1954-04-24 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第50号
○椎熊委員 新たに就任せられたる加藤法務大臣に御決意のほどをひとつ承つておきたい。最近世間に伝えられておる国会を中心とする汚職事件が国民注視の的になつておりますが、国会といたしましても、非常に遺憾千万なことであつて、みずから自粛し、事態を究明し、真相をきわめて国会の威信を挽回したいというのがわれわれどもの念願であります。
○椎熊委員 新たに就任せられたる加藤法務大臣に御決意のほどをひとつ承つておきたい。最近世間に伝えられておる国会を中心とする汚職事件が国民注視の的になつておりますが、国会といたしましても、非常に遺憾千万なことであつて、みずから自粛し、事態を究明し、真相をきわめて国会の威信を挽回したいというのがわれわれどもの念願であります。
○青野委員 私は加藤法務大臣に一、二点お尋ね申し上げたいと思います。われわれ社会党は、大体有田君の逮捕許諾から引続いて、この種濱職事件は国民の疑惑を非常に深くしておる。だからその真相を一日も早く究明して、汚職疑獄事件等が再び起らないように希望しておりますために、この検察庁の非常な努力に対しては敬意を払つておる次第であります。
○高橋(禎)委員 法務大臣の御答弁によりますと、検察権は通常行政権と言われているものとはその意味を異にして、準司法権の考え方で自分は検察権の運用をして行こう、こういう御意見のようでありまして、私は加藤法務大臣の政治常識から出て来るそのお考えは正しいと思うのであります。
私は加藤法務大臣の平素の人格を私なりによく承知いたしておりまするし、またきわめて教養の高い方でありますから、その人格と教養とをもつて、悪いことをしようなんという量見をお持ちにならなければ、私はこの大きな仕事も、事務当局の協力のもとに完遂されることができると思つておるのでありまして、そういう意味において、勇ましくも重大なる責任を負うて立たれた加藤法務大臣に対しては、敬意を表する次第であります。
○池田(正)委員 時間の制約がありますから、ただいま佐竹君の質問に対しての加藤法務大臣からのお答えの中で、犬養前法務大臣が職を賭して第十四条を発動したというお言葉があつたのでありますが、一体職を賭さなければならなかつた理由はどこにありますか、これをまずお尋ねいたしたい。
○鍛冶委員 加藤法務大臣は御就任早早のことで多用のこととは存じまするが、このたび法務行政上最も重大と思われまする検察庁法第十四条の法務大臣の指揮権発動ということがありましたので、当委員会におきましては重大なる関心を持つておるわけでございます。