1954-02-19 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第11号
○国務大臣(愛知揆一君) 二月末までの問題につきましてはもう余日幾ばくもございませんから速かに発表いたします。できればその後の処理についても大体の考え方は発表いたしたいと思うのでありますが、そのほうまでは或いはここ数日中ではできないかも知れませんが、取りあえず二月の分については速かに措置いたします。
○国務大臣(愛知揆一君) 二月末までの問題につきましてはもう余日幾ばくもございませんから速かに発表いたします。できればその後の処理についても大体の考え方は発表いたしたいと思うのでありますが、そのほうまでは或いはここ数日中ではできないかも知れませんが、取りあえず二月の分については速かに措置いたします。
○国務大臣(愛知揆一君) ベース・アツプの問題は新聞に出ておる通りでございまして、要求が出て、そうしてこれを中労委におきまして目下検討中ということに承知いたしております。それから全体としての意見といたしましては、只今石原さんのおつしやいましたようなふうに私どもも考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 承知いたしました。これは私どももそれを作ることに大いに努力いたしておるのでございますが、来週の木曜か金曜日には差出せると思います。
○国務大臣(愛知揆一君) これは企業としての利益がある限りにおいては、これははつきり税率その他において処理ができまするし、私はこれは極めて一時的の現象であつて、思惑とだけ断定することは或いは言い過ぎかも知れませんけれども、思惑である場合におきましては、必ずこれは全体として価格も下りましようし、却つて思わざる損害をそういう連中が受けることも当然予想されることである、こういうふうに考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 御意見はよく承わります。非常にその御指摘のような点が何と申しますか、行き過ぎたようなことになれば、これは政府としても当然何らかの措置を考えなければならんと思いますが、現在のところはそこまでは考えておりません。
○国務大臣(愛知揆一君) 大体御説の通りございますが、同時に私の申上げましたことはそれらについてもアプライされると思います。
○国務大臣(愛知揆一君) ちよつと私にも理解ができなかつたところがあるのでありますが、最後の点は、例えば追加投資の関係を控除するとか、減税するとか、そういう点でございましようか。
○国務大臣(愛知揆一君) 私どもの従来御説明申上げておりまする点及び物価について差出しております資料には現在の条件の下においての想定でございますから値上げは織込んでございません。
○国務大臣(愛知揆一君) 私今ここに手許に持つておりませんものでございますので、只今取寄せますから後刻御説明申上げます。
○国務大臣(愛知揆一君) 名医とそれから薬の調剤と申しますか、更にこれを投下するということがこれからの骨子だと思うのであります。この名医をどうやつて探し出すか、派遣するということにつきましては、中小企業庁長官もかねがね非常に心配しておりますので、それらの苦心の点は長官からもいろいろお聞き取り願いたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 先ほど四千八百万と申しましたのは、先ほど前提を申上げました通りでございますので、これにつきましては至急に総合対策を立てなければならないと思つております。只今御指摘の点も誠に御尤もで、そういう実情でありますので、私どもといたしましても先ほど申したように、就任以来鋭意一日も早く対策を立てたいと考えておるような次第でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) ちよつと私申し足りませんでしたが、地方税の関係等についてははつきりまだ最終の数字がきまつていない面もございますし、それから開銀の金利の問題等につきましても少し私どもの希望案を申上げておる点もございますから、一両日中に固まると思いますので、それを又基礎にして詳しく御説明したいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 御説明いたします前に御挨拶を申上げたいと思います。先般は図らずも経済審議庁長官の大役を命ぜられまして誠に責任の重大さを痛感いたしております。御承知のように全く経験も浅い未熟者でございますので、当委員会の先輩各位の御指導と御鞭撻によりまして何とか一つこの大役を金うさせて頂きたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) これはもう誠に御尤もなお尋ねでございまして、実はそういう点もございまするので、それならば例えばお砂糖を幾らに切るというようなことを仮にも私どもがちよつとでも口の端に乗せるようなことになると、これは非常な暴騰になりまして、少くとも当座のこの我々が物価の引下げということをスローガンにして国民生活の安定ということに何とかしたいと思つておりますときに、そういう思惑によつて折角の考え
