1954-04-30 第19回国会 参議院 文部委員会 第32号
○国務大臣(緒方竹虎君) 池田・ロバートソン会談というものは、これは形式的に申しますれば、私的会談であつて、私も実はその内容を今日となつては十分承知しておりませんが、今日提出しております教育に関する二法案、これと直接の関係は全然ございません。
○国務大臣(緒方竹虎君) 池田・ロバートソン会談というものは、これは形式的に申しますれば、私的会談であつて、私も実はその内容を今日となつては十分承知しておりませんが、今日提出しております教育に関する二法案、これと直接の関係は全然ございません。
○国務大臣(緒方竹虎君) この教育関係の二法案につきましては、所管の文部大臣から十分に御説明があつておると考えまするが、これを要しまするに、教育の政治的中立性、これを確立いたしたい。こういう趣旨から考えているのでございます。
○国務大臣(緒方竹虎君) どういうものを重要と見るかどうかということは、これはいろいろ見方があろうと考えます。只今御質疑になりました法案を政府が特に重要法案と認めるのは、これは勿論政府の主観がありまするが、政府としては今日の国内情勢から見まして、又防衛庁法が、これをMSAと関連して国際的な必要から特に重要と考えておるのであります。
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。 フイリピン国と日本との間の賠償交渉が突如として決裂に至りましたことは、誠に残念でありまするが、御指摘のように、これには先方の国内事情が多分にあつたように考えられます。先方の国内事情でありまするだけに、この問題が完全に処理されるまでには、なお忍耐心を要すると考えられまするが、併しながら今度の交渉経過等は、問題の終局の解決のために決して無駄ではなかつたと
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。廣瀬議員から特に総理直接の答弁を要求するという点につきましては、私から御答弁を申上げません。私を御指名になつて私の責任についての御質問の点にのみ、私からお答えをいたしたいと存じます。 私が総理の補佐を誤まつたのではないかという御質問でありますが、今回の検察庁法第十四条を犬養前法務大臣が発動いたしましたのは、犬養前法務大臣が検察庁の中立性を尊重いたしまして
○国務大臣(緒方竹虎君) これは、議員の甲乙によつて、或いはその所属の野党であると与党であるとによつて区別するつもりは少しもないのであります。これは全く与党の幹事長であるという立場、これを政府がかけ替えがないという考え方に出ずるのであります。而もその捜査の内容或いは処分について、かれこれ申すのではなくて、これを申上げると法律論となつて、この席で弁明としてどうかと思いまするが、今の政治は、実際において
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えいたしますが、内閣の威信というようなことは考えていないので、極めて実際的において考えておるのでありまするが、すでに指揮権を発動いたしまして、重要法案の審議の間、逮捕を延期し、その間に是非重要法案を通そう、通したいというのが、政府の意図であります。その際に、その目的を達したならば、院議というものは、無論尊重するのだから、できるだけ早い機会に院議に従つて措置を取消すということ
○国務大臣(緒方竹虎君) 院議を尊重しない、すでに院議になつているものを尊重しないということにつきましては、私も院議の何ものであるということは、よく承知しておるのでありまするが、院議の通り実行しない、院議の何ものであるかをよく存じておりまするが、事柄の性質上、この場合において、すぐ取消すことは、政府といたしまして何としてもできない。 それで、院議の盛られておりまするところは尤もな要件でありまするので
○緒方国務大臣 中華人民共和国すなわち俗に中共と称しておりまする国の実情については、私十分承知をいたしておりません。新聞、雑誌、あるいは外国の人の報道等によつて知ることはできますけれども、それが中共の実情であるということを私は自分で確信をもつて認めるだけの資料を持つていないので、はつきり中共の立場につきまして申し上げることはできぬのであります。昨年議員の諸君が行かれ、あるいはインドからパンデイツトさんが
