1948-06-17 第2回国会 参議院 予算委員会 第32号
これが丁度國営事業が國営事業なるが故に國民のためとならないのでありまして、むしろ現在の日本人の公共心の欠乏、又官公吏の公僕としての自覚の不足、一般の社会道徳、世道人心のいわゆる低下、そういうことを考慮した場合に、この公團形式によりますと、民営の場合よりも経理が紊乱して来るのは当然でありまして、こういう点につきまして、例えば先般食糧営團が公團に切変わる際に、例の退職金その他を可なりいい加減な支出をしておつたようでありますが
これが丁度國営事業が國営事業なるが故に國民のためとならないのでありまして、むしろ現在の日本人の公共心の欠乏、又官公吏の公僕としての自覚の不足、一般の社会道徳、世道人心のいわゆる低下、そういうことを考慮した場合に、この公團形式によりますと、民営の場合よりも経理が紊乱して来るのは当然でありまして、こういう点につきまして、例えば先般食糧営團が公團に切変わる際に、例の退職金その他を可なりいい加減な支出をしておつたようでありますが
たとえばこのたびの食糧営團が公團に代りますときに、多額の金を分け合つたというようなこと、あるいは木炭の生産者價格と消費者價格とが非常に開きがある。それでありますから生産者はやみに流す。そういうようなことに査察を加えることはとうてい今までの経済警察ではやれない。
(「うそを言うな」と呼ぶ者あり)うそであるものか、ちやんと東京都の食糧営團から発表しておる。ちやんと朝日新聞に載せておる。(「証拠があるか」と呼ぶ者あり)なに、証拠ならいつでも持つてくる。そういうふうな状態だ。「証拠を出せ」と呼ぶ者あり)朝日新聞に載つているから、ちやんと証拠を持つてくる。よし、ひとつやるならやつて見ろ。証拠はいつでも持つてくる。
そのほか食糧営團、パン組合、都廳、農林省等から係官を現地に派遣いたしまして、種々実情を調査し、また罹災者の慰問等を行つておるのであります。
ただ食糧品などにつきましては、その当時お米とかそういうものは、食糧営團を通じて配給いたしたものでございますから、個人の名前まで全部書くのが困難だからという話もございまして、どこの配給所に何石行つたという記録ははつきりとさせることにしておいたわけでございます。
(拍手)これは、政府が暴利をとつておるのか、食糧営團にとらしておるのか、この点をお伺いしたいのであります。 そのほかに、政府予算が主食調整のために百億以上もあるはずである。多く運賃のかかるところは、政府輸送と称し、政府が支拂つて、営團にはかからぬよう、食糧事務所と営團と内々で勝手にきめておる。保管にしても、政府が倉庫料を支拂う。
本十二月五日、六日の両日にわたりまして委員会を開きましたところ、主食代替の輸入砂糖の配給にあたつては、既存の砂糖業者にこれを取扱わしめることをもつて妥当なりとの各委員の強力なる意見に対し、政府当局より、右は主食代替としての輸入砂糖にして、國内産の砂糖とはおのずからその趣きを異にするをもつて、食糧営團をして取扱わしむることにいたしたく、なお輸入予定量三十万トンのうち、乳兒用十万トンについては、これを從來通
大体三百三十四億円程になろうと思うのであるが、併し食糧営團に対しまして、政府は二週間程度の延納を認めておるから、月間四百万石として四十億円程度の資金が寝ることになる。そうすると三百七十四億円となるのであります。その外に農家に早く現金を拂うというようなことのために、多少手持が要るので、端数を切上げて四百億円としたということであつたのであります。
この意味におきまして、現在政府自ら主要食糧の買入、賣却、輸送等の業務を營むと同時に配給機關としての地方食糧営團、藷類及び澱粉のそれぞれの取扱機關である日本甘藷馬鈴薯株式會社及び日本澱粉株式會社の三者がおのおのの分野におきまして、一元的買取販賣を行つて參つたのでありまして、政府即ち食糧管理特別會計竝びにこれら統制機關を通じての強力な國家統制によつて、主要食糧の配給が確保されて參つたと申すも決して過言でないと
その他食糧営團に対して精米をした後に配給するという趣旨を以つてやつておるものも多少從來はあつたかと存じます。 それから配給についての一時的に多くの配給があつた場合に代金その他を考えておるかということでございますが、政府が直接賣りますのは現在のところ食糧営團、或いは地方の食糧営團に対して賣拂つておるのでありましてこれに対しては先程申上げた通り一週間の延納を認めております。
○深川タマヱ君 從來の食糧営團の資本金は、全部民間資金を使つておる所と、半分政府資金を使つておる所や、いろいろまちまちのように承つておりますが、その実情はどういうふうになつておるのかお尋ねいたしますのが一つ、第二は、從來の食糧営團は、マージンを五十億、それから政府は六十五億取つておるように聞いておりますが政府のマージンは少し多過ぎますのでこのマージンを取らなければもつと消費者が安く買い取ることができるということを