○国務大臣(愛知揆一君) 私は発表されておるものがあつたかどうかという点はつまびらかでございませんが、こういうことだ思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 統制経済の問題でございますが、これは吉田総理が本会議でも申しておりました通りでございますが、ただその言い方が多少言葉が足りなかつたような点もあるようでありまして、実は一両日前衆議院の予算委員会でも更に補足して総理からも申上げたわけでございますが、まあ統制経済と申しますと、何か一つの既成概念があるかのような感じがいたしまして、例えばソ連流のノルマ式な一つの計画をがつちり作つて
○国務大臣(愛知揆一君) その経済界に対する影響の問題でございますが、これは端的に申しまして、例えば中小企業というような非常に経済界の変動に対して弱い立場にあるものにつきましては、いろいろの方法でその弊害の衝撃を緩和して行かなければならない。
○国務大臣(愛知揆一君) これはもう誠に御尤もな御意見でありまして、どうもそういうことを申すのは余り率直過ぎるかも知れませんが、私もこういうお役をお引受することになるのであればせめていまひと月早く任命して頂きたかつたと思うくらいでありますが、只今御指摘の通り他の部門に比べて一般会計上の、いわゆる商工関係、特に輸出関係等については非常に予算が微々たるものでありますことは私も非常に遺憾と考えておるのであります
○国務大臣(愛知揆一君) 最近における我が国の経済の動向というようなものにつきましては、その概略を本会議でも、経済審議庁長官として申上げてあるわけでございまするが、一口に申しますると、昭和二十八年の我が国の経済の動向というものは、最近も大体の指標その他が取りまとめができたのでありまするが、要するに生産の増加も、消費水準の向上にいたしましても、前年の二十七年からは一廻り拡大されておるということが一応はつきり
○国務大臣(愛知揆一君) お答えいたします。 御承知のごとく、例えば五年前に比べまするならば、日本の産業活動は二倍半乃至三倍になつておりまするし、又国民の消費生活から申しましても、都市農村を通じて見れば、戦前の一〇〇に対して一〇五というところまで回復しておるのであります。これは先日も指摘いたしましたごとく、かくのごとく生産も消費も増加わした。ただ輸出の伸張が伴わなかつた。
○国務大臣(愛知揆一君) 私への御質問は主として財政投融資の関係かと存じまするので、その点を簡単にお答え申上げます。 申すまでもございませんが、今回の予算に伴いまして、財政投融資の計画は、二十八年度三千三百八十九億円に対しまして二千八百五億円と、約五百億円の減少になつております。
○国務大臣(愛知揆一君) 貿易の振興につきまして、特に対米輸出の伸長が大切であるということにつきましてはまつたく御同感でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 物価の引下げの見通しのお尋ねでございまするが、昨日も申上げましたごとく、私どもの考え方は、基本的に、財政の緊縮、金融の引締めということで基本的な線を打出したいと考えておるのであります。それはなぜかと申しますると、要するに、有効需要が過剰である限りにおいては物価の引下げということは的確に行えないという考え方に立脚しておるわけでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 電力料金の問題につきましては、引上げを申請しておりまする会社側が、この引上げを必要として挙げておりまする事情、それから引上げの、御指摘の通り産業界、農業界、或いは国民生活全般に与える影響等を総合的に検討いたしまして公聴会を開いて各方面の意見を聞きまするほか、政府といたしましても、これに対処する態度と方策とを慎重に只今研究いたしておる次第でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 簡単にお答え申し上げます。五年前に比べますれば、御承知のように、産業活動は二倍半から三倍近くも上昇いたしております。
○国務大臣(愛知揆一君) 電力料金の問題は、引上げを申請した会社側のこれを必要としておりまする事情と、引上げの各産業界、農業界、国民生活に与える影響等を総合的に検討し、一方公聴会を開いて各方面の意見を十分聞きました上に、これに対処する態度と方策とをきめるべく、目下慎重に研究をしておる次第でございます。 〔国務大臣犬養健君登壇〕
○国務大臣(愛知揆一君) まず第一に、総合的な計画経済をやる意図があるかどうかというお尋ねでございます。先ほども申し上げました通り、各般の施策は総合的に打出して参らなければならぬことは申すまでもございませんが、いわゆるきゆうくつな計画経済というようなことは断じて考えておりません。(拍手) 第二に物価の引下げ、この政策は労働者へ何を協力を求めるのかというお話でございました。
○国務大臣(愛知揆一君) 貿易に関しますお尋ねにつきましては、只今外務大臣、大蔵大臣からお答えいたしました通りで、附け加えることは何もございません。
○国務大臣(愛知揆一君) 今日の我が国経済を概観いたしまするに、経済規模ば拡大し、国民生活も著しく向上して参つたのでありまするが、当面最も重要な問題は、輸出の伸び悩み、輸入の膨張、その結果としての国際収支の逆調であります。
○国務大臣(愛知揆一君) 今日のわが国経済を概観いたしますに、経済規模は拡大し、国民生活も著しく向上して参つたのでありまするが、当面最も重要な問題は、輸出の伸び悩み、輸入の膨脹、その結果としての国際収支の逆調でございます。