1971-02-18 第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
そういうことが今日までなされないで、しかもまた現実のいろいろなサリドマイド児に対する施策というものがほとんど今日まで放置されていたにひとしい、そういうことを皆さんもおっしゃっておるし、私もそういうふうに感じたわけです。
そういうことが今日までなされないで、しかもまた現実のいろいろなサリドマイド児に対する施策というものがほとんど今日まで放置されていたにひとしい、そういうことを皆さんもおっしゃっておるし、私もそういうふうに感じたわけです。
○古寺委員 きょうから、サリドマイド児とその両親四十三家族が国と製薬会社に総額約十三億円の損害賠償を求めている全国のサリドマイド裁判のトップを切りまして、東京地裁で第一回の口頭弁論が行なわれているわけでございますが、この問題について厚生省はどのような責任を感じていらっしゃるか、その点についてまず大臣から伺いたいと思います。
この間サリドマイド児を持つ親たちは非常な辛酸をなめ、苦しみ抜いているわけでございます。和解をするというのであるならば、いままでにも何度もその機会があったと思うのです。その間政府も製薬会社も、一貫して責任を回避し続けてまいりました。
責任を認めるとか、父母にあやまるとか、あるいは金銭的にも、施設の面においても、サリドマイド児の将来についても十分なことをやるという腹を持って申し出たのでなければおかしいと思う、時間的に見て。それがあるかないかということをお伺いしているわけです。
○和田(春)委員 これは厚生大臣にお伺いしたいのですけれども、現在の裁判は、サリドマイド児を持つ親たちが原告団になって国と製薬会社を訴えているわけです。
それでは、実際問題としてアザラシ児といわれているサリドマイド児、こういう人が出たら禁止をする、何か人間に奇怪なことが出たら、表面的に事故が起こったら禁止をする、こういう以外に方法はないのですか。その点どうですか。
たとえばスエーデンではアストラ社が百人のサリドマイド児の補償に対して五十億四千万、一人に対して五千四十万円。五千四十万円という補償をしているわけですね。またイギリスのデイスティラーズでは、二十八人に対して四億二千百五十万、一人当たりが千五百万の補償をしている。それからまたアメリカでは経口避妊薬エナビッドというのがあるわけですが、これに対して中毒を起こして不具廃疾のようになっている婦人がある。
まず最初に、いまいろいろ起こっております森永のミルク事件、あるいはサリドマイド児の問題、カネミ油油症患者の問題、あるいはただいま議題となっております種痘後遺症の問題等々に対しまして、あるものは企業の責任は言うまでもないけれども、しかしその根源となるべきものは厚生省の指導、その責任を重く見なければならぬ、いや責任ありと考えておるわけでありますが、厚生省の薬物に対しての指導、取り締まり、そしてまた人の健康
農林漁業団体職 員共済組合理事 長 小林繁次郎君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○参考人の出席要求に関する件 ○労働問題に関する調査 (日本育英会等の職員の労働問題に関する件) ○社会保障制度等に関する調査 (日雇労働者健康保険法に関する件) (自動車の排気ガスによる公害に関する件) (食品等の公害に関する件) (サリドマイド児
ですから、なるべく早い機会にこういうサリドマイド児の方々や、その家族の方々が納得されるような決着が早くつけばいいということを念願しておる状態でございます。ただ法律的な問題になりますと、一応法律的に責任があるかどうかということになりますと、これはやっぱり法律論としては一応争わなければならぬということは、これはやはり法律上の問題として一応別に考えていただきたいと思うのでございます。
これは五月二十八日の朝日の記事でございますが、レンツ博士、世界で最初にサリドマイド剤の危険を警告したレンツ教授、サリドマイド児の診察に当り薬を奇形発生との因果関係を認めたボン大学のワイカー教授その他全部で五名ですか、これは原告側が要請しておる。これに対して大日本製薬は、レンツ教授らの主張に対抗のためにやはり反対派の学者を五人呼ぶそうです。これが新聞に発表になっております。
これはあなたも御承知のように、イギリスでは、このサリドマイドのための問題について薬屋が和解を申し込んで、これは五十二家族でありますけれども、サリドマイド児一人当たり五千ポンドから四万五千ポンド、四百三十二万円から三千八百八十五万円の範囲で損害の賠償金を支払って和解をいたしております。
これは諸外国では例がないわけでございまして、諸外国では、訴えられておるのは薬会社だけでございますが、日本だけは国も訴えられておる、ということは、国が、結局サリドマイドの薬とサリドマイド児という奇形児との間の関連性という問題がドイツで起こりました場合に、その時点で直ちに、日本で売られております薬を販売停止あるいは回収することなしに約十カ月ばかり経過してしまった、その責任を問われて国が被告になっておる、
それまでの間は、国といたしましては、若干でございますが、電動義肢、電気で動く義肢をつくったり、そういうことで若干のサリドマイド児に対する福祉対策を続けておりますが、しかしこういうことでは不十分でございますので、なるべく早くぎりぎりの線で、サリドマイド児並びにその家族の方々が満足されるような結果が出ることを私どもも期待しておるわけでございます。