○緒方国務大臣 私は国連の理想は世界平和を庶幾しまする上において欠くるところはないと思うのでありますが、その後いろいろな国際間の現実から、ソ連を中心にした共産陣営の諸国との間の話合いが十分に行かない場合がある。また国連の機構におきましても、あの国連がつくられました当時の世界情勢、すなわち当時のアメリカとしては、自由陣営との間にも十分な協力ができて、話合いによつて世界の平和が進められると思つておつたが
○緒方国務大臣 日本は、今御引用になりました終戦の詔書にもありまするし、また日本が敗戦後とりました国是と申しまするか、それが具体的に現わされましたのは今の憲法でありまするが、その憲法の前文にはつきり書いてありますように、できるならば一切軍備というものなしに、平和を愛好する諸国に信頼をして、いわゆる平和国家として国を立てて参りたいという、これは憲法制定当時の切なる国民感情でもありましたし、また憲法の前文
○国務大臣(緒方竹虎君) 政府の今回の措置は司法権の独立を侵したものであるというお言葉がありましたが、政府の措置は決して司法権の独立を侵害いたしてはおりません。政府の権限内におきまして指揮権を発動いたしたものでありまして、その点は御了承願いたいのであります。 更に今回の措置につきましては、繰返し本院で申上げましたように、重要法案につきましては、政府の所信におきまして、是非ともこの国会において、国会
○国務大臣(緒方竹虎君) 先般の本院の決議につきましては、政府といたしましても謹んで承わつたところでありまするが、法務大臣の今回の措置は、重要法案の審議促進の見地から真に止むを得なかつたものでありまして、この院議に対しましては、将来の戒めといたしたいと思います。なお先般の本院の決議は、衆議院における不信任決議案の性質を有するものではない、本院の御趣旨も、そこではない。さように考えております。又重要法案
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。 先般の本院における御決議案に対しまして、私が謹しんで承わりますと申しましたことは、謹しんで承わりまして、将来の戒めといたしたいということでありまして政府といたしましては、今回の措置を撤回する考えはございません。 いわゆる重要法案について、いろいろ御批判があびましたが、参議院として、果してその法案が国家的、国際的に重要なものであるかどうかということに
○緒方国務大臣 先ほど申し上げましたように、今の政党政治におきましては、幹事長の位置というものは非常に重大な位置でありまして、もし幹事長が逮捕拘束される等のことがありますれば、国政の運営上と申しますか、政府がこの国会にぜひ通過成立せしめようと思つておりまする重要法案の通過を期することができないようにたるおそれがありまするので、そこで法務大臣が政府一体の考えを刑事政策の上に発露いたしまして、今の指揮権
○緒方国務大臣 逮捕許諾要求が出ました後におきましては、国会がこれの可否をきめるのでありまするが、しかしながら個々の犯罪の捜査または処分につきましては、法務大臣が検察庁法によりまして検事総長を指揮することができるということになつておりまして、先ほどどなたか申し上げましたような考え方から、法務大臣が独自の見識をもつて指揮権を行使いたしたと信じております。
○緒方国務大臣 お答えをいたします。検察庁法第十四条によりまして指揮権を犬養前法務大臣が発動いたしましたのは、これは犬養法務大臣が責任を負つてやつたことでありますだけに、詳細のことを私から申し上げる用意がございませんが、私の承知しておる限りで経過を申し述べますならば、佐藤幹事長の逮捕というようなことが、うわさに開いておりますとだんだん迫つて参りまして、御承知のように、今日の政党政治におきましては幹事長
○国務大臣(緒方竹虎君) 検察庁も行政府の一部でありまして、特異な性格を持つておりまするが、行政府の一部であることは間違いありません。その行政府におりまする、法務大臣が検事総一長を指揮することはこれは法で認められておる。検察庁におきまして犯罪の捜査或いは処分、こういうことにつきましては政治的考慮を加えていない。これは加えないのが当然であろうと考えますが、それに対して法務大臣が指揮をする場合は、政治的考慮
○国務大臣(緒方竹虎君) 今お述べになりました指揮権の発動が違憲の疑いがあるということは、検察庁法第十四条による指揮権の発動が、これが違法であるかどうかということがもとになるんじやないかと思いまするがこの指揮権は、私の了承するところでは、始終行使されておる。ただ法務大臣と検察当局との間に意見が違う場合に発動されたことは異例なことであります。でありまするが、併し検察庁法第十四条に、個々の事件の捜査、又
