1948-12-09 第4回国会 衆議院 本会議 第7号
こういうふうなことを総合的に考えてみますならば、むしろこの際物價を再檢討する必要があるのではないかとさえ考えておるものであります。 さらにまた今後外國為替のいわゆる一本建になるというふうなことが氣構えられておるときにおきまして、國内における物資需給の点のみから割出された價格政策の上において は、この際思い切つてこの体系を改訂する必要があるのではないかと思うのであります。
こういうふうなことを総合的に考えてみますならば、むしろこの際物價を再檢討する必要があるのではないかとさえ考えておるものであります。 さらにまた今後外國為替のいわゆる一本建になるというふうなことが氣構えられておるときにおきまして、國内における物資需給の点のみから割出された價格政策の上において は、この際思い切つてこの体系を改訂する必要があるのではないかと思うのであります。
次に來春おそらく物價改訂をしなければならぬと思うのでありますが、その場合にレートの決定というようなことを基準にいたしまして、國際物價というものを基礎にして價格の改訂をやられるかどうか。これに関連をいたしまして、もし私がただいま申し述べましたように、國際物價というものを基準として物價改訂をやられるということでありますれば、從來政府がとつておりました原價計算の制度というものはどういうふうになるのか。
○泉山國務大臣 物價改訂の問題につきまして、國際物價との関連をどのように考えるか、かような御質問でございましたが、今日の段階におきましては、この國際物價との関連、かような要素も必ずや物價改訂の場合におきましては、これを考慮せざるを得ないものと考えますし、また考慮すべきものと考えております。
また最近におきまして、やみ値の横ばい、消費者実効價格の低下等の傾向から見ましても、この際物價への影響につきましても、十分考慮することが緊要であり、物價改訂はこれを避くべきであるという結論に到達いたしたのであります。今回の補正予算がこの前提のもとにでき上つておりますことは、すでに御説明申し上げた通りであります。
なお、鉄道、通信両会計の給與改善に必要な経費は、極力両会計の節約によることとし、なお生ずる不足は一般会計から繰入れることといたしたのでありまして、この際物價に影響を及ぼすような鉄道運賃、郵便電信料金の引上げは、これを行わないことといたしたのであります。
尚その際物價廳と協議することになつております。從いまして我々の関係は先ず地方財政の立場からその水利使用料を一つ決めて貰いたいということを建設省なり或いは物價廳に対して要望するというような立場にあるわけでございます。この点予めお断り申上げて置きます。
為替問題についてもなるべく早い機会に正常な為替が一本レートをもつて再開されるのが望ましいが、現在のようにインフレが進行しつつあり、かつ物價体系が國際物價体系と游離している状態では、これを順次整理し國際水準へ漸進的に歩み寄せするほかなく、目下輸出品の個々の比率についてその具体策を研究中である。(いわゆるPRSが近い將來に一般商品に付て実施の運びに至る見込である)。
從つて、二十三年度予算案編成は、原則として物價の改訂は行わず、むしろ國際物價への接近を容易ならしめる方針を堅持しなければならないといたしたのであります。かくて二十四毎度には、爲替相場の決定、根本的通貨安定方策の確立にまでもつていきたいと念願したのであります。
マッチその他について増税をはかつておるじやないかという御議論でありますが、マッチその他の値段が、この際物價の改訂に應じましてそれぞれ引上げになるわけであります。
併し只今他の政府委員から申上げましたような、國際物價と國内物價との開きが必ずしもないというわけではありませんが、一挙にこれを同じレベルに持つて行きますということは、國内の経済に対しまして非常に大きな影響を與える点もありますので、現在といたしましては、この輸入物資は大体原則といたしまして、國内の同種のものの生産者價格を以て輸入物資の拂下代金といたしております。
貿易資金特別会計の関係からいたしますと、現在におきましては、御承知のように、國際物價と國内物價との間の開きが相当ございまして、そのために輸出の方は、円でみますと、割合に割高になつておりますし、輸入の方は割安になつております。
