1948-05-28 第2回国会 参議院 決算委員会 第13号
そこで私達参考に承わりたいのでありますが、あなたが大臣として今回の地方財政の確立に向いまして、特に事務当局の立案とか、起案とかいうものでなくして、大臣自らの御発意で、御構想で、今回の御計画の樹立いたしました或いは住民税、或いは入場税の地方委讓の問題に関連いたしまして、あなたの発意として御発案になりましたような御治績がありますれば、念のために承つて置きたいと思います。
そこで私達参考に承わりたいのでありますが、あなたが大臣として今回の地方財政の確立に向いまして、特に事務当局の立案とか、起案とかいうものでなくして、大臣自らの御発意で、御構想で、今回の御計画の樹立いたしました或いは住民税、或いは入場税の地方委讓の問題に関連いたしまして、あなたの発意として御発案になりましたような御治績がありますれば、念のために承つて置きたいと思います。
地方税のうち、殊に住民税につきましては、従来ともその負担の権衡についてとかくの批評もございましたが、地方団体の財政が相当窮迫しておるという現状に鑑みまして、住民が住民税として相当程度負担をしていただくことは、これはやむを得ない。今後一層その公平適正なる運用を期する必要があると思うのでございます。
そういうことでは昨年もそうであつたのでありますが、住民税などの徴收に非常に地方は弱りまして、その上六・三制の校舎の増築などがあつて、昨年十一月ごろまでは地方財政はまつたく疲弊困憊しておつためであります。
なおそのほか、昨年もそうであつたと思うのでありますが、こういうことでいたずらに日を過しておりますと、最も地方財政の上において根幹をなしております住民税の徴収も、多分七月ごろ徴収することになつておつたと思うのでありますが、これもできなくなりますと、地方財政というものはたちまち相当大きな赤字になつてまいりまして、実際上地方財政の執行ができないというような状態になるということが考えられるわけであります。
ただいま申し上げましたように、いずれにしましても小さな税でございまして、入場税とか、酒、タバコ消費税とか、事業税・住民税というような根本の税にはふれておらぬのでございますから、もちろんこれだけでは金額にいたしましても大したものではありません。從いまして四月以降税制改正ができますまで、四月、五月の間非常に困るということは、われわれも予想されるのであります。
さらに地方税におきましては、住民税においてまつたくでこぼこがはなはだしい。この一例のごときは武藏野市にありますが、市会の副議長は金融業者であるにかかわらず、百五十円を課されている。しかるに、裏長屋の労働者が百八十円を課され、土建労働者は三百二十円を課されているという驚くべき事実があるのである。
それから次に住民税の納税者の平均賦課額の標準率を八百圓にする。これは御承知のように現在四百圓であります。それを原案におきましては、五割増の六百圓としてありましたのを、更にもう二百圓を加えて八百圓にするということであります。次は不動産取得税の賦課率の最高限度を百分の二十にする點であります。
第二番目には地方税源が極端に枯渇に瀕しておるということでありまして、(イ)といたしましては、所得税、法人税、入場税、酒税等有力な租税はすべて國税となつて、地方税の對象となつていないということ、(ロ)としましては、地方税中唯一の有力な税種は營業税と住民税であるが、營業税は所得税、法人税と競合し、住民税は課税限度まで賦課され、これ以上の増收は期待と得ないということを愬えております。
これに対しまして入場税を委譲しますと百十億、あるいは狩猟免許税の委譲によりまして何がし、事業税を創設することによつて三十数億、鉱産税で何がし、酒、タバコによつて二百四十四億、鉱区税の引上げによりまして若干、あるいは不動産取得税の引上げとか、住民税の増徴とかいうようなことでありますが、一方において分與税を、できるだけ財政調整に必要なる最小限度に止めて減らすというような、いろいろな関係がありますけれども
かように考えておる次第でございますので、いろいろ妥当適性なる税源をあさつたのでございますが、こまごましたものはたくさんございましても、それはもうほとんど厖大な地方財政の財源としては目薬にもならないような税額でございまして、結局大きなものは、國家から委譲を受けます入場税あるいは酒、タバコ消費税、そして住民税も相当重くなつておりますけれども、これを今の人頭式ではなくして、所得税的な住民税にかえる。
なお、その他に必要な経費につきましては、いろいろ簡單に先ほど申し上げましたが、事業税をとる、あるいは鉱産税をとる、あるいは不動産取得税の引上げとか、住民税の所得税式な現在の負担分任制度による人頭式的のものでなくて、所得に相当をするような軽度の所得税のような形式と累進的にいくような住民税に変えよう、こういうことで、いろいろ税収があがつてまいります。
なお、現在やつておりまする税金のうち、住民税に関しましては、これは御承知のように、負担分任という精神で、貧乏人も金持もみな住民としての自覚をもつて、少しでも出し合おうというのでできた制度でございますけれども、なかなかこれが税額も高くなつてまいります。また今日のように地方財源の乏しいときに、どうしても住民税というものを相当引上げなければならない。
しかし住民税の方は、やはり依然として住民の負担分任の精神を、どこまでも守つていくべきでありまして、一應私なら私個人として、あるいは勤労所得税とか、あるいは営業税とか、その他の税金を納めており、その上にそこに居住しているというだけで住民税を出す。
それからもう一つは、住民税の関係でありますが、住民税は最近一年くらいに急に増額されて、地方税の枯渇を防ぐ有力な財源となつておるのであります。しかしこれ以上はもはや増徴の見込みがない、あるいは見込みがないというより、これ以上になれば多少悪税になるのでないかといつたようなことを懸念される。地方においては、住民税増額の反対をやつておるように聞いておるのであります。
