1970-05-06 第63回国会 参議院 公害対策特別委員会 第7号
薬会社は幸いにもと申しましたように、押えられますが、多くの公害発生企業を厚生省みずから押えられません。自動車にいたしましてもそうでございます。
薬会社は幸いにもと申しましたように、押えられますが、多くの公害発生企業を厚生省みずから押えられません。自動車にいたしましてもそうでございます。
しかし、この際は、実は都市公害的なものが相当にある以上は、直接公害発生企業でなくても、例を申してはなはだあるいは適当でないかもしれませんが、証券業界あるいは銀行、保険会社というようなところも、これはやはり産業あっての会社でございますし、それらのいろいろな都市公害的なものの原因には皆さんおなりになるんで、そういう方々にもこの際は応分の御寄付を願いたいということで、御了解を願いつつある次第でございます。
(拍手) 政府の白書について、私が第一に指摘いたしたいのは、公害発生企業に対する責任追及が甘過ぎるということであります。 政府の白書も、社会投資が不十分なままの急激な経済開発が公害をひどくし、かつ、公害防止に十分な配慮がなされなかったことを認め、企業の側に公害対策の努力を求めてはおります。しかし、われわれには、政府が企業に対しあまりにも遠慮がちであることについて、全く理解に苦しむのであります。