雑穀、米、麦ともに供出をお願いしておつたときにおいては雑穀、麦の代替はできるのでありまするけれども、今回は米のみを対象にし、しかも米につきまして本年の割当はいわゆる基準規格に基いてやつているのでございまするので、この点については了承いたしかねるが、今後善処する、十分考慮するということにいたしたのであります。
○根本国務大臣 ただいまの並木さんのお話は、米麦ともに統制を撤廃した場合におきましては、国民の食嗜好の関係上から、内地米に需要が殺到する、従つてその意味におきましては、内地米の値段が高騰して行くではないか、こういう観点から御心配のようでありますが、御承知のように国民経済にはいわゆる心理的な需要というものはありますけれども、それが現実の経済上の需要となるためには、いわゆる有効需要として形成されなければ
米、麦とも操作の材料になるのでありますが、量的な関係その他から見ますと、麦が相当大きなウエートを持つのではないかと思います。
(拍手) 世界の食糧事情の好転に伴いまして、国際緊急食糧委員会の国際割当制度も、一昨年の小麦、昨年の米と統制をはずし、金さえあれば米麦ともに買えることになつた。従つてまたその価格も次第に低落の傾向をたどりまして、国際小麦協定の加入によつてもたらされる小麦ならば、国内産小麦とほぼ同額程度のところまで寄りついて来たのでありまして、そこで米麦の統制を撤廃する。一応のりくつでございます。
いまちようど手元にこまかい仕訳表を持つておりませんが、食糧管理関係の職員は、食糧管理にかかつておりまする部分と、それから食糧の検査にかかつておりまする部分と大別してあるわけでございますが、食糧の管理にかかつております分につきましては、二十七年度になりましてからは、米麦ともに供出制度もやめるし、配給もやめる。
特に今までの質問の過程において明らかになつた通り、米麦ともに生産者価格の著しい値上りはもはや避けがたい情勢となつております。仮に消費者価格を現状のままに据置いたとしたならば、農林当局の計算によりますと、食管特別会計は明年三月までに一千百八十億円の赤字が見込まれておるのであります。
この補給金がなくても、今安本長官が言われているように、麦の価格は上るのでありますが、米麦ともに主食が上るということについて、その方向をむしろ大蔵大臣は望まれるのであるか、お考えを一応伺つておきたい。
○周東国務大臣 なるほど価格は確かに米、麦ともに上つておりますが、一方日本から輸出しているものの原料関係は、直接の関連はないにしても、受取勘定も価格の上つている関係から多くなつております。
御承知のように、米につきましては早場米奬励金約六十億支出を予定しておりますし、また超過供出奬励金は、先ほど申し上げましたように、米麦とも大体二割五分程度のものは考えられますので、その早場米奬励金と超過供出奬励金と、それから今回の特別加算額等を合計いたして考えますると、これが大体米麦の基本価格の一割程度のものに相なるのでございまして、これによりまして農家の所得をなるべく維持しようという考え方に出発したものでございます
○深澤委員 今も藥師神委員から問題になつたのでありますが、米麦ともに三〇%以上の中間経費をとつているのであります。ところが先般の委員会におきまして、私が食糧管理特別会計に赤字があるという問題について、農林大臣に質問したところ、ないという答弁があつたのであります。