1970-12-09 第64回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第5号
この関西電力と尼崎市と兵庫県との間に取りかわされております協定書による契約を見ましても、年度年度のたびごとに、この燃料に含むサルファ分というものが減少させられていかなければならない。
この関西電力と尼崎市と兵庫県との間に取りかわされております協定書による契約を見ましても、年度年度のたびごとに、この燃料に含むサルファ分というものが減少させられていかなければならない。
そういうことを石油面においてもやらなければなりませんし、LNGの輸入あるいは排煙脱硫、煙突を高くする、直脱、間脱、いろいろな方法を講じてやらなければとうてい解決はできないと思いますが、インドネシアの油は幸いにいたしましてそのサルファ分が零に近い数字、どの油を分析いたしましてもやはり〇・〇幾つという状態でございます。
経済価格にエネルギーを換算することになりますが、ないものはないということにやはりなってまいりますから、そうしますと、いまのようなサルファ分の低い一般炭といったようなものを求める。ことに、この状態が続いていきますと、これはやはりそういう方向になっていくのではないだろうか、そういう観察を私もいたしております。
○成田説明員 確かに現在、昭和四十三年度の原油の平均サルファ分が一・七%となっております。ただこれが全部重油となって硫黄がばらまかれているということではなくて、相当な分はアスファルトになったりその他のものにもなって、燃料用だけに全部が集中するということはありませんが、まあ相当な硫黄が重油の消費によって排出されているということは確かでございます。
それから間脱の場合でございますが、これは理論的にはアスファルトが出て、サルファ分をアスファルトに十分含ませますと一%以下のサルファになるのでありますが、ただアスファルトの需要、その他輸出等から見まして、了スファルトがどんどん売れるというのなら、残った間脱の重油が非常に下がるのでありますが、アスファルトの需給から見まして、これが直脱の一・四よりは若干高いところにならざるを得ない状態でありますが、ただアスファルト
御指摘の短期の状況について申し上げますと、松尾鉱山の生産が中止された、あるいは草津鉱山の生産が中止されたということとともに、回収硫黄につきまして、年度当初では輸入の原油のサルファ分は一・八を予定いたしておったわけでございますが、本年度は低硫黄化原油の輸入促進をいたしておる関係で〇・七に下がっておりまして、硫黄分が減少しておる。
ハイサル原油を入れて脱硫をやるのも一つの方法でありますが、最初から低硫黄のローサル原油を大いに入れることが一番必要なことでありまして、これにつきましても、いまインドネシアとか、あるいはアラスカのノースロープとか、あるいは最近西アフリカでの入札も出ておりますが、そういうところの新しいローサル油田の開発を進めていく、あるいはローサル原油の買い付けを促進するという方法も大規模になされておりまして、大体、現在サルファ分
これは非常に大事でございまして、先生の御指摘のように、排煙脱硫というのは電力会社とか大きいところしか使えないので、その他の一般産業、特に中小企業につきましてはサルファの低い重油を潤沢に供給するということが一番大事でございまして、そのために通産省としては、具体的には、毎年石油業法に基づきまして新増設を許可いたしますが、その際に新増設の許可の条件といたしまして、重油脱硫装置をつける、その結果は供給するサルファ分
ミナス原油等のサルファ分の少ない原油を私ども手に入れることが少ないのでありますけれども、そういった公害の観点からも、この石炭資源というものは顧みられてよいのではないか。こういった際に、この国民経済的な立場からの観点を放棄をいたしましたこのなだれ閉山を起こします石炭政策というものについては、反対をせざるを得ないのであります。 次の点は、労働力の確保の点でやはり問題があるのではないか。
なお原油についてサルファ分の低い原油の入る可能性のあるところはどこであるかという御質問でございますが、現在日本に入っております原油でかなり確実なソースとして確保されておるものであって、硫黄分の少ない原油というものは、御承知のようにインドネシアのミナスの原油でございますが、世界的に申しますと、いまアフリカ産の原油その他についてかなりローサルのものが入手できるのじゃないかというような期待も出ておりますけれども
同炭鉱は、すでに昭和二十八年採掘権を設け、自来、今日まで約三十本の探炭試錐を行ない、その結果、当該地区には可採炭量一千万トンにのぼる良質の炭層、しかも、サルファ分〇・五%といろ炭層が賦存するととを確認し、昭和四十七年度上期から採掘すべく、すでに骨格坑道の展開、立坑開さく、入排気坑の着工など、すでに十五億余にのぼる設備投資を行なっておるのであります。
