1997-11-04 第141回国会 衆議院 予算委員会 第5号
対外的には、何となく大銀行はツービッグ・ツーフェールだという方針を日本政府は持っているということになっちゃっている。そういう責任をたくさん負っておきながら、信用組合以外に公的資金は入れませんなんてのんきなことを言っているセーフティーネットで、これから起きてくる金融危機に対応できるのでしょうか。私はここが一番心配であります。
対外的には、何となく大銀行はツービッグ・ツーフェールだという方針を日本政府は持っているということになっちゃっている。そういう責任をたくさん負っておきながら、信用組合以外に公的資金は入れませんなんてのんきなことを言っているセーフティーネットで、これから起きてくる金融危機に対応できるのでしょうか。私はここが一番心配であります。
六日ですか、参考人の意見の中でも、大きい銀行はっぷさない、いわゆるツービッグ・ツーフェールの考え方はおくれた考えであり、アメリカでもコンチネンタル・イリノイ銀行では採用されたが、今ではそうした考え方は放棄されているということです。我が国においてもそうした考えはとらないということを私ははっきりすべきだと思います。
諸外国の例を見てみますと、大き過ぎてっぷせないというツービッグ・ツーフェールという考え方が日本では一つの普遍的な原理として報道されたりしておるわけでございますが、このような考え方が前面に出ておる国はもはや少ないわけでございます。
これが英語になって向こうに行ったときに、御存じだと思うけれども、日本政府は、この二十一行についてはツービッグ・ツーフェール・ポリシーをとっている。大き過ぎてつぶせない。だから、これは絶対もう日本政府が守り抜く。ツービ ツグ・ツーフェール・ポリシーですね。これは、当時の西村銀行局長の発言として、ウォールストリート・ジャーナルを初め海外の新聞、雑誌ではみんなそういう表現で出ていたわけであります。
○鈴木(淑)委員 これは、実は大臣に確認していただこうと思ったんですが、政府委員がツービッグ・ツーフェール・ポリシーを確認する発言をしておられますから、恐らく内閣の方針としても、海外に対するそういう約束は守っていくという御方針と理解してよろしゅうございますか。総理、いかがでしょう。