1947-08-28 第1回国会 衆議院 農林委員会 第17号
非出資組合は本法にによると金融の預金も貸付も受けることができないとなつておりますが、少なくとも非出資組合員として立ちまする者は、村においてどうかと申しますれば、小農の經營者であるとか、あるいは貧困者であるとかいう人であるということは、平均してそういうことが考えられるのでありまして、こういう人たちこそは特別に何らかの方法を畫して、一日も早く適正な農家に進まれるような保護が必要なのではないかと思うところえ
非出資組合は本法にによると金融の預金も貸付も受けることができないとなつておりますが、少なくとも非出資組合員として立ちまする者は、村においてどうかと申しますれば、小農の經營者であるとか、あるいは貧困者であるとかいう人であるということは、平均してそういうことが考えられるのでありまして、こういう人たちこそは特別に何らかの方法を畫して、一日も早く適正な農家に進まれるような保護が必要なのではないかと思うところえ
単に農場の再分割、細小農の發生というだけでは弊害は止まらないのであります。今こそやや平和、幸福を感じておりますけれども、農村のみじめになるということは、もう目に見えておることなのであります。これをほんとうに安全にするがためには、どういう形であるかは知りませんが、あるいは遺言の制度をもう少し發達させるとか、その他人間の考え方をかえるとかいうことをしなければならないかもしれない。
ただいま申し上げた通り、日本の農家は多くは小農で、大家畜を自家飼料で買うだけの力はありません。從つて小家畜の分散飼育以外に、多量の家畜を飼うということはできない。もう一つのめんように至つては、農村工業の一助にもなる。五百戸の村で一戸が一匹ずつめんようを飼う。もちろんめんようというものは群棲するので、一匹ずつ飼うことがいいか惡いかは別として、一匹飼うこととして、五百頭のめんようを飼うことができる。
それなのに、一向くれもしない報奬物資を、くれるくれるとだまして、しかも、ときたままわつてきます報奬物資は、一部の大農といいますか、農村ボスといいますか、そうした一部階級のものだけがこれを独占する結果となり、細農、小農たちは、粒々辛苦をいたしましても、報奬物資はもらえない。 供出の割当があまりに厖大であるから、全部供出しても一〇〇%に届かない百姓たちが、何で自由販賣をする米がありますか。
示し、縣の委員會がこれを町村委員會に示すというような、これはもう二つの方法でありまするが、いずれにいたしましても焦眉の、明日の食糧がないというような事情でありますので、これはいずれも大體政府が中央の委員會が把握した數字を縣の委員會に示し、これを町村に下すというような形になろうと思いまするが、その間に民主的に調査せしめるというような場合におきまして、先ず先程來からいろいろ地力の問題とか、或いは大農、小農
またその次には、小農家に対しましては割当をしておらない限界面積、いわゆる人口によることでありますけれども、約百万町歩近いところの小作農家耕地の二割、農家人口の四割に対しまして、割当をしておらないということが、從來におきましては、基本的に何割かの供出をなさしめておつたということに対して考える場合、この面からいたしましても、安易な考え方をそこに植えつけておつたということは、否むことができません。
われわれの方といたしましては、開拓の實行によりまして、既設の農村の過小農をできるだけ理想的な規模のものにいたしてまいるということと、それから新規に入植をいたしまして、ここに適正規模の農家をつくるということ、この二つの點を考えておるのであります。
○伊藤(佐)政府委員 第一段の過小農をどういうふうにして適正規模にするかというお尋ねであります。その點はわれわれの方で申しております地元増段という方法によつてやつてまいりたいと思います。地元の村落の中には相當程度の開墾の餘地があるというふうな場合におきまして、地元に過小農非常に多いというふうな場合におきましては、それを開墾して、一戸當りの面積を殖していこう。こういう方向であります。
○永井委員 第一段の御答辯のうち、過小農を少くする。新規入植者については適正規模を確保するということでありますが、その過小農どういうふうに少くするのか、あるいは適正規模をどういう程度に押えておるのか、どういう經營面積が適正な規模であるとお考えになつておるのか。
この百萬戸と申しますのは純粹に入植いたしますものと、いわゆる地元増反、これは地元が非常に過小農でありますために、地元の一戸當りの面積を殖やしまして、それによつて地元の農家の經營を樂にするという意味合のいわゆる地元増反、これを合計いたしまして百萬戸のものを植えつける。それからこれによつて生じまするところの食糧の増産でありまするが、主食の米に換算いたしまして、合計二千百萬石の増産をいたす。
又供出完了農家と然らざる農家との場合、或いは大農、小農、その他麦、芋地区農家等との関係に、或いは多少の不公平の生ずる虞れはありますが、私は、これに対し、農家の各位に対し、十月迄の暫定的緊急措置として、この同胞救援の國難打開の不可避の方策と致しまして、暫時御辛抱をひたすら懇請いたしますれば、傳統の友情と祖國同胞愛に燃える我が尊敬する農家各位は、必ず襟度を示されまして御協力願えるものと付度し得るのであります