もし、諸外国が禁止したときにこれを禁止しておりましたならば、日本のサリドマイド児の悲劇は三分の一くらいで押えられたはずなんです。今日の医学は、最近出生する心身障害児は、妊娠中に原因がある。妊娠初期に三〇%、周産期に六〇%の原因があるということを専門家が発表しておいでになります。そういうときに、わけのわからないものを食べさせられる、これが胎児に影響がないとはいえない。
○高田委員 主としてサリドマイド児が使う施設がつくられるというふうないまお話しのようでございますが、このおっしゃる二つの施設につきまして私は内容をつまびらかにしておりませんが、新聞紙の報ずるところ、また関係者からちょっと聞いてみたのですが、東京、大阪におけるただいまお話しの二つの施設とも、特に東京については若干名の関係の児童が収容される。しかし大阪のほうは全然関係ない。
だから「この際、非常に手おくれでございまして申しわけございませんが、過去の問題を率直に反省をして、ここに厚生省としてサリドマイド児及び今後の新薬に対する方針を明確にいたしておきます。」
まず第一は、サリドマイド児に対する対策の問題でございます。 この問題につきましては、国会におきまして何べんか取り上げられておるところでございますが、最近の問題といたしまして、昨年末十一月中にサリドマイド児に対する対策を講ずる費用といたしまして、関係業界、すなわち日本製薬団体連合会から当時の厚生大臣、園田前大臣に対しまして一億円の寄付があったと承知いたしておるのであります。
からだ全体がどす黒いというようなことは、これはサリドマイド児の症状以上じゃないか。実際に確定されている患者のその症状というものは、私たちが想像する以上に深刻なものであります。特に女の人の顔にぶつぶつができているという問題になりますと、死ぬよりもつらい思いをしておるんじゃないかと思います。そういうわけでございますから、ひとつ問題を絶対軽視することなく、徹底した調査と追及と対策を立ててもらいたい。
○説明員(渥美節夫君) いわゆるサリドマイド児でございますが、フォコメリーの子供に対する対策といたしましては、昭和三十二年にああいった薬が販売されましてから、私たちの調査によりますると、これは主として助産婦さん方の報告をもとにいたしました東大の森山豊先生の調査でございますが、現在まで百九十七人のサリドマイドの子供さんが生存されておるという報告になっております。
大臣が今後直ちに義手の問題あるいは医療の問題、援護の問題等々についてこれこれのことをするということをしばしば発表されておりますが、このサリドマイド児に対する対策、予算措置、これらの進行状況を伺いたい。私はあのときに特に義手の問題を強く要望いたしましたが、徳島大学の野島助教授等を通じて開発を急いでおるというようなことでございますが、その開発状況はどのようになっておるか。
○藤原道子君 外国で見ますと、サリドマイド児は生まれた子どもの四分の三は生きているわけですね。ところが、日本は二割にも満たないような状態なんです。それは、適切な保護がなされなかったのか、どういうふうに見ておいでになるか、伺いたいと思います。
○委員長(山本伊三郎君) サリドマイド児の問題に関する件の質疑は、本日はこの程度にとどめておきます。 午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時三十七分休憩 ―――――・――――― 午後一時四十一分開会
○藤原道子君 私は、この際、サリドマイド児の問題についてお伺いをしてみたいと思います。サリドマイドの奇形に関しては、国の賠償責任について、関係者が京都地裁あるいは東京地裁に提訴いたしておりますので、この結果は裁判の判断をまつことにいたしまして、それには触れないで、ほかの面についてお伺いしたいと思います。
それで私はこのことをぜひお耳に入れたいと思うのは、昨年の八月、西ドイツから、サリドマイド児訓練所のヘップ・センターから、二名の留学生を受け入れるという承諾が来ているということですね。それは大臣御存じですか。
)(第五四二 号)(第五四三号)(第五九七号)(第五九八 号)(第五九九号)(第六四〇号)(第六四一 号)(第六四二号)(第七七二号)(第七七三 号) ○陸中海岸国立公園地域を青森県種差海岸まで拡 張追加指定に関する請願(第一〇三号) ○失業保険の適用範囲の拡大充実に関する請願 (第一二八号)(第一九七号) ○原爆被爆者援護法早期制定に関する請願(第一 二九号)(第一九八号) ○サリドマイド児
第四三一号、第四三二号、第五二一号、第五二二号、第五二三号、第五四一号、第五四二号、第五四三号、第五九七号、第五九八号、第五九九号、第六四〇号、第六四一号、第六四二号、第七七二号、第七七三号、日雇労働者健康保険法廃止反対及び老後の保障に関する請願、第一〇三号、陸中海岸国立公園地域を青森県種差海岸まで拡張追加指定に関する請願、第一二八号、第一九七号、失業保険の適用範囲の拡大充実に関する請願、第一五五号、サリドマイド児
第三六号) 二一 戦争犯罪裁判関係者の補償に関する請願 (進藤一馬君紹介)(第三七号) 二二 診療報酬引き上げに関する請願外二十件 (本島百合子君紹介)(第三八号) 二三 同(沢田政治君紹介)(第一三一号) 二四 同(臼井莊一君紹介)(第二八八号) 二五 北海道、東北地区に国立重度精薄児施設 設置に関する請願(森田重次郎君外三名 紹介)(第五五号) 二六 サリドマイド児
日雇労働者健康保険の改善に関する請願(重盛 寿治君紹介)(第三六号) 戦争犯罪裁判関係者の補償に関する請願(進藤 一馬君紹介)(第三七号) 診療報酬引き上げに関する請願外二十件(本島 百合子君紹介)(第三八号) 同(沢田政治君紹介)(第一三一号) 同(臼井莊一君紹介)(第二八八号) 北海道、東北地区に国立重度精薄児施設設置に 関する請願(森田重次郎君外三名紹介)(第五 五号) サリドマイド児