○国務大臣(正力松太郎君) 武山は原子力研究所の敷地として適当である一方、防衛体制整備上にも重要なる関連があり、その決定には慎重な考慮を必要とします。しかし、研究所の敷地の決定は急を要しますので、あらためて原子力委員会の再考をわずらわすこととした次第であります。
○国務大臣(正力松太郎君) ただいまの点はごもっともです。
○国務大臣(正力松太郎君) 決して防衛産業のためだけには考えておりません。
○国務大臣(正力松太郎君) 御意見としては聞いておきます……。
○国務大臣(正力松太郎君) お答えいたします。もちろん、ただいま申し上げたようなことであって、五年内においてベースに合うとか三年とかとそういとことは考えておりません。現に原子力委員会の声明書でも五年以内に発電するように努力しようということを言っております。私はそれを発電したいということを言っております。
○国務大臣(正力松太郎君) お答えいたします、私は五年後に発電ということを言うたと思っておりますが、火力より安くなると言うたことは覚えておりませんよ。発電するということは言いました、五年後に。しかしながら、発電して火力より安くなるということは言いません。ただ言いましたのは、イギリスでは今年の十月から発電する、アメリカでは来年の十月から発電する、こういうことは言いました。
○国務大臣(正力松太郎君) ただいま議題となりました日本原子力研究所法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。
○国務大臣(正力松太郎君) 私がわからんのは正確にわからんということを申し上げたのでありまして、大体五年たつと需要供給がとんとんになる。それですからもう六年目から足りないというふうに大体なっております。これは正確でありませんが、しかし私から言わせると、もっと足りなくなるのは早くないかと思っております。
○国務大臣(正力松太郎君) 協定はアメリカとは結びましたが、元来原子力は平和利用でありますからして、どこの国でも日本のためによいと思えば結ぶつもりであります。
○国務大臣(正力松太郎君) 今回提出いたしました科学技術庁設置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を説明いたします。 科学技術を振興し、国民経済の自立発展と生活水準の向上に役立たせることは、国内資源が乏しく脆弱な経済基盤の上に、膨大な人口を擁する今日のわが国にとっては、きわめて緊急を要し、かつ重要な問題であります。
○国務大臣(正力松太郎君) ただいまのことに対して答えますが、大体六百万くらいのことを予定しておるようですが、しかし私はこれにつきましては私は別にもう少し根本的に考えなくちゃならぬという考えを持っております。これは審議会とよく相談いたしまして、私は現在のやり方ではなかなかいかぬと思っております。
○国務大臣(正力松太郎君) お答えいたします。私はもちろん今お話の通りに、北海道には特別の事情があるからそれについて特別の考慮をしなくちゃならぬ。このことは北海道の審議会の方でも非常に考えておるようで、私はこれには同感いたします。しかしそれだけじゃいけない。私はこれはまだ審議中でありますから、どうしても開発の基礎は交通運輸をよくすること、それが北海道には欠けています。
○国務大臣(正力松太郎君) 繰り返すようでありますけれども、開発銀行からはなかなかこれ以上の金は……。私の政治力が足らぬとおっしゃればそれまでです。とにかくこれはなかなか事実上大きな金はむずかしいような状態になっておりますから、その意味で……。
○国務大臣(正力松太郎君) お答えいたします。 北海道開発三十一年度予算は、お話の通り、すでに大蔵省に提出しているのでありまして、その予算を推し進めて行くつもりであります。
○国務大臣(正力松太郎君) お答えいたします。 公庫案につきまして、廣川案と私の案と調整することに今努力しております。その見込みがついておりますから、御安心願いたい。それからなお、お前が考えておる道路というのは、軍用に利用されるのかと、もう軍用とかには絶対利用いたしません。全く平和のために作るのであります。どうぞ御安心願いたい。(拍手) —————・—————
○国務大臣(正力松太郎君) ただいま御決議のごとく、北海道開発は、わが国の経済自立上最も必要で、かつ緊急を要することと思います。私も、北海道開発庁長官といたしまして、御決議の趣旨達成のため渾身の努力をしたいと思います。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ————◇—————
国務大臣正力松太郎君。 〔国務大臣正力松太郎君登壇〕
○国務大臣(正力松太郎君) 今の御注意まことにありがたく思います。できるだけ文部大臣とも協力してたくさんの予算をとるように骨折りたいと思います。
○国務大臣(正力松太郎君) 自信と言われますと甚だ困りますけれども、できるだけ骨を折るつもりでおります。
○国務大臣(正力松太郎君) なるべく年内に人選したいと思って極力今考えております。
○国務大臣(正力松太郎君) 一応尊重します。
○国務大臣(正力松太郎君) その通りです。
○国務大臣(正力松太郎君) はい。
○国務大臣(正力松太郎君) これは決定機関です、事実……。
○国務大臣(正力松太郎君) 曾祢君の御質問に対してお答えいたします。 原子力についてアメリカとの協定と同時に基本法を提出すべきことについては御質問の通りでありまして、極力政府として、今お話の通りに提案すべきはずでありまして、政府においては極力やっておりました。ところが、今度議員立法で基本法を出そうということがありますので、今政府としてはその調整中であります。近く提出することと思います。
○国務大臣(正力松太郎君) 前田君に対して、私のお答えをいたします。原子力の受け入れ態勢につきましては、強力なる行政機構を一日も早く作りたいと思いまして、事務当局をして党と折衝中であります。いずれ今国会にその法案を提出したいと思いますから、何とぞよろしくお願いいたします。