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えしまことでありまして、私が法務大臣を、どういう言葉でありましたか、法務大臣を懲悪してさせたというような事実はございません。法務大臣からその途中において報告を受けたことはございます。
○国務大臣(緒方竹虎君) 今御質問の途中からでよく伺つておりませんが、今私が来て伺つたところでは、昨日その御質問にはすつかり私の考えはお述べしてありますから、重ねて申上げません。
○国務大臣(緒方竹虎君) 日本が独立国である以上、日本の自力を以てすべての防衛に当りたいということは、これは国民的念願であると考えます。でありまするが、今計画的に陸海空すべての防衛力を日本で持つということは、ちよつと時期が想像できない、今のところは国力の許す範囲において漸増しているというのが実情であります。
○国務大臣(緒方竹虎君) 日本が独立後、日本の国力を以てして十分の防衛に充てるだけものがないので、日米安全保障条約によつてアメリカ事が駐留しておるのでありますが、併しアメリカ側の事情も今お述べになつたようなことが予想されますし、日本としても漸増ということを申しておつてそれにアメリカ側も期待を持つている。従つてできるだけ早く、但し国力の許す範囲において漸増して参りたい、これが終始変らない政府の方針でございます
○国務大臣(緒方竹虎君) 政府は、本院の決議の趣旨を尊重いたしまして、予算執行上の不当行為の絶滅を期しまするために、今後一層の努力を傾ける所存であります。 ─────・─────
○国務大臣(緒方竹虎君) 犬養前法務大臣が今回とりました検察庁法第十四条による指揮権の発動は、異例の措置ではありまするが、国政運用上、特に重要法案の通過を期するために、止むを得ないところとして、法によつてとつたものでありますが、只今決議されました院議に対しましては、謹んで承わります。(拍手、「進行々々」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えいたします。 国連軍協定が、二十ヵ月にもなんなんとする非常に長い期間を要したが、その理由はどこにあるのかという御質疑でありましたが、一昨年の七月関系国政府と交渉を開始いたしましたところ、刑事裁判権及び若干の財政経済問題等について、双方の主張が対立いたしまして停頓のやむなきに至りまして、その間相当の時間を空費いたしたような次第であります。昨年の八月になり、NATO協定
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。 朝鮮動乱の終結する見通しでありますが、この見通しは頗る今のところ困難に感ぜられます。近く開かれまするジュネーヴ会議は、この朝鮮問題の政治的解決を目的の一つとしておりまするが、最近に受けまする、入手しまする情報によりますると、目的全般の達成、従つて朝鮮動乱の終結についても、一般にはどうかと申しますると、悲観的の観測が強いようであります。従いまして、今からこの
○国務大臣(緒方竹虎君) 幹事長の政党における位置は、極めて重大である。これは閣僚以上に重いということを言うた事実はあります。従つて幹事長が今回の汚職に関係しておると、それ自体が明らかになつたときには、慎重に考えます。(拍手) —————・—————
○国務大臣(緒方竹虎君) 私はそう窮屈に考える必要はないと思います。同じ吉田茂でありますけれども、内閣の閣議によつて公式にきめれば前と解釈が違つたつて差支えないと思います。今の我々がとつておりまする解釈は、これは昨年の総選挙にもこの解釈の下に選挙がなされております。国民の批判も受けておりますし、それによつて国民の判定も得た次第でありますから、そう窮屈に私は考えんでもいいと考えます。
○国務大臣(緒方竹虎君) 二十一年、二十二年頃の国会における吉田総理大臣の発言は、その当時の環境も私知りませず、前後の言葉も知らんので、それに対してかれこれ申しませんが、いずれにしましても自衛権というものは国の存在と共にあるいわゆる固有の権利で、独立した国の憲法で自衛権を否定している憲法はあり得ない。それで今の自衛戦争といいますと語弊があるかもしれませんが、自衛力の行使というものは侵略に対しては行使
