2014-05-29 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
○公述人(長岡秀人君) 先ほどの御質問、二点あったかと思いますが、自給農家の声というのをお尋ねでございますが、ほとんどは、この出雲地域においては米、稲作が主体でございまして、それはなぜかと申しますと、ほかの仕事を持ちながら、年間就農時間が極めて短時間であるというところがございまして、先祖伝来の農地をしっかりと守るためには一番効率のいい作物としては稲作だということであろうかと思います。
○公述人(長岡秀人君) 先ほどの御質問、二点あったかと思いますが、自給農家の声というのをお尋ねでございますが、ほとんどは、この出雲地域においては米、稲作が主体でございまして、それはなぜかと申しますと、ほかの仕事を持ちながら、年間就農時間が極めて短時間であるというところがございまして、先祖伝来の農地をしっかりと守るためには一番効率のいい作物としては稲作だということであろうかと思います。
もう一問あったんですが、これは時間の関係で要望だけにしたいと思いますが、やはりこの近年の経済最優先の社会というものが都市部への集中を生み出して、過疎化であるとか限界集落を生み出して、先祖伝来の土地や場合によっては田畑、墓までが放置をされる、あるいは伝統的な芸能や文化も失われていくという憂うべき事態というのが今日生じてきているというのが事実であります。
土地のお話なんですけれども、先祖伝来の土地だから貸さないというのは我が農林水産省がつくった極めて壮大なトリックでして、実は、先祖伝来の土地というか、農地改革でもらった土地だし、先祖伝来でないし、貸すときは先祖伝来の霊が枕元にやってきて、売っ払うときはお隠れになるというのも何か奇妙な話なんです。 実は、本当は、農地を農地として守るから、農地改革をやっているはずなんですね。
そうすると、この値段で買い取り価格が評価されると、そのレベルだと、なかなか先祖伝来の土地を手放す気にはなれない人が多いんじゃないか。 実は、あそこは高速道路も走っていますが、高速道路のときは、田畑においても六百万とか八百万、先ほどの数字の十倍ぐらいの値段で買い取りが行われたという声が私の方にも寄せられております。
田舎の貸す人は、どこの馬の骨かわからない企業とか入ってくると、先祖伝来の農地は貸すといっても手放しにくい。農業委員会でさえも何か貸しにくいという議論もきょうはあったようですが、そういうことなんだろうと思います。
非常に兼業の比率が高い県でありますけれども、これから農政の転換、様々図っていく上ではそういった体質の転換も必要なのかもしれませんが、今までの兼業農家が先祖伝来の田畑、そういったものを守るために担ってきた役割というものは非常に大きいものがあると思います。 そこに関して、大臣の、今までの兼業農家が担ってきた責任に関して御所見を伺いたいと思います。
確かに委員のおっしゃるとおり、これから、いわゆる一千万円以上、三分の二以上の主業農家を中心として人・農地プランもつくられていくわけですから、やはりこの人たちに向かって農地の集約は進めなければなりませんが、ただ、現場に行きますと、農家の方々は農地に対する、先祖伝来、守ってきた、そういう思いもあって、なかなかそう簡単にまとめられないというのが現実にありまして、これはなかなか難しいところがあります。
全部そこにお墓がないかどうかまで調べていませんが、人家があって、そこに先祖伝来のもう欠かすべからざる財産がある場合にそれを簡単に手放すことができないという方は必ずいらっしゃると思うんですね。そこも含めて、できる限りその皆さんのそれぞれの人生に寄り添う形でどういった形で中間貯蔵施設を造ることができるのか。
ポシャったときは、現物出資した先祖伝来から受け継いできた農地とか畑とか、そういったものがとられちゃうわけですよ。とられちゃうというか、パアになっちゃうわけですよ。出資分がパアになるのは当たり前ですから。そうなると、地域の崩壊の引き金を引く一つの原因になる可能性、可能性ですよ、そうならないようにしなければなりません。
当初、ダム建設は、先祖伝来の田畑を奪われ、家や宅地を失って平穏な生活が覆されて、近隣社会が崩壊する現実を想像すると、本当に容易に容認できるものではありませんでした。しかしながら、下流において古来より繰り返されてきた肱川洪水の莫大な被害と、天地の恵みが元来社会全体の共有財産であることに鑑みまして、有効な水利用の必要性を理解して苦渋の決断をもってダム建設を容認されたところでございます。
