そして、教育委員会、これはどうしていくのかということで、このことについては、首長そして教育委員会との二元行政の問題点、これをどういうふうに解決していくのかということで、今、現行の教育委員会制度においては、教育委員は首長の任命制でありますので、レーマンコントロール、すなわち民意を反映した教育行政が必ずしも、うまくいっているところもありますけれども、行われているとは言いがたい部分もあることから、現行の教育委員会制度
笠浩史
今までの教育委員会ではなしに、市町村の長、これがいわゆるレーマンコントロールになろうと思います。選挙があります。
一方、国はというときに、国の責任は、一つは機会均等ということがあろうと思います。これはすなわち、背景はお金。私、先日の質問でも図を示して申し上げましたように、教育の、特に義務教育費が全体で十兆円ぐらいですが、その七五%は人件費であります。
藤村修
また、教育につきましては、国も地方も、そしてまさにレーマンコントロールという考え方から、教育委員会も含めて、総合的に責任を果たしていく必要があると考えます。憲法に規定されているとおりの責任を力を合わせて果たしていくという、そのような解釈と精神が今までの体制の中にも存在し、そして実施が確保されていると考えております。
猪口邦子
レーマンコントロール等々も完全に形骸化をしております。三人や五人で、教育長という専門の方がいて、レーマンコントロールが発揮できるわけがない、現場はなかなか難しい、こういうことも御理解をいただければ有り難いと思っております。
私は今二十五人程度学級を全国で初めて実施させていただきましたが、まだ結果は出ておりません。
穂坂邦夫
だから、教育委員会なんやから委員長がもうちょっと権限、常勤にした方がいいのかどうかも分かりませんが、教育委員長さんのレーマンコントロール、要するに地域のみんなが認める、この人ならばという見識の高い、またリーダーシップも取れるような人を配置することがかぎ握っているのではないかと。
山下栄一
それからもう一点は、さっき言ったレーマンコントロールです。そこが形骸化して出てこない。だから、例えば、私は地域では言っているんですが、今の教育委員というのは五人とか三人って決めていますよね。そうではなくて、例えば中教審みたいな形で二十人ぐらいとか、そういうことだって、教育、例えば審議会つくったっていいと思うんですね。今、福祉やなんかも必要なんですね、専門家が、教育委員の中に。
穂坂邦夫
これは必ずしも合議体としての教育委員会ということの問題ではなくて、専門性の高い教育長というものがレーマンコントロールを主体とした教育委員会には極めて大事だということ、これは教育委員会法が我が国でスタートしたときからの問題でありました。昭和三十一年の地教行法のときもこれも別途たしか入っていたんです。
中島章夫
もう一つは、今述べられたのは、合議体としてのレーマンコントロールという教育委員会、その教育委員会を活性化するために、固定化した、弁護士とお医者さんとかという、何かいろんな、かなりいろんなところで固定化したものがございました。それを女性の方々、いろんな方、父母の方々、そういった方々も含めながら多様化していく、大変結構であります。
中島章夫
教育委員会制度も、レーマンコントロールということで、世間の常識というのを教育の中に取り入れようということでやっているんです。だから、そういう意味でも私は大変賛成しておりましたが、いろいろな意見を聞いていましたら、もう本当に裁判員になられる方というのは、これは物すごく重い負担というのがあるんじゃないかなという思いをどんどん、議論を聞いていましたら深くいたしました。
川上義博
一方には、正に知事なり区長なり、正に首長直轄に、教育行政の指揮命令の下にもう一回戻すべきだという考え方と、それから元々の正に教育委員会が作られた趣旨でもありますけれども、そうした、やや政治から距離を置いてレーマンコントロールによって一定の中立性を確保するんだと、そもそもの教育委員会制度の存続意義ですね。
鈴木寛
私も役所にいましたのでこういうことを聞くというのは失礼かなという気はするんですが、ただ大臣は、学者としてというか、レーマンコントロールの考え方で大臣やっていただいているわけですから、ひょっとすると答弁していただけるのかと思いましてお聞きしたいんです。
山本保
もともとレーマンコントロールという教育委員制度の精神というのは、専門知識があるないではなくて、普遍的な常識や社会人としての常識から、学習指導要領の目標、つまり理念的な部分をどう体現しているか、教科書の質はどうか、こういったものを判断すればよいだけであると思うので、私はこのように変えていただきたいと思っております。
高市早苗
これは戦後、日本の教育改革の中である種の非常に高い理想の下に作られた政治的中立性とレーマンコントロールということを実現するための制度であると思っております。
しかし、現在いろんな課題が教育について起こってきておりまして、それらについて的確に対応していただくというためには、委員御指摘のように、決して教育委員会が名誉職化したり形骸化したりしてはいけないというふうに思うわけでございます。
遠山敦子
