1947-12-02 第1回国会 衆議院 水産委員会 第30号
從つて水産當局におきましては、水産物の集出荷の確保というものは、一にかかつて漁業用資材の確保にあるという點に留意されたいと思うのでありますが、もしこの企畫にして失敗するならば、おそらく生鮮魚類の統制というものの根本的な基礎が瓦解するものと私どもは考えるのであります。從つてこの際私は水産當局に對して、この點を明らかにしていただきたいと思うのであります。
從つて水産當局におきましては、水産物の集出荷の確保というものは、一にかかつて漁業用資材の確保にあるという點に留意されたいと思うのでありますが、もしこの企畫にして失敗するならば、おそらく生鮮魚類の統制というものの根本的な基礎が瓦解するものと私どもは考えるのであります。從つてこの際私は水産當局に對して、この點を明らかにしていただきたいと思うのであります。
それが執行されましても、同時にこれと相竝行するところの國民の食生活ということが不安定であり、確保できないという事情に立ち至りますならば、この健全財政も一朝にして瓦解するというおそれがないとは、言い切れないもののがあろうと思うのであります。そこで私は農林政務次官がおいでのようでありますから、この國民生活の問題について、殊に主食糧の確保の問題について、一、二お伺いをしておきたいと思うのあります。
そこでドイツ内閣はたちまち瓦解いたしまして、後繼内閣は周章狼狽のうちに、遂に七日目に、連合國案を血涙をすすつて調印をいたしましたことは、歴史の示すところであります。
しこうしてその後の法令一切がみんな戰時中の統制を瓦解さしておるのでありますから、現在道路運送法の施行される場合におきまして、實に簡單なことではないか。
そして連合國側はドイツに對して五日以内に回答を要求する、しからずんば停戰協定が無効であろうというような強行態度を表明した結果、ドイツにおいてはついに内閣の瓦解を見て、後繼内閣が連合國案を全面的に受理し、ベルサイユ條約というものは涙のうちに調印が行われたことは、歴史の示すところであります。
その會議の囘答を受取りましたドイツの内閣がこの條約にはとても調印できないというので内閣が瓦解してしまい、後繼内閣が非常にもめまして、五日間に後繼内閣ができずに二日間猶豫をもらつて、新しい内閣ができて、七日目にその條約を受諾するという囘答をいたしました。
しかしながら、政府がせつかくこの賃金と物價の惡循環を一氣に断ち切りまして、日本経済の危機を突破、再建をいたそうとの重大な決意をもつてこの施策を実施に移してまいりましても、その総合的な面における財政経済政策の上において、一歩誤まることありといたしますならば、せつかくの賃金並びに物價新体系も、その基本から土崩瓦解するのおそれなしとは、断言できないのであります。