1973-04-19 第71回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第3号
大市水産設立の本来の趣旨に従って、北海道漁民が生産をしておりますものは単にコンブだけではございません、スケソウもあれば、スケソウの子もある、サケもある。
大市水産設立の本来の趣旨に従って、北海道漁民が生産をしておりますものは単にコンブだけではございません、スケソウもあれば、スケソウの子もある、サケもある。
○赤城国務大臣 北海道沿岸のほうは知事許可で、こっちは農林省許可ということで、内地のほうの漁船が入り込むというようなことで、北海道漁民関係者からもずいぶん話を私も承っておりますし、内地のほうでも、入れてくれというような話も聞いています。
しかし、内地の方から言わせますと、オホーツクの海というのは一体北海道漁民のためにあるのかというような議論もあるわけでございます。
ことに北海道漁民などは拿捕されて非常に困っておって、いつでもこの抑留を早く返せ、返せというような交渉をしているわけだから、こういう人道的な立場からこの問題を解決していこうではないか。ソ連のイシコフ大臣に強くそれを要請しました。そのことは大きくいえば日ソ間の親善関係にも寄与できる問題ではないか。こういう点から去年の十月に申し入れしまして、イシコフ漁業大臣は、よく検討しましょう。
この十五年の間、ソ連側の監視船の影におびえながら細細とようよう自分たちの最低の生計を立ててきた北海道漁民の苦しみは、まことに言語に絶するものがあるのであります。すでに昨年の十二月までに拿捕された漁船千三百六十三、人員にして一万一千五百八十八名にも及んでおります。この窮状を知る者にとっては、もはや一刻も放置しておけない深刻な問題ともなっているのであります。
また漁場の状況などから、操業水域が次第に国後、択捉付近に拡大しているのであり、このような意味から、北海道漁民もゼロ海里を強く主張するのであります。政府は、歯舞、色丹、国後、択捉各島を日本固有の領土と主張しているにもかかわらず三海里を提案するということは、あたかもこれらの島に対するソ連側の主張を暗に認めたことにもなるわけであります。
この問題は、ただいまお話しのありましたように、領土問題等とも関連して、これまでのいきさつから見ても解決が困難な問題でございますが、北海道漁民らの多年の宿願でありますから、ソ連側の回答を待って、具体案の策定等を行なって、ひとつできるだけ早期に解決を見るように努力をいたしてまいりたい、こういうのが私どもの考え方であります。
○国務大臣(長谷川四郎君) 安全操業の問題は、北海道漁民に対しましてはきわめて重大な問題でございまして、私は就任と同時にこれらの問題に対しまして外務省を通じまして、なるべく早くこれらの問題が進展するようにというような配慮を十分いたしております。
つまり内示書割り当てが北海道漁連だということになりますと、北海道漁民は漁連を通じて保護を受けるかもわかりませんけれども……。
北海道漁民の北海道におきまする漁家の総体が七、八万戸くらいだと記憶しておりますので、かなりウエートは高いと考えております。
で、これから北海道の沿岸の定置や河川でサケ漁が始まるわけでありますが、三海里の外側ならこれを待ち受けておってどんどんとっても、どんなにとってもこれは自由である、かってであるということになりますれば、北海道漁民にとりましてはこれはがまんができないたいへんなことになるわけです。
ソ連の最も近代化された大型漁船による大規模な漁労方式によって大衆魚であり、また北海道漁民の最も依存度の高いサンマ、イカ、こういったような魚類が無制限に多量に漁獲された場合、資源維持の面からも憂慮される問題でございますし、また将来その漁獲物が日本の市場に持ち込まれるようなことになりましたならば、日本の沿岸漁民あるいは中小漁業者の受ける痛手はきわめて大きいものがある、かように憂慮されるわけでございます。
そこで、今度は北海道等のスケトウタラの問題になりますと、北海道の特産であるタラコのようなものは、これは北海道漁民に行なわしめていくという考えを私は強く持っております。それからミールのように畜産に飼料として使うという面については、できることならば、これは畜産の発展のためにきわめて安く提供されることを欲するわけでございます。