しかし、何といっても住宅は、個人にとってはまさしく先祖伝来の人生の城でありますし、個人の所有権というものがあるものですから、余り手荒な、早急なことはできません。やはり国民の意識というものとともに、何とか先導的にモデルを提示していきたいな、こう思っております。
もちろん、肱川の安全度を上げ、特に下流の大洲市を初め、人口が集中している都市部の治水の安全度、それから利水の安全度を上げるという大きな目標を持ってのことでございますが、それは水没するところにとってみたら、先祖伝来のところを幾ら下流のためといっても、そうはなかなか納得はできません。長い経緯の中でやっと下流のために犠牲になる、その覚悟を決めた直後にこういうことがあった。
地元の方々がどのような気持ちで先祖伝来の土地や家を手放し、ダム建設を受け入れてきたのかを考えれば、中途半端に途中まで造っておいて突然中止するなどという勝手なことができるはずはありません。当時の鳩山内閣の友愛や命を守りたいなどのスローガンが非常に白々しく聞こえます。
やっぱりそういうところを見ると、帰りたいな、やっぱり先祖伝来の守ってきた土地、自分が生涯を懸けて一生懸命お金を稼いで建てた家に帰りたいなと思うんですよね。思う一方で、こういった残りたい、帰りたいと思う人は、どちらかといえばお年を召した方が多いように思います。 一方で、子育て世代の方々は、やはり集団移転したい、津波に遭ったところには戻れない、戻りたくないという方々多くなっております。
先祖伝来だから土地を売りたくない。でも、ほかの九十九人が売りたくてもその方がだめだと言えば、実はこの事業に乗らないということになります。 ぜひ、この全員の了解ということの緩和もお願いしたいと思うんですが。
今、先祖伝来の暮らし、あるいは地域で支え合った暮らし、それは漁業と農業だけではなくて、そこに暮らす人、場合によっては労働力として参加した企業をどうやって守っていくかということがやはり地域を再生する大きなかなめだろう、私はそう思っています。 先ほど、二重ローンの問題がいろいろ話題になりました。
○工藤参考人 我々現場としては、もちろん、自立をしたい、そして今、先祖伝来伝わってきた農地で今までどおり頑張りたいというのが本音です。 青森県は他県に比べると幸い被害程度が少なくて、それは作物をかえることで可能かな、こう思っていますけれども、恐らくだれもが考えているであろう放射能の件に関しては、いかんせん、我々としてはどうしようもないというような状況でございます。
町長在任中は用地の交渉や住民との協議、あるいは反対する漁業関係者の説得を続けてきた鴨川さんでありますが、いろんな人たちが長い時間をかけて納得して、先祖伝来の土地を差し出した、国はそんな思いを踏みにじった、国の一方的な決定に憤りを感じていると。
ただし、日本人はもう先祖伝来とにかく陣取り合戦ばっかりやってきた国民ですので、一家一統を挙げて自分たちの資産である土地をいかに増やすかというのはもう人生の一大命題で、皆さんそれに奔走してきたわけですけれども、ここのところに来て、今回の計画を遂行する中で、私自身もちょっと肌身に感じたことですけれども、どうも市民の皆さんに昔ほど土地に執着する機運が薄れてきております。
これまでダム建設のため先祖伝来の土地を離れざるを得なかった現地住民の皆さんに、政府はまず心からのおわびをしなければなりません。 前原前国土交通大臣の中止宣言からこの一年余、ダム建設、ダム行政についての迷走ぶりは一体何事ですか。十分な説明が必要であります。負担金など予算面でも工事に理解を示してきた関東六都県にも納得のいく説明をすべきであります。
それでは、ダムの建設に理解を示し、工事に協力して先祖伝来の土地から離れざるを得なかった現地の住民の皆さんに、前原前大臣の中止宣言から続いているこの一年余りの迷走を何と説明しますか。また、八ツ場ダムは関東地方に水道水や工業用水を供給する役割を持っていることから、工事費の一部を負担してきた関東六都県にも納得いく説明をすべきであります。
長年、先祖伝来、この農業の問題、大変重要に思ってやってきたところ、そしてまた、幾度かの自由貿易の中で、その荒波をかいくぐって、和牛の生産をしてきたり、あるいはリンゴの品質を高めたり、サクランボでむしろ輸出を図るような状況を努力したり、そういう地域でもあります。
なぜかというと、その方々にとっては本当に、この先祖伝来の土地を離れて外に出たにもかかわらずダムはできないという、そういう大変な二重のショックを受けられているということがあるので、その生活状況に対するこのフォローということは、これは私はするべきだというふうに思っておりますので、今大臣がどうやるかということも検討するというお考えであるというふうに私伺いましたので、そこはしっかり、苦しんでいる方の側の立場