人類が生き残るかどうかという大変深刻な課題であるわけでありますが、この主たる原因となっておりますCO2、これの排出状況について、先般提出をしたはずであろうと思いますけれども、我が国及び欧米諸国の国別報告書、これの概要についてお聞かせをいただきたいと思います。
○政府委員(大西孝夫君) まず、NGOが国別報告書の作成の段階でどう参画するかという観点の面と、それからでき上がった国別報告書を会議の前に見せてほしいというその二つの要素を含んでおりますが、前段の方につきましては、実は地球サミットの場合は特別な会議でもございましたので、そのナショナルリポートの作成につきましてもガイドラインが定められて、その中でNGOの意見を聞くようにということがあって、それを踏まえて
実はこのUNCEDにおきましてこうした各国のいろいろなことを出し合って討議するという国別報告書というのがございまして、そこにおいてこれまでの経緯、認定の状況、現在行われている委員御存じのとおりの訴訟の状況、またいろいろまだ問題が残されていること等を含めて報告書として既に提出しております。
そこで、世界の環境会議においては、国別報告書も提出してございますし、かなりの方がこういったことを、日本がこの水俣病に限らず非常にぐあいの悪い公害を経験してきたということを知っておりまして、それをまた日本がある程度克服してきたということも知っております。そして、まだ水俣病については大きな問題として残っていることも知っております。
さて、この地球環境問題の対応とNGOとの役割の問題ですが、私たち例えば日本国内におきましても、先般UNCEDの事務局に出しました国別報告書でございますね、この作成の過程に当たりまして日本のNGOの方々から御意見を伺ったり、それから先生御承知のとおり、地球環境日本委員会というものがございますけれども、この場を通しまして消費者の団体あるいは労働団体、経済団体等の意見交換を行ってきておりますし、今話題にしておられる
○堂本暁子君 今、国別報告書にNGOの意見を聞いたというふうにおっしゃいました。そのプロセスも私は存じておりますけれども、少し違いますのは、もうそういった政府が主導というだけではなくて、例えばカナダをとれば、もう四十二、三人だと思いますが、その中で九人ぐらいNGOの方が入っている。それからイギリスにしても、NGOの会議で一生懸命議論している人が翌日見ると政府席に座っている。
そして、そういうところの意見を聞くということは、先ほど部長の方からお答えしましたように、いろいろ御不満というお話もありましたけれども、今度のUNCEDの問題に向けまして国別報告書作成に当たっては、伺っているとも伺っておりますし、これからも適切に対処してまいりたいと思っております。
○説明員(加藤三郎君) ただいま先生のお触れになりましたこの国別報告書、UNCEDに提出する国別報告書をつくるに当たってガイドラインを国連が示しておりまして、先生が今お触れになられましたような非常に幅広い各界からの専門家を含めて検討すべし、作成すべしということを言ったのは確かに珍しいことだというふうに思っております。
○斉藤(一)委員 「環境と開発」のいわゆる国別報告書によれば、二酸化窒素に係る旧環境基準は、健康影響に関する科学的知見が乏しい状況で思い切った安全性を見込んで設定されたものであったが、その後科学的検討を行った結果、環境基準を改定したと述べておりますけれども、科学的知見が乏しい状況で環境基準を設定したというようなことをよく言えたものだ、無責任きわまりないという気がするわけであります。
そこで、日本の国としてどういう役割を果たすべきかという問題もあり、外務省と環境庁が中心になってまとめられ、八月に出されました国別報告書「環境と開発」、これを見せていただきましたが、お尋ねする前に、会議まであとまだ九カ月ありますから、これについて私の若干の意見を述べるので、それはあと研究していただければ幸いだと思うんです。これについては回答は要りません。
それから、来年のUNCEDに向けましていろんな市民グループと、いいますか、NGOといいましょうか、そういうグループも非常に活発な活動をいたしておりまして、私ども外務省と一緒に来年のUNCEDに提出します国別報告書作成に当たってもごく普通の民間団体からいろいろと有益な意見も寄せられていると、こういうことで、私どもといたしましては国民各界各層の方々がこの問題にますます深い理解を示してくださっているというふうに