1991-12-02 第122回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第9号
そこで、非常に気になることは、一生懸命PKO、自衛隊海外派遣ということに集中しておられるという姿が周囲から指摘されているわけです。例えば、これは前にもちょっと引用したのですけれども、PKO論議の中で余り論議されていない部分、それは、国際貢献という旗印を掲げながら、日本政府はPKOへの参加を政治大国への踏み台としようとしている、そのシナリオがあるのだということの指摘があるわけです。
そこで、非常に気になることは、一生懸命PKO、自衛隊海外派遣ということに集中しておられるという姿が周囲から指摘されているわけです。例えば、これは前にもちょっと引用したのですけれども、PKO論議の中で余り論議されていない部分、それは、国際貢献という旗印を掲げながら、日本政府はPKOへの参加を政治大国への踏み台としようとしている、そのシナリオがあるのだということの指摘があるわけです。
そういうふうにPKO、自衛隊に海外に行っていただいて世界の平和のために仕事をしていただく、これは私はすばらしいことだと思うのですが、先ほどもちょっと言いましたように、いろいろな地域がある。地域によっては危険なところもある。または楽な、自衛隊が行かなくても、軍人が行かなくても済むところもある。いろいろなところがあるわけであります。
それを見た瞬間、PKO、自衛隊の派兵、これは軍隊だ、そういう先入観を持ってしまうのは私は当然のことと思うのですね。