そこから出ました排煙というものが、それはある程度のサルファ分を除去する装置を通ってはおりますけれども、空気中に出ておることは間違いないわけでありまして、そういう意味では、この東邦亜鉛につきましては、排煙中のカドミウムの規制というものをやらなければ、これは私は問題があると思うのです。
ところで、わが国が輸入いたします石油の多くが中近東の石油でありますがために、中近東の石油が一番硫黄、サルファ分が多い。したがって、亜硫酸ガスの害もはなはだしかったということだろうと思いますが、結局、この公害防止の一環といたしまして、いま各地におきまして石油精製業者が脱硫装置をつけつつあるわけですね。
○山口(鶴)分科員 脱硫いたしました石油につきましては、一%サルファ分を抜きますとキロリットル当たりで五百円ほど高くなっているというふうに聞いているわけでありますが、脱硫いたしました石油製品の価格は、現状はどういう形になっておりますか。
その重油はサルファ分が多い。だから、公害だということでうるさくなって、反対運動があって、そのために新設する電力は、地元の人と話し合った結果、重油のなるべく低サルのやつを供給しますということでようやく承認を受けておる。しかし、いまのままでいったら、電力会社が約束した低サル重油も確保できない情勢になるのではないだろうか。
先般美濃部知事と木川田東電社長の間でサルファ分についての調整をした。この中に木川田さんは、石炭火力をたく、しかもサルファの少ない石炭をたくことによって二・五以下に押える。積極的にそういう石炭の役割りを木川田・美濃部会談の中で示したことは御承知だと思うのです。特に北海道の一般炭のサルファは〇・二から〇・四です。脱硫しなくても石炭と油の混焼、石炭車焼、この公害問題はこれによって解消できるのです。
私どもも、これらがもし長期的に再建可能であると考えますならば、こういうサルファ分の多い一般炭と混炭の相手になるサルファ分の少ない一般炭の産出量というものについての配慮は十分いたさなければならないと思っております。事実小委員会におきましても、三池の相手先というものの議論はかなり行なわれておることを申し添えておきます。
○両角政府委員 今日石油側の事情といたしましては、特に公害対策の見地から、過密地帯に対するC重油のサルファ分は四十四年度以降一・七%、現状より約〇・八%くらい下げるということは至上の命令になっております。したがいまして、この低サルファ重油の供給を可能ならしめる方策は、一つはやはり御指摘のような低硫黄原油の確保ということであります。もう一つは、重油脱硫装置の拡充ということであろうかと思います。
それからサルファ分の多い炭と混炭すべき炭というものも念頭に置かなければいけませんのは、いろんなことを考えざるを得ないわけであります。
日本も供給源の多元化という意味から、特にサルファ分の少ないソ連原油というのは歓迎されるわけですから、それがパイプラインを通じて安定的に供給されるということは、日ソの友好上からも必要だし、同時にそれは世界平和の上からも必要だと私は思うのです。ですから、今後起こってくるというよりも、積極的にわが国としては取り組んでいくべきである、こういうような考え方を持つべきではないかと思うのですが、どうなんですか。
なぜかならば、よく問題にされております重油の脱硫でございますが、直接脱硫をしてサルファ分の少ないものをつくろう、こういうときにはそれだけの施設が要るわけでございますが、頭から高いことをあらかじめ覚悟してローサルファの重油を買って、それによって公害を未然に防いでおる、こういう面もございますので、ただいまといたしましては、通産省はいま申し上げました二つの面において行政指導をしておることは事実でございます
サルファ分が高いとかいろんなことをいって、外資系の人が引き取りたがらない。しかも、カフジに隣接して二キロしか離れないところに、アラムコは、ここ一、二年の間に、アラビア石油が成功しましたものですから、突如としてアラビア石油の二倍の設備をいたしました。そうして縁の下からカフジの石油を抜いていくというような状況でございます。しかもその石油を日本がまた買っているのです。
○三木国務大臣 アラビア石油の原油についてはサルファ分が多いという難点もありますけれども、しかし日本の力によって開発した原油でありますから、将来アラビア石油の国内の引き取りの確保あるいは経営の自主性というものを確保していくというような点の障害がないということでなければ、これはやはり外資が入ってくるということに対して許すわけにはいかぬですから、そういうことがないならば、これはそういう場合を考えていいではないかということで
また、油も、サルファ分の低い油ということを申しましたけれども、日本では現在中近東への依存度が高いのでございまして、この油はサルファが多いというようなことを勘案いたしますと、なお一そう強力な対策が必要と考えられます。このために原油、重油の脱硫、あるいは排ガス脱硫技術の早期開発とその実用化ということが強く望まれるわけでございます。