○緒方国務大臣 警察法案を強行審議しようというような考えは政府においては毛頭持つておりません。今の政局に対していろいろな見方はあろうと考えますけれども、いかなる政局でありましようとも、国会というものが健全で、その多数決というものが冷静に行われれば、今お話になつたような右翼とか左翼とかいうもののテロというものは私は起り得ない、この警察法案のつきまして、政府としましては確信をもつて推進いたしておりますけれども
○緒方国務大臣 そういう点ももちろん十分に考えた上で担当をかえたのでございます。今お話になつたような点ももちろんあると思いますが、先ほど御指摘になりましたように、政府は一体でこの警察法そのものについては、みんな共通した考えを持つておりまするし、御質問を新たにされるということは委員会の御自由でありますけれども、大体において今までの御質疑の点は新しい担当者においても同じ共通な考えを持つておると思いまするし
○緒方政府委員 御質問の御趣旨ごもつともな点もあるのでありますが、政府では今回の警察法案を非常に重要に考えておりまして、ぜひ今国会中に御審議を煩わして通過さしたい、さように考えておりまするところ、大分法案の審議が遅れておる、その遅れた理由の中に、法務大臣が警察を担当している際にいろいろな問題が法務省に起りまして、そのために法務大臣の不出席が一つの原因になつておることも考えられて参りましたので、この際
○緒方国務大臣 検察庁法によりまして、法務大臣が検察当局を指揮することができることにはなつておりますけれども、これは非常な場合でありまして、今法務大臣が国警担当を離れたことについて何か関連があるような御意味と思いますが、そういう関連は全然ございません。
○緒方国務大臣 国警の担当をかえたのではなくて、法務大臣の突如とした更送というようなことでももしあれは、あるいはそういう疑問が浮ぶことがあるかもしれませんが、法務大臣の更送ではなくて、国警の担当を、国会の運営上の必要、また議案の審議が急速に運ぶように考えて、かえただけでございます。今お話にあつたようなここは全然ございません。政府としまし、は、ひたすら警察法改正法案の審議を早くしたいと思つております。
○緒方国務大臣 従来法務大臣が国警の担当ということになつておりましたが、御承知のように今度の会期、休会明け以来いろいろな重要法案が輻湊しておるからでもありまするが、警察法の審議がだんだんに遅れまして、その理由の一つには、法務大臣が法務省の事務に追われて出席いたしかねるために遅れおる場合もたびたびあるやに聞きますので、この際警察担当を別にこしらえた方がいいと考えまして、小坂労働大臣の担当ということにいたした
○国務大臣(緒方竹虎君) 御尤もな御質問でありますが、昨年から実施いたしておりまする労務者住宅資金も会社、工場に貸付けておりますが、実績から見まして大体支障がないので、政府としましては原案のままでよいと考えておるのであります。
○国務大臣(緒方竹虎君) 戸塚建設大臣のことだと存じますが、大分いいんでありますが、まだ出席できるようになつていないので、確かに善処をお約束いたしたままになつておつて申訳ないのでありまするが、ちよつと決しかねますので、いま少し時間を頂けたらと考えておる次第であります。
○国務大臣(緒方竹虎君) 私のお答えは、先ほど申しましたお答えを繰返すだけでございますので省略させて頂きます。 〔国務大臣愛知揆一君登壇、拍手〕
○国務大臣(緒方竹虎君) 百四条につきましては、先ほど申上げましたように、御指摘の通りでありますが、各社別の生産費はとつておりませんので、これはどうも出せんように思います。ただ推算につきましては、或いは秘密会等でお話ができるのじやないかと考えております。(「処置はどうするのだ」と呼ぶ者あり) 〔国務大臣保利茂君登壇〕
○国務大臣(緒方竹虎君) 三月三十一日の参議院議長から内閣へ御要求があつたのに対しましてお答え申したことを繰返すようになるかも知れませんが、硫安の生産の所管をいたしておりまする通産省におきましては、平均原価を推算することは可能でありまして、事務の必要上その資料を持つておりますけれども、各社の生産原価をとつていないのでありまして、従いまして、御要求ではありまするが、やはりこれを提出し得ない事情を御了承願
