1952-05-15 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第67号
これはそれだけ考えますと、いかにも復興金融金庫が怠慢であつて、市中銀行がすばやかつたというように考えられますが、分解してみますと、復興金融金庫は主として設備資金を貸しまして、運転資金は市中に求める。ところが設備の方が先でありまして、復金の貸付が先でありまして、従つて第一次の抵当権をつけるべきでありますけれども、その設備ができてしまつた。設備ができれば運転資金の必要が起る。
これはそれだけ考えますと、いかにも復興金融金庫が怠慢であつて、市中銀行がすばやかつたというように考えられますが、分解してみますと、復興金融金庫は主として設備資金を貸しまして、運転資金は市中に求める。ところが設備の方が先でありまして、復金の貸付が先でありまして、従つて第一次の抵当権をつけるべきでありますけれども、その設備ができてしまつた。設備ができれば運転資金の必要が起る。
お話のように、開発銀行が市中における長期の貸出しを肩がわつて行くことによつて、市中銀行の資産の構成を大体正常化して行くということのために寄与するところが、開発銀行に課せられた使命の一つであることは御承知の通りであります。しかしながら何分にも新規の開発資金と申しますか、設備資金と申しますか、そういつたものに対する需要も、御承知のようになかなか旺盛であるわけであります。
従つて市中銀行と協調して資金を放出するということになつておる関係もございます。さまざまな条件がそろつておりますために、むしろ消極的であるというそしりを免れぬぐらいのこまかい条件に縛られております。これが回収が困難になるというような事象は、ただいまのところでは考え得られませぬ。
従つて市中銀行が一般金融でやるべき部門と、財政的な金融でやるべき部門とは、明確にこれを区別すべきであるし、また財政的にやる部面の重要性は、今日の国民生活の姿、つまり財政が国民経済における比重を増加した状態のもとにおいては、もつと重視されてしかるべき問題である、このように考えるのであります。
私は、先刻も申しました通り、先日広島に行つて市中を歩いて見ますと、保險局病院、市民病院という二つの大きな看板が出て三カ年計画で大きな病院が経営されつつあるのです。保險局直属の病院というものは医療機関整備審議会の対象となつておるかどうか、それを一つ私はお尋ねいたしたい。地方には、ほかにもそういう事例が相当ある。又、でき上つておつてもまだ開始しないところもある。
従つて市中銀行ではもうこれ以上造船には貸出増をすることができないと、機会あるごとに述べておるのでございます。御承知の通り七次後期の造船が非常にごたごたいたしましたのも、この市中銀行の造船に対する金融が、それ以上困難だというところにあつた次第であります。従いまして来年度三十万トンを途行いたします場合に、二つの難点があります。
政府としてはその間の事情を十分承知しておつた次第でございますが、見返資金の比率を七万円から五万円に下げまするがために生ずる市中負担は、丁度開発銀行で既往の造船融資を二十億程度肩替りする計画がある、その金を更に造船のほうに廻すことによつて市中金融の負担過剰を緩和するという考えの下に、この決定がされたのでございます。
ただ大蔵大臣が貸せと言つたり、或いは船主が行つたつて市中銀行はこれ以上の金を船舶に対して出すということは不可能になつて來る状況だと考えている。從つて第七次後期の新造だけを見ましても、若し国策的にこれがどうしても必要であるというならば、私は今後船の完成いたしますまでに、建造資金についてなお更に特別の措置を考究せられる必要があるということを申上げておきたいのであります。
例えば、年末金融なり、或いは盆の金融、その他ここには入交先生なり小松先生のような専門家がおいででありまして、石炭問題を私が論ずるまでもないのでありますが、いろいろな緊急増産のたびごとに日銀に参りますと、日銀の斡旋によつて市中銀行から貸出しするという線が必ず出ます、出ますけれども、市中銀行とすれば、日銀が保証しない限り危険な企業に対して金を出すということはなかなかしぶるのであります。
肩がわりをいたしましたことによつて、市中銀行の肩が若干すくわけであります。そのすきましたものをどういうふうにして使つて行くかの点は、何を肩がわりするかという問題と、また別個の立場から研究もし、検討もして参らなければならぬ点であろうと思うのであります。
