1954-05-21 第19回国会 衆議院 外務委員会 第53号
日本の内地の麦はああいうふうに非常にきれいな俵に入つておりますので、見た目から見ると、これは非常にひどいじやないかという感じも受けますけれども、今度の麦にいたしましても、今まで来ておりましたものを横浜の税関で見ますと、大体夾雑物も四%以下でありますし、それから麦そのものの品質におきましても、分析の結果からいたしますと、水分におきましても、普通は一一%くらいありますが、これが一〇%八になつております。
日本の内地の麦はああいうふうに非常にきれいな俵に入つておりますので、見た目から見ると、これは非常にひどいじやないかという感じも受けますけれども、今度の麦にいたしましても、今まで来ておりましたものを横浜の税関で見ますと、大体夾雑物も四%以下でありますし、それから麦そのものの品質におきましても、分析の結果からいたしますと、水分におきましても、普通は一一%くらいありますが、これが一〇%八になつております。
そういう形ではやはり政策的な価格というものが行われるし、殊に麦そのものは政府が飽くまで時価を訂正する力がなければならない、こういうものを根拠といたしておりまするので、そこにおける対米比価というものはやはり政策的な対米比価になるのであります。それが闇という形で実は崩れて参りますと、そこに闇と二つを睨み合わせました実効価格比というものが出るのであります。
その数字をつかみますことはなかなか困難な問題でありますが、諸般の情勢から見ましても、麦そのものの消費は絶対に減つたということは申上げることでないと思います。従いまして輸入の問題等を削減する必要は毛頭ないのでありまして、麦そのものの消費は、やはりこの統計から見ますと若干微増しつつある。厚生省の栄養調査から見ますと非常に殖えているというようなことになつております。
私はあえてあの当時と麦そのものの事情はさほどの変化はない、我々の考え方の上ではそういう情勢に対する認識と又その扱う態度に対して愼重にこれを考えるという態度に変つて参つたという点で御了承願いたいと思います。
銘柄の問題は、非常な歩留りの差がありますが、それを実は食糧庁にお話をしたのではおかしいのですが、食糧庁のほうから農政局のほうへ、現在の希望として、今後、日本の麦の配給辞退があるようでありますから、麦そのものでなくて小麦を成るたけ多く作つて、外国小麦に負けないような小麦を作つてパンの製造をすることがよいことでありますから、是非買入れ価格はそれ相当に差がありませんと、何を作つても同じだということになると
麦そのものにつきましては、我々としましては外貨の点は別といたしまして、量そのものにつきましては何らの実は不安を感じていないのです。むしろ遠い将来のことは私から答弁する限りではありませんが、本日の問題としましては、何ら量の確保につきましては不安を持つていないというのが現実の姿であります。
餌そのものについてはこれはやはり価格との関係にもなつて来るのですが、ふすまその他の副産物等も相当これは麦そのものから出ている現在でありますので、麦そのものの需要が統制の撤廃という一つの理由のために殖えるということは我々としても考えられないという実はいろいろ検討の結果、結論といたしまして、有効需要そのものの調査で、これはまあ非常にむずかしい問題でありますが、統制撤廃をいたしましても、そう需要というものは
麦そのものにつきましては、農業倉庫は相当ございまして、米とからみましてこれは整備計画をつくつて参りたいと考えております。
決して麦そのものにつきましては、米とは全然別に、実は外貨さえあればいくらでも輸入ができるような状態でわれわれは麦年度といたしますと百六十八万トン程度の輸入を期待しておつたのであります。これは日本が買おうと思いますればいくらでも買えるような事情であります。国際価格が最近運賃が下つておりますので、むしろ買い控えておるというような状態であります。
外麦そのものは一応遮断をして考えて行くという考え方でございます。
そうしますると、肝腎の麦は外しましても、副産物のほうの統制をすでにやりかけておるということは、頗る主義一貫せんではないだろうか、副産物さえ一部統制に着手しておるくらいでありますれば、これはやはり麦そのものも統制いたしませんと、理窟に合わないのではないか、又実態に反しはしないかということであります。
こういうことも私は肝腎の麦そのものは外すと言いながらその副産物である米糠なり、麹を、この三月から実際上行政措置ではありまするが、併し強力な統制を始めたということは、やつぱり私は首尾一貫せん、ここに私は証拠があると思います。私も何も他意あつて言うわけでは全然ないわけであつて、どうも到る所に政府のがつちりした方針がないというふうに私はどうも見えてならないのであります。
○東畑説明員 米麦と申しましても、米にもやはり蛋白があり、脂肪もございまして、蛋白をどういう形でとるか、脂肪をどういう形で最も安くとるかということか根本問題であると思いますが、どう考えましても、やはり今日米というものを無視するわけには参りませんし、麦そのものも無視するわけにはいかない。米麦を食つた上でなおかつ安い油、こういうことになりますと、大豆、菜種ということになります。