1947-11-07 第1回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第14号
こういうようなことについては、何とかして、ここのところ地方自治體が切り抜けて行くというようなことに、政府としても最大の今與えられた國家が破綻に瀕しておる財政状態において許される最大限度の努力をいたすわけでございまして、職員費の不足という點は、大體今度追加豫算案に計上されております八十億の分與税の追加ということを以てこれを賄い、又諸物價の値上がりというものは一部分のものは、その分與税で賄い、又その他の住民税
こういうようなことについては、何とかして、ここのところ地方自治體が切り抜けて行くというようなことに、政府としても最大の今與えられた國家が破綻に瀕しておる財政状態において許される最大限度の努力をいたすわけでございまして、職員費の不足という點は、大體今度追加豫算案に計上されております八十億の分與税の追加ということを以てこれを賄い、又諸物價の値上がりというものは一部分のものは、その分與税で賄い、又その他の住民税
それから地方税のうちの住民税を約五割程度平均率を引き上げまして、地方の物價高その他に對する諸經費に當てるようにいたしたいと存じます。なお地方に對してはでき得る限り、これは當然な話でございますが、一方節約をはかる。それから國と同じように、缺員の不補充の方針を堅持して、この間の苦境を切り抜けるようにいたしてまいりたいと存じます。
それから分與税だけでなくて、いろいろ住民税の増徴とか、あるいは特別獨立税の創設とか、そういうことでもつて辻褄を合わせていくよりほかにないのではないか。すなわち國家から當然もらうものは半分、あとは自前でやる。
この関係の中で、地方分與税を七十五億円増加するということと、一面住民税をやはり五割方引上げるということで必要な財源を見込んでおりまして、その結果官吏と全く同様な扱いができるように財政的になることになつておるわけであります。
その分は目下追加予算で御審議を願い、更に分與税法の改正、地方税法の改正による住民税の改正ということで、八十億円の財源を地方に與えるようにいたしておるわけであります。この陳情の趣旨もいずれも政府といたしましては、全く同感でこれが実現を図りつつある次第でございます。
またこれは時期的な問題でありますけれども、住民税が六月にとれるはずのところ、十月あるいは十一月に延期になつておるというようなことでありますので、そういう窮乏した町村に公民館を設置させるということは、よほど地元に熱意があり、財政的な負擔ができる所は別でありますけれども、そうでない所においては、おおむね發展できないということが實情ではないかと考えるのであります。