終つて市中を自動車にて一巡、旭川を立ち、富良野に向いました。 夕刻冨良野に到着、ただちに町郊外旭台に登り、芦別山脈の山々を背に、雄渾にして雅趣に富む芦別平原を視察いたしました。
従いまして、この方向を見ますと、いわゆる金融政策が高金利の政策に入つて行く一つの段階を示すものである、かように思つておりましたやさき、さらに日銀におましては、公定歩合を二厘程度引き上げたい——引上げると決定したわけではないようでありますが、引上げたいというような意向を持つておりまして、これに伴つて市中の方も一厘ぐらいは値上げしたらどうだというような意見がある。
その場合には、その肩がわりによつて市中銀行にできました資金を、どういうふうして運用するのが、その肩がわりの品的から見て適当であるかということが、第二の問題として判断される。私どもといたしましては、個々の問題について、先ほど開発銀行に対する一般経理方針の問題について、太田さんからもお話がありましたように、個々の出題について強く開発銀行に対して強制をいたすというようなことはいたしておりません。
ただ社債応募につきましては、現在の情勢におきましては、本行が直接応募するよりもむしろ返済資金等の貸付を通じまして市中銀行の資金の余力を作り出す、これを社債消化に廻して市中に有価証券の保有率を高めまして、その資産構成をよくするということによつて市中銀行の健全化にも資する、同時に社債消化も促進させるというような間接的な方法がよいのではないかと思つております。
次に金融上の影響でございますが、本制度は在庫金融の効果の一端を荷うことを狙いとするがごとくでありますが、当業界におきましては、原料、特に燐鉱石のごとき輸入物資の引当金融並びに工場の補修、補強に多大の資金を仰ぎつつある現状においては、本制度によりまして却つて市中金融機関との緊密なる連繋を阻害せられる虞れが多分にあり、延いては生産に対する障害が生ずると思います。
従つて市中銀行の貸出しというものの用途別は大体においてわかりますが、これは俗に言われるように、金にしるしはございませんので、的確にこれをつかみがたい点があります。
従つて市中銀行対業者との間では、従来の取引を保有するために、それまで進んでやつて、日銀のあつせんをせなければならぬということにならない。こういうふうなはめに追い込められている実例が相当に多くあるように思うのです。こういう問題は一体どういうふうな考え方で進められるのか、それをひとつお尋ねしたい。
そうしてあとのほうの一時的の溜りというのは一時的な調整に使うことが可能な資金であつて、若しも政府が大蔵証券なり、食糧証券等が出ておりますれば、その償還によつて市中に還元し得べきものであります。今年度は特異な事例として第三四半期、第四四半期を通じましてそういつた金が集まつております。
とあつて、第二項に従たる事務所を必要な地に置くことができると書いてあるのでありますけれども、これは設備資金でありますからして、長期の設備資金が必ずしも私は大企業に限るとは思いませんし、中小企業なんかでも当然、むしろ中小企業なんか却つて市中銀行で嫌うような設備資金もあるのじやないかと思うので、こういう事務所は全国方々に当然できるだろうと思うのでありますけれども、大体どれくらい設置されるお考えであるかお
もとより只今のお話は、預金部資金をそのままその形において、又その性質のままにおいて融通いたすのではなくて、預金部資金のオペレーシヨンによつて、市中金融の形において出すという話でありますから、船舶金融としては形が如何ようにもあれ、その目的を達成されたらいいのでありますが、ただこの点については如何にヴオリウムを與えましても、現在の市中銀行のオーバーローン、殊に船舶に対するオーバーローンの見地から申しますと
従つて市中銀行は、私どもから外貨を買うための円資金を必要とするのでありますが、その円資金は、日銀から今ちようど外貨を借りておりますと同じように、円を借りたらばいいのではないか、こういうことを骨子にしたものであります。
私どもの希望といたしましては、そういう制度的の見通しがつきましたならば、この法律が実施せられない一月、三月の間においても、ちようどこの期間は税金の引上げで金が詰まるときでありますから、預金部資金を金融債引受の方法によつて、市中に還元するという方策か実行できるように、制度は来年度から実行するとしましても、金融債については一—三月にぜひ実施できるように懇請したい、こう考えております。