○政府参考人(矢野重典君) 教育委員会制度は、いわゆるレーマン、素人というふうに日本語で訳しますけれども、レーマンコントロールの理念の下に、必ずしも教育の専門家ではないけれども、教育、学術、文化に関し識見を有する教育委員がそれぞれの知識や経験を生かして合議を行うことによって、教育行政の基本方針あるいは重要施策を決定するというふうにされているわけでございます。
矢野重典
私も、レーマンコントロール、これから地域の中で保護者が的確なプログラムを展開していくためには、保護者を必ず入れるというような、努力規定ではなくて義務として明文化すべきだというふうに思いますけれども、その辺はいかがでございましょうか。
山谷えり子
これはレーマンコントロールとしての教育委員会の本来の筋ではないと思うんですね。こういう行政委員会と審議会と一緒になっちゃっているんじゃないかというような気もするんですけれども、大臣いかがでございますか。
山本保
私どもも政治学で最初に勉強したのがレーマンコントロールの話だったかなという気がするんですけれども、そう考えてみますと、本来こういうチェックというものについても、例えば大臣などが、もしくは大臣に準ずるような方がその現場に入ってやっていかないと、例えばこういうような別の組織で何かしようと思っても、これは否定的な意味で言うわけではありませんけれども、原理的に言えばなかなか難しいところがあるのではないかなという
山本保
それから、教育委員会のことを申されましたけれども、本来、教育委員会という制度は、戦後導入をされたレーマンコントロールという、素人の人たちができるだけ入って多種多様な意見を教育に反映させる、こういう趣旨で行われてきたはずなのですけれども、今御指摘のように、地域によってはその地域のボスが牛耳っているというか居座っちゃうというようなケースもなきにしもあらずということで、私は、今度の教育改革プログラムの中でも
小杉隆
ここでまさにレーマンコントロールを児童相談所の専門家の上に立ってやろうという趣旨だろうと私は思うわけです。
山本保
それで、特に中教審では教育委員会の活性化ということを言っておりますけれども、これからますます、学校外の活動の充実とか家庭とか社会との連携、こういう点は十分私は必要だと思いますし、教育委員会というのは、せっかくそれぞれの独自の地域のいろいろな有識者を加えた、レーマンコントロールというんですか、そういう形でやっているわけですから、できる限りそれぞれの地域の創意工夫を生かした活力のある教育委員会になってほしいな
小杉隆
公安委員会制度というのはレーマンコントロールなんですね。いわゆるアメリカの素人支配という考え方ですから、このいいところは伸ばしてやらなきゃいかぬと思います。
以上で公安委員会の問題は終わります。
次に、刑事局長さんお見えですね、刑事局長さんに二点ほどお伺いいたしたいのでございますが、これまで広域捜査ということにつきましてどのような措置を講じておられるのか。
鎌田要人
私は文教委員会で、臨教審の岡本会長とやりとりした中で話題にしました教育長の承認制度の廃止、あるいはまた教育委員会が持っておるレーマンコントロール、あるいは住民自治、こういう基本理念を実現していく一つの方策として、教育委員の公選制の問題も再度検討してはどうかというふうなことも論議をしたのでありますが、抽象的には考え方として出ているんですが、具体的にその方策が出ていなくて非常に残念で、何とか基本答申にそうしたものを
本岡昭次
そのようなむずかしい委員の選出の方法じゃなくて、レーマンコントロールというのはこの文書によると、教育委員会という行政委員会が持つ特色として、教育委員にはあなたがいまおっしゃったさまざまな力を持ったいわば教育の専門家でない立場の人々が委員になって、そして教育が教育専門家の独断専行にならないように、あるいは行政がそれを牛耳っていかないようにという立場でそれを見詰めていくと、一方教育長は教育専門家として教育
本岡昭次
そこで次へいきますが、レーマンコントロールというふうな理念が、教育委員会法から地教行法に変わっていく経緯の中で、やはり公選制の旧教育委員会法のもとではレーマンコントロールの機能がよりよく発揮しなかったということを言っているわけですね。すなわち、教育委員の中に教育専門家が過半数以上占めていくというふうなこと、それが政治的中立云々にかかわってきた。
本岡昭次
○本岡昭次君 それから次に、しばしば文部省関係の方々の文書を読ましていただいておりますと、教育委員会の機能の特色はレーマンコントロールにあると、このように書かれてあるわけなんですが、この点も間違いありませんか。
本岡昭次
これが昭和二十四年にできましたのでございますが、この法律の趣旨を私なりに読んでみますと、どうもこの人権擁護の問題に関しては公務員に直接よらない、つまり行政権力にいきなりよらないで、素人と申しますか、レーマンコントロールによってアメリカ式にひとつ救済していこうというような立法理由ではないかと想像いたします。
塩崎潤
○永井国務大臣 教育委員会のメンバーと、それから教育長の性格でございますが、教育委員会は素人、いわゆるレーマンコントロールということですが、やはり同時にレーマンの中でも、教育に関心を持っていたり、専門制というところまではいかないと思いますが、やはり相当そうした問題に通じておられる方が、素人であっても、選ばれることが恐らく望ましいのではないかと思います、いろいろな素人がありますから。
永井道雄