○国務大臣(緒方竹虎君) 今大蔵大臣に限りまして、特に私企業に関係することを禁ずるということを考えてはおりませんが、その私企業の種類、又その役職の如何によりまして個々に考えて行くことを原則として考えております。但し御承知のように、いろいろな問題がありまするので、政府と特別の関係の、利子補給その他の関係のありまする私企業に対しましては、これはそういうことも特に考慮に入れて考えるべきではないか。そういう
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。第一点の、一般職或いは特別職の国家公務員は官吏服務紀律の適用を受けておるが、国務大臣の場合にはどうであろうかという御質疑でありますが、国務大臣の服務につきましては、御指摘の通りに、官吏服務紀律によつて規律されて器るものと政府は解釈いたしております。そ為から第二の、その場合の本属長官は内閣総理大臣であるかどうか。従来から国務大臣が私企業に関与する場合には、
○緒方国務大臣 お答えをいたします。政府としては今政局が行き詰まつているとは考えておりません。また政局が動揺しているとも考えておりません。保守新党を思い立ちました動機につきましては、昨日河野君にお答えしましたので、今御質疑を伺つておりますと、その際にお聞き及びになつておるようでありますから、重ねて繰返しませんが、保守新党の問題と政局の問題は全然別個であります。これによつて政局を行き詰まらせる、あるいは
○緒方国務大臣 つつしんで拝聴いたしました。
○緒方国務大臣 日本の国際上の義務は、今お述べになりました国情もありますが、一旦義務として承認いたしましたものに対しましては、全力をあげて間違いのないのよう努力して参りたい、かように考えております。
○緒方国務大臣 汚職の問題も汚職の問題でありますが、国一日も政治なかるべからず。この保守の合同によりまして政局の安定がもしできれば、一日早ければ一日早いだけいいと考えております。
○緒方国務大臣 日本の政党の歴史を見ましても、おのおの政党が解党して新しい政党をつくるということは、決して安易な道ではないのであります。安易な道ではないが、今日の時局にあたつて、内外の緊迫する諸問題を解決して参るには、その安易でない道も選ばざるを得ない、さように考えているのです。何ゆえに昨年の選挙の直後にそれを言わなかつたか、これは、選挙を争つて参りました直後にそういうことを申しましても、とうていでき
○緒方国務大臣 私は日本の最近の段階におきまして、政局の安定ということが非常に重要な問題、言葉をかえて申しますならば、国民の要請であると考えております。政局の安定のためには、政府が安定した大きな努力の上に内閣を組織する、また国会の中にも安定した中心勢力があることが望ましいと考えるのであります。こういう考えで、政府及び与党におきましては、昨年の総選挙以後、いわゆる比較多数の上に政府が組織されましたので
○国務大臣(緒方竹虎君) 非常にいい大臣だものですから、もう治りそうだ患つて、もうもうと思つて延びておつたのです。委員会としてそういう御発言もありましたから、よく研究いたします。
○国務大臣(緒方竹虎君) まだ辞表は出しておりません。私が一週間ばかり前に見舞に行つたときに、こう長くなつては申訳ないから、誰かきめなければならないと思うがと言つておりましたが、それならばとは私は言いませんでした。但し、それを今の世間に出ております保守合同の問題と混同して処理しようとは思つておりません。少し横着な考えでしたけれども、政務次官と始終連絡を取りながら、どうにか政務次官の答弁で議事が進んでおるように
○国務大臣(緒方竹虎君) 誠に御尤もなお尋ねなんでございます。実は建設大臣、三月十二日ということを私は知つておりませんでしたが、こんなに長引かないと思つておつたのであります。病気は腎臓炎でありますが、ところがどうもときどき発熱したりしてだんだん長引いて、この間衆議院の入場税のときに無理に登院をさせたのが又少し障つたようでありまして、甚だ建設委員会に出席ができずに申訳ないのでありますが、今のところまだはつきりした
○国務大臣(緒方竹虎君) 安部さんの御質問にお答えします。 先般、本院で行われました原子力に対する決議の趣旨に対しましては、政府といたしましても、人類の福祉、世界平和のために、あらゆる努力を傾けまして、決議の趣旨が実現されることを強く決意をいたしておる次第でございます。 なお外務大臣の日米協会において行いました演説に対する感想をお聞きになりましたが、これは私が申上げるのは適切でないかと考えますが