私の御質問申上げる趣旨は、本当はこの際物價改定を行うべきではなかつた、最初の当初予算の三千七百億、あれで押して行つて、そうして足りない分は他に財源を求める。財源はないわけはないのですから、或いは増加財産税その他終戰処理費の節約、そういうふうに非常に苦労した、非常につらい方法でありますけれども、物價改定を行わないで、ここで安定へ行くべき一つの準備を作るべきだというように私は思う。
そうして、とどのつまりは國内物價の水準をば國際物價の水準に均衡せしめていく、でき得る限り統制経済を撤廃して自由経済に復帰する、最後に單一為替レートを確立する、やむを得ざるものにおいてのみ複数レートあるいは補助制度による、こういうことが、大体このたび意図しておられることのようでありまするが、これがはたして実行せられ得る根拠があるかどうか、経済上さような根拠がありやなきや、私どもば、実はこの予算がはたして
即ち國際物價とは均衝しないでおる面が多い。で、爲替さえ訂正したら、それが一定に行くというような考えでありますが、大体先に申しましたように、本当に日本に均一爲替レートができるというためには、日本自身の経済の再編成が必要であるということが根本でありますが、まだそういうことをせずに、爲替レートの問題だけに我々が集中しておる。結局これはいわばクレジットを入れて貰わなければできない。
しかし、統制と自由との限界はあるわけでありまして、この限界を従来のままで置くか、あるいは芦田内閣として、この際物價の補正等をいたします際に調整を加うることはないかということでありますが、むしろ小坂君の質問は、十分調整を加えたらいいじやないかというお説であつたと思うのであります。この点において、私はまつたく同感であります。
そこで國内物價と國際物價との間には、なお相當の懸隔があるのでありまして、その高低を調べるということも相當骨の折れる仕事でございます。しかしある種の物資その他については、それが考えられるのでありますから、適當な機會にその調べておるところをまとめさして、あらためて發表もいたしたい、こう考えておる次第であります。
○北村國務大臣 本予算の提出時期が、いつであるかということについての御質問でございますが、これはすでに新聞等に出まして御承知と思うのでありますが、この際物價の改訂を行わなければなりませんし、これに伴う賃金の改訂、またそういうことからくる諸設の準備等がございまして、実は相当これは馬力をかけてやりました。経過を申し上げますと、本月の八日の土曜日の夜遅くに大体本ぎまりという程度までにぎつけました。
從つてこの際物價の今後の取扱い方並びに資材の生産配給状況、資材の價格の問題等について、併せてこの席において率直なる御説明をいただきたいと思うのであります。
なお、今回の價格改正の場合におきましては、ただ價格間の均衡ということだけではなしに、やはり國際物價との関係もありまするので、これらの点を考慮する方針でございます。以上、簡單にお答えを申し上げます。 次に、北議員の御質問にお答え申し上げます。
從いまして從來でございますと、鉄道運賃自体の引上げの際には、鉄道営業法によります一ヶ月の予告期間というものによつて当然公にせられるはずでございましたが、時たまたま石炭、鉄、小麦、米等、経済の基礎となるべき物資或いは生活上不可缺な物資と同時に鉄道運賃の決定を見ましたために、一般物價、主要物價の値上り後に鉄道運賃を一ヶ月の公告期間を待つて値上げをいたすというようなことに相成りますと、その際物價のバランス
いずれも從來の實際物價の状況、今後の皇室のあり方等を綜合勘案して算出いたした額であります。ただ皇族費の定額は暫定法たる皇室経済法の施行に関する法律においては、一應十五萬圓とせられておりましたが、物價の現状その他諸般の事情を考慮いたしまして、皇族費の定額がこの法律においては二十萬圓といたすこととなりました。
いずれも從來の實際物價の状況、今後の皇室のあり方等を總合勘案して算出いたした額であります。ただ皇族費の定額は、暫定法たる皇室經濟法の施行に關する法律においては、一應十五萬圓とせられておりましたが、物價の現状その他諸般の事情を考慮いたしまして、皇族費の定額を、この法律においては二十萬圓といたすこととなりました。