのでありますからその点について十分御考慮を願いたい。こう思うのですが、そのくらいな覚悟でやつてもらえるかどうか承わりたい。
これはまあ石炭業の危機に対する国民的協力といつて或る程度は止むを得んとしても将来に対する政府が燃料の施政上の一つの責任を負われるようなことになるのでありますからその点について十分御考慮を願いたい。こう思うのですが、そのくらいな覚悟でやつてもらえるかどうか承わりたい。
そこでたまたま入つて来るということであれば、むろん防衛産業の増強ということも必要であろうかとは思いますけれども、そういうふうなわが国農民の一部に誤解を与えるようなことが起らないように、それの力を食糧増産等に大きく用いて行くということでなければ、なかなか国民的協力を得てスムーズに行くということはできない。
そこで私は緒方さんにお尋ねするのでありますが、今の政府の緊縮財政の国民的協力を一体どこに求めるのであるか。私は率直に申しますならば、今日財政出投資の問題を中心として疑獄事件が起きておる。国民は一体金がどう使われておるのかという不安がある。同時に政府は耐乏生活を要求されるが、耐乏の結果蓄積された資本力というものは一体どこに活用されるのであるかという明確な方針がない。
現実の正しい認識の上に立てば、それに応じた国民的協力が可能であると思うのであります。国民の政治に対する信頼を高め、無秩序と分裂の傾向を克服して行くためにも、首相は今日の我が国の国際的地位を率直に披瀝し、政治の自主性に関して国民の納得の行ぐ説明をいたすべきものと思うのであります。更に国民は、日米行政協定或いはその根源をなす日米安全保障条約等が対等国間の条約であるとは考えておらないと思うのであります。
(拍手)これらの問題を解決することは新日本前進の第一歩たるべきもので、戦争の痕跡を洗い去つて初めて国民的協力態勢がつくられ、国際親和の大道が開かれるのであります。(拍手)私は、この意味において、戦争犠牲者の全般の問題について、政府は一層の努力をなし、国民の納得する具体的説明を与えられんことを切望する次第であります。(拍手)これが私の質問の第四点であります。
ついては、職業教育に対する国家並びに地方公共団体の任務を明らかにして、この教育に対す指導と助成の万全を期するとともに、その重要性を確認して国民的協力を促進するため、職業教育法をすみやかに制定されたいというのであります。
ついては職業教育に対する国家並びに地方公共団体の任務を明らかにして、この教育に対する指導と助成の万全を期するとともに、その重要性を確認して、国民的協力を促進するため、職業教育法を制定されたいという趣旨なのであります。格段の御審議を願いまして御採択を願いたいと存じます。
今日税金の問題で、そういう点についてのあたたかみある取扱いをしないということが、かえつてあなた方の仕事を遂行する上において、国民的協力を得られない結果になる。その点を十分留意せられるように重ねて希望しておきます。