それと同時に、それだけでは、これは同じことをお答えするようだが、やはり北海道漁民の漁業というものを尊重すべきことは、これはいかなる場合でも重要なことでありますから、その点も考慮に入れつつ、これらの問題を進めていく、こういうことであります。
ところが、いま言ったように、北海道の漁場というものは、北海道漁民、その他北海道ばかりではありませんでしょうが、近辺の漁民に対して非常に重要な漁場であります。したがって、この問題で北海道漁民の利益を阻害することがあまりに大きくなるということは、やはりわれわれとしてはとらざるところである。したがって、一つのことだけでこれを押し通すわけにはいかぬので、それらの間の調和が必要である。
そこで、もし多少足らないからふやすということをするならば、なぜ商社に一万五千トンふやして、七十万の北海道漁民の生活を守っておる、いわゆる北転、北方の転換船に五万トンとらしておるんだから、なぜそれに一万五千トンをふやしてやらないか。七十万の家族を養っておる北海道の漁民にたった五万トンとらしておるんです。それでも漁民は助かっておるんです。
最後に、漁災制度の実施に対しまする北海道漁民の立ち上がりの状態を一例として申し上げます。 全道漁家ともに非常な熱意を持ちまして、一日も早く国会通過を待望いたしております関係から、先般あらかじめ共済組合の設立に伴うところの出資等につきまして、全道の主要代表者を札幌に集めまして協議いたしました。これは各単協に割り当てる関係あるいは連合会が負担する関係を協議いたしたのであります。
しかし、日本政府がソ連と交渉する場合に、コマーシャルベースの問題だけが論議されて、北海道漁民の生活実態なんというものは、これが全然明らかにされていない。私どもは、シベリアに抑留されておった北海道の漁民の一軒々々の世帯、その家族構成、そういったものを全部調べて、その詳しいデータを向こうへ示して、そうして即時釈放を要求したんです。
しかも、北海道漁民の流し網の、小型の流し網漁場を全面的に規制区域内として閉鎖する、これは譲らない。ここにつきましても、これはマスの漁場じゃない。紅や白ならここは非常にいいわけですから問題はない。だから、ここについては問題はない。ところが、ソ側としても、この辺はまだわれわれとしては絶対にのめないということを強く主張しておるわけであります。
しかし、その結果、現実にあの海域に出ておりました母船及び独航船の諸君があの海域から追われることになる、また、かねてから北海道の沿岸の漁民があの海域に出たいという希望を抱いておりましたものをシャット・アウトする結果になりまして、それが今日のいわゆる基地独航問題として北海道漁民の悲願をかなえてくれという非常に強い要請になって、現地においてはいろいろな紛糾を来たしておるのでございます。
そこでわれわれといたしましては、これらの底びき船の行くべき漁場を国内の漁場調整の上においてぜひ打開したい、こういう観点から北海道の東沖合い等に誘導したいということで、いろいろ北海道漁民の説得に努めたのでございますが、現在までのところは、まだ漁業者の排他的な御承知のような行き方から受け入れられるに至っておらないのであります。
行けば道具まで取り去られてくるというようなことで、これで三十万の北海道漁民に生きよといって政府が生きることを望むことが私は間違っておると思うのです。
もおわかりになると思いますが、この北海道のニシン沿岸漁業がだんだんとれなくなって、いわゆる沿岸漁業者の困っていることは、あなた方御承知の通り、ことに最近になって、沖合い漁業がこのニシンをとっているので、沖合い漁業と沿岸漁業者とは非常な競争いをしていることは、あなたも御承知の通り、そんなときに、要するにこういうふうにして、向うが今までやっておらないようなのをあらためてやるということになると、これはニシンの北海道漁民
この件は、かねて再三にわたる陳情によって御了承の通り、北海道漁民が安全に適切な範囲まで接岸操業することができるように、日ソ平和条約締結までの間、近海漁業の暫定協定を締結するようにしてもらいたいという趣旨のものであります。政府においてもすでに御了承のことと存じますが、この問題について政府の見解を聞くことにいたします。