このために予算委員会などにとても出席しているわけにいかぬということで、この予算委員会を欠席されて、犬養君に会つておるそうでありますけれども、一体首相は、犬養君と六千億に上る昭和二十五年度の国家予算と、どつちが大事なのかということを、われわれは疑わざるを得ないのであります。結局これは総理が国会を軽視している現われで、少くともそういう犬養氏に会う話があるならば、晝の休みにもできます。
そこで長官の話を聞きますと、やはり予算の大綱がきまらない限り、施政演説ができないというのですが、新聞の傳えるところによると、政府は一本予算は四年はちよつと無理で、場合によつては暫定予算になるか、あるいに半年分くらいの日割予算だなるというようなことを言われておりますが、その点はどうかということが一つと、それから暫定予算あるいは日割予算ということになると、一体首相の施政積説はいつやるか。