○政府委員(河野一之君) 営團は今囘解散いたしまして、主食公團というものができることに相成つておりますが中央食糧営團と、地方食糧営團とございまして、中央食糧営團の方は、國が從來出資しております。地方食糧営團は、これは地方において、從來の民間の資本で設立せられたものでございます。
○木村禧八郎君 これは独り酒ばかりでなく、今度の食糧営團にしましても、同じく閉鎖されてしもうような場合、新らしく代わる配給機構ができていないということは混乱するばかりであつて、大体見通しも分つて、閉鎖されるような状態になつておるのですから、通すものなら早く通した方がよい。そういつまでも長くやるということはどうも……。
國家総動員法第十八條第一項若しくは第三項の規定により設立せられた團体としては、重要産業團体令による統制会を初め、金融團体令による全國金融統制会等、港湾運送業統制令による地区別團体馬事團体令による日本馬事会、戦時海運管理令による船舶運営会、出版事業会による日本出版会等であり、営團としては、住宅営團、帝都高速度交通営團、農地開発営團、食糧営團、産業設備営團、交易営團、産業復興営團等があり、金庫としては、
併し府縣廳に対しましてはかような方針の下に、府縣廳なり食糧営團の指導をして欲しいということは、正式に通牒を出しております。從つて東京におきましては、藷で渡りました八日半程度のものは、十一月一日以降の分として帳簿上も処理する。こういう次第になつておるのであります。
私は今年度の食糧事情が窮迫するからそういう処置を取らざるを得なかつた、取りたくはないけれども取つたという事情は分るのでありますが、これを伏せて、そうして個個の消費者に食糧営團の末端の者を使つて了解を求めるような姑息な手段を何故取るか、苟くも民主主義國家を建設すると言つておきながら、都合の惡いことは黙つて押し隠してこそこそ隅の万で了解を求めるようなことは、大きく言えば内閣自身も甚だ妙なこともありますけれども
食糧営團の消費者價格の関係につきましても詳細なものを後程送りたいと思つておりますが、大体私の方で消費者價格を算定いたしまする考え方といいますか、マージンにどういうものが加算されておるかという点だけをお答えをして、数字的なものは後程資料を以てお答えいたしたいと思つております。
甘藷、馬鈴薯に関する問題として、甘藷、馬鈴薯会社に対する御議論がありましたが、食糧営團及び甘藷、馬鈴薯会社等がしばしば問題になりながら今日まで存続いたしております理由は、とにかく主食の配給という任務を持つておる二つの團体でありますので、廃止をする場合においては直ぐその瞬間に次の機構をどうするという問題と睨み合せないと、單に甘藷、馬鈴薯会社のやつておる内容がこういう点について欠点があるという点を以て直
食糧営團保管米の一千二百二十八俵、政府手持米一千五百三俵、合計二千七百三十一俵の被害に加えまして、輸入食糧の半数以上が水浸しとなつたことは誠に遺憾の極みでございまして、この責任の所在は当然明らかにされなければならないものと存ずるのでございます。
○説明員(久下勝次君) 殘余財産の分配につきまして出資額を超えることはできないというふうに規定をいたしましたのは、この種の法人につきまして同様の考え方がございます次第でありまして、即ち交益営團或は中央食糧営團というようなものの解散に対する殘余財産の分配につきましても、全然同一の規定がすでになされまして、從來この種の團体につきましてはすべてこういう建前で來ておるのでございます。
以上が、大体の交通から見た概況でありまするが、ここに一言申し上げたいと思いますることは、現在京浜地方におきまする食糧状況といたしましては、食糧営團がもつておりまする手持の食糧は大体八日分あります。政府がもつております食糧は三万石、約三日分あります。
しかして、配給は、食糧営團がこれに携わつておる。また麦の場合でございましたならば、もう一つこれに精麦組合が加わつておる。甘藷、馬鈴薯の場合でありましたならば、その統制会社が加わつてくるという、すなわち命令系統を異にいたしますところの数種の機関が分業的にこの仕事に携わつておりますために、到るところにおいて、なわ張り爭いが展開いたしてまいります。
すなわち、一俵の米を食糧営團に持つてきた農家に対しましては、その人の住所姓名のいかんを問うことなく、これを無條件に一俵公定値段で買上げるのでございます。 そうしてその一俵に対して、緊急非常突破の食糧くじを交付するのでございます。
(「そうだよ」と呼ぶ者あり)食糧営團々ということを言われたのをお聞き落としあつたのじやないかと存ずるのであります。私は岡田君の所論は、要するに供出後の自由販賣に反対します岡田君の所論は、現実の状態に余りに目を取られており過ぎるのであります。私は終戦後直ちにこの制度を実施いたしましたならば、今日この状態に立ち至らなかつたであろうということを確信するのであります。
尤もこの自由販賣になる食糧は、食糧営團又はその他の機関を通じまして、公正適性に配給いたします制度を設け、一部の者が多く買占めのできないように、尚病人、産婦等に特別に配給する等、その制度を改善することは当然であります。 尚私はこの際一言付け加えて申上げたいと思います。