それから住民税の問題でありますが、住民税はなるほど仰せのように、昭和十五年度の改正以來、負担分担の精神を税制の上に立てるという方針を貫いて来たのでありますが、地方税体系の中の税目を検討いたしますと、地方税の中で彈力性をもつておる税種といいますのは、営業税と住民税以外にないのであります。現在の本年度予算で申しますならば、二百四十億円の税收入の中で、常業税が八十億円、住民税が約六十億円でございます。
例の住民税でありますが、特にこれは住民税は一般引揚者それから戰争犠牲者、そういうものに今度の増額は負担させないということをば條文として出すということでありましたけれども、ただ四項に簡単に書いてあるだけで徹底を欠いたのでありまして、そういうようなこともありますし、いろいろこういうような急ぐ問題につきましては各議員が何かメモ書きでも参考にして出したらいいのではないかとこういうことに考えます。
先般の一箇月分につきましては御無理をお願いしまして、住民税をさらに引上げたような次第でございますが、今回はまつたく方法はつかない次第でございまして、政府の一般收入によつて財源をつくりまして、これを地方團体に貸出すというようなことをいたしておる次第でございます。
併しながら總體的に見まして先程淺岡委員が申されましたように、未復員家族の手當の問題にいたしましても、或いは生業資金の問題にいたしましても、あらゆる面において、一昨日でございましたか、今後の住民税の問題にいたしましても、これらの適用を除外するということをはつきり執つておるということは、これは大きな收穫でなければならんと思うのであります。
又先日住民税の問題がありましたが、そういうような特別委員會の今までの實績がお分りにならないから、端的にそういう御意見も出るのだろうと思いますけれども、今の國會の内容を見ておりますと、片一方で失業手當法案が出る。片一方では地方税法の一部を改正する法律案が出るというように各方面に亙つております。これを一々捉まえてやるところに特別委員會の特別な意義があると思う。
公吏の待遇改善の経費を住民税のごとき大衆課税とすることは適当ではない。又一旦國会の議決を得たる法律案を、國会通過後数日を経ざるうちに更にその改正案を提出することは不適当ではないか。更に引揚者、復員者、その他の戰災犠牲者に対する課税の減免につき、この法律の中にはつきり規定しておいた方がよいと思うが、政府はいかなる見解を有するか等の質問があつたのであります。
警察制度に關する陳情書 (第六〇九號) 七 警察制度に關する陳情書外四件 (第六二三 號) 八 普通河川並びに海岸等よりの收入に關する 陳情書 (第六四二號) 九 警察費連帯支辧金の増額に關するる陳情書 (第六四四號) 一〇 地方競馬に對する地方税の課税に関する陳 情書 (第六四六號) 一一 町村財政確立に関する陳情書 (第六八一號) 一二 住民税
これがために、止むなく人員を整理するところができて來るところがあるかも知れませんが、但し御承知の通りに、住民税を制定せられたところの性格に背きやしないか。そもそも住民税の性格はそんなものじやない、金額をどんどん殖やして行くのじやなく、制限を上げるのは何でもないが、とにかく住民税の性格はこんなものではない。
○阿竹齋次郎君 住民税の質問が續いておるようでありますが、百分の五十まで制限外の途が開けておるのですが、それがまだ行つておらん所が多い。然るにこの度のような厖大な増額をする。増額の制限外課税の許可を受けても足らない。
○阿竹齋次郎君 ちよつと伺いますが、この住民税は、法律で毎年十月一日に取ることになつておるように思うのでありますが、そうしますと今後値上げいたしますと、この財源に間に合うのかどうか、どうですか。上げたところで取るのが十月一日からでできない、それでは間に合わないじやないかと思いますが、市町村でやり繰りをすればいいじやないかというが、やり繰りをする餘裕がなかろうと思います。
それを補うためにさらに、これもまことにどうも恐縮しているわけでありますが、ついこの臨時議會で住民税の引上げをお願いいたしまして御承認を得たわけでありますが、それをさらにこの二分の一倍だけ引上げようと、まことに異例でございますけれども、こういうような手續をいたすように相なつた次第であります。
寛君 専門調査員 有松 昇君 ――――――――――――― 十二月四日 警察制度に関する陳情書外四件 (第六一二三號) 普通河川並びに海岸等よりの収入に關する陳情 書 (第六四二號) 警察費連帯支援金の増額に關する陳情書 (第六四四號) 地方競馬に對やす地方税の課税に關する陳情書 (第六四六號) 町村財政確立に關する陳情書 (第六八一 號) 住民税
本改正案による住民税の増加或いは地方分與税の増額等の措置は全く臨時應急の措置に止まりまして、決して根本的な地方税の改革の対策とはなつておらんと考えるのであります。
第一のものである税の關係について言うならば、國から委讓を受ける税というものはどういうものがいいか、あるいはないか、それをやる場合に國家としての財政の影響はどうなるか、あるいは國税に對して附加税制度を設けてはどうか、あるいは設けるとすればどういう税がいいか、あるいは今度は道府縣の獨立税というものはどういうものを追加してやつたらいいだろうか、市町村の獨立税はどういうものを追加してやつたらいいか、それから住民税
またずいぶんほかにいろゝな費用も地方ではかかりますので、それだけでも十分とも存ぜませんので、今別途提案中でありますところの、地方税法の中の住民税の平均額を五割引上げる、この増收額、それらによつてこの缺陷を充たす、また地方地方財政もできるだけの節約をはかつてもらう、こういうような措置で、とりあえずの措置を講じてまいつてきているのであります。
すなわち住民税の平均額を五割引上げること、それから「國民學校營繕費」と書いてある字句を「小學校營繕費、中學校營繕費」ということに改める。この二點だけを含めましたところの税法の改正法律案に改める。そして「内務大臣」を「地方自治委員會」に改めるという關係條文の分は、全部これを削除修正をしていただきたいのでございます。