1951-02-07 第10回国会 衆議院 予算委員会 第9号
(笑声) そこで今度は少し辛いところで、塩の輸入の問題ですが、これはきよう最初にも、安本長官との問答で申し上げたように、原料塩というようなものの獲得が非常にきゆうくつになつて来ておるのでありますが、これに対しましては、輸入価格は一体トン当りどのくらいの見通しでおられるのか。これには補給金というようなものは切つて捨てても、日本のソーダ工業その他へは影響はないかどうか、これをお聞きしたい。
(笑声) そこで今度は少し辛いところで、塩の輸入の問題ですが、これはきよう最初にも、安本長官との問答で申し上げたように、原料塩というようなものの獲得が非常にきゆうくつになつて来ておるのでありますが、これに対しましては、輸入価格は一体トン当りどのくらいの見通しでおられるのか。これには補給金というようなものは切つて捨てても、日本のソーダ工業その他へは影響はないかどうか、これをお聞きしたい。
○参考人(村岡信勝君) 今お話の味噌、醤油その他、特に水産関係の塩蔵用の原料塩について特別の価格を置くべしという御主張が相当お話のようにございましたが、今お挙げになりました中で、全部のものをそういう特別価格にいたしますことは如何であろうかと考えております。
そこでソーダ工業の原料塩でありますが、このソーダにつきましては、今後四千円という一律の価格に改訂するという御説明だけでは少し足りないと思います。もちろんこれは私の個人的感じかもしれませんが、ソーダ工業自体は従来の補給金のありました当時においてはフル操業をしておりません。五〇%、六〇%の低率操業をやりまして、その中で補給金かせぎをやつたきらいが相当多いのであります。
特に今や工業塩、つまり肥料などの原料塩はトン約三千円で、非常に安く、これは輸入価格の約半額程度で売り渡しておる。そうするとこれは補給金のごとき性格をもつて安く売つておる。その金はどこから出すか。一般家庭への塩の配給及び食料品の塩蔵などの塩の配給は、非常に高い価格で売つておる。トン約一万五、六千円、これは輸入価格の倍くらいである。
又ソーダ工業において見ましても、九月までに補給金は八億円支出され、原料塩に対する補給金は廃止されることになつておりますが、補給金がなくなつた場合、ソーダ灰トン当り三千八百七十八円、約二割の値上りとなるのであります。
原則といたしましては、早い者勝の輸入をやるということに考えられておりますが、例外といたしまして資金の個別割当をする品目といたしましては、閣僚審議会の方で決めて頂くというふうな構成になつておりますが、今のところ予定されておるものを申上げますと、米、小麦等の主食糧、それから油脂の原料、それから原棉、原料炭、肥料の原料、塩、原油及びその製品、それから硝安等の肥料、その他輸出用の原料でありますような雑品類を
○中西功君 若しもその場合に化学工業へ行くところの原料塩の價格を一般消費者價格と同じようにしたら、今たしか消費者價格は一万二千円ですね。それと同じにしたらどの程度に賣れるという勘定になるんですか。勿論その関係から、私の言うのはもう少し國内塩の買上價格を引上げてやりたいと思うんですが、そういう工夫ができないかどうか。