1966-03-25 第51回国会 参議院 産業公害対策特別委員会 第7号
したがって、そういう経済優先と申しますか、産業優先の、企業優先の考え方が非常に強く出ているんですよ。そういうために、そういうものとの総合調整をはかって公害防止対策を立てていこうという、そういう非常に積極的なかまえから一歩後退したような感じを私たちは受けるんですね。
したがって、そういう経済優先と申しますか、産業優先の、企業優先の考え方が非常に強く出ているんですよ。そういうために、そういうものとの総合調整をはかって公害防止対策を立てていこうという、そういう非常に積極的なかまえから一歩後退したような感じを私たちは受けるんですね。
明らかに経済優先、大企業優先であり、そして国鉄輸送力の増強を勤労大衆の血と汗で得た収入によって実現しようというものであります。輸送力の増強も大資本のためであり、勤労者は、そのおかげでますます郊外遠くへ追い出されて、高い通勤費を支払って、数時間にも及ぶ殺人的な電車の中で呻吟ずることになるのは、目に見えるようであります。また、消費者米価についても、政府は大幅な値上げを再び予定していると聞いております。
この点はあくまでも経済優先を主張されるのでございますが、それは大資本、大企業中心の政策であって、国民全体を対象にした場合には、あくまでも教育を基礎とすることが、私は政治の原則だと考えるのでございます。この観点に立って、勤評や学力テストで教育の効果を上げようとしておりますところの今の教育行政を反省しなければならぬと思うのでございます。
今までの日本の行政を見ていますと、通産であるとか、まあ農村の問題は置いてきぼりになって参りましたけれども、そういう経済——工業経済優先という格好があらゆるものを踏みつぶしてきた。しかし、今日行き詰まっているということは、これはだれが見ても日本の経済について、新聞、ラジオその他を見ても、日本の経済が行き詰まっていることぐらいはだれでもうすうす感じている。
あるいはいわゆる官僚統制の姿じゃないか、あるいは経済優先であるじゃないか、これは一応つながっておる問題だと思いますけれども、自由診療ということがもう殺されてしまっておるじゃないか、そして官僚統制のようなわけでお医者さんの立場というものを踏みにじるのじゃないか、それからまた、経済の方が先に立って、医学とか技術ですね、そういうことを軽んずる、こういうようなことになっているんじゃないか等を含んだ保険医療というものに
さればといって、経済優先でもって考えるわけにはいかぬと思いますけれども、困難はそこにすべてあるように思うのであります。
○古井国務大臣 保険優先といいますか、経済優先といいますか、保険経済の方が中心になって、医療というふうな立場が少し薄くはないかという感じは私も持っておるのであります。それで病院の経営が成り立つか成り立たぬか、それには公的医療機関もあろうし、それよりもっと問題の民間の医療機関もありましょうし、ほんとうは実態をつかみたいのであります。
今の、先ほどお話が出ておりました医療費あるいは診療内容の問題につきましても、経済優先、つまり経済をかつぐ方の、負担する方の側の意見が主になってきまるというような行き方も、片寄っていると思うのです。これも進んだ医学というものがあるのですから、そっちの方の立場ができるだけ取り込まれなければならぬと思うのであります。
さっきの経済優先といいますか、そっちが強く、そういう方面ばかりいってもうまくないと思いますし、医療という部面、これを主管している医務局というものが発言力を持たなければならない。ですから両方の共同責任だぞと言っておるところでありまして、これは両方の考えをもとにして進めたい。大よそそういう式にいきたいものだと思っておるわけであります。
こういうふうな考え方は、制度の基本にも問題がありますが、やはり運営上の問題としてはそう経済優先にばかり流れておれば、日本の医療というものは皆保険になり、大学病院を含めて、医療というものが保険のワクの中に入ってきて、科学が経済のために窒息してしまうという危険がきわめて大きいと私は思っておるわけです。
ただ、ただいま防衛計画の要求があつたか、あるいは経済優先について議論があつたか、軍事援助であつて、完成兵器でしか来ないという新聞報道があるがという御質問だけは、誤解のないように御返答を申し上げたいと思います。 防衛計画につきましては、現在までの段階では要求を受けておりません。経済が優先するという日本側の主張は、初めからの主張でありまして、もちろんかわつていないのであります。
我が國の政治が長い間に亘りまして経済優先の予算編成方針を探つております。こういう政治的な政治観を捨てまして、ここに新らたな前申上げましたような立場から予算を編成したらば、苦しい中においても將來の見通しが立つというふうに考えるのであります。