1969-04-01 第61回国会 参議院 本会議 第14号
委員会におきましては、保護観察所事務の指導監督、仮釈放許可の基準及びその処理状況、明治百年記念恩赦の処理状況とその公正保持、地方更生保護委員会事務局の機構改革が事務局職員の待遇に及ぼす影響などについて、熱心な質疑応答がありましたが、その詳細は会議録に譲ることといたします。
委員会におきましては、保護観察所事務の指導監督、仮釈放許可の基準及びその処理状況、明治百年記念恩赦の処理状況とその公正保持、地方更生保護委員会事務局の機構改革が事務局職員の待遇に及ぼす影響などについて、熱心な質疑応答がありましたが、その詳細は会議録に譲ることといたします。
○政府委員(鹽野宜慶君) 明治百年記念恩赦の受理の状況でございますが、ただいままでに中央更生保護審査会で受理いたしました数は二千件を少し上回っております。突然のお尋ねでございましたので、本日現在の正確な統計は用意しておりませんが、三月二十日当時で二千百件を少しオーバーしているという状況でございます。
明治百年記念恩赦といたしましては、政令による復権と特別恩赦基準による恩赦とがございまして、まず政令による復権該当者の数は大約千九百万人でございます。千九百万人と大体推定しておりまするが、そのほとんどは道路交通法違反関係者でございまして、公職選挙法違反関係者は、千九百万人のうち約三万八千人と見込んでおります。
こういうことでまいりますと、さしずめ、ことしならば沖繩返還めどつき恩赦とか、来年ならば万国博大成功記念恩赦などと銘打って、またぞろ選挙違反者救済を主たる目的とした恩赦をたくらんでいるのではなかろうか、こういう危惧が国民の中に生ずるのも、これまた当然のことと言わざるを得ません。
なお、先ほど中央更生保護審査会についてのおことばがありましたから、お答えしておきますが、中央更生保護審査会につきましては、明治百年記念恩赦の基準に該当する者がみずから出願いたしまして、そうして現在——去る一月二十九日におきまして受理件数は六百件でございます。その中で、すでに処理したものが二百五十二件、こういうことでございます。
明治百年記念ということで、政令第三百十五号、いわゆる復権令というのを出して、俗にいう明治百年記念恩赦というのを政府は行なったわけなんです。そこで、明治百年と恩赦とは一体どんな関係があるのか、なぜ恩赦というようなことをやったのか、そういうことについてまずお伺いします。
○説明員(武安将光君) 国際連合加盟の記念恩赦と今回の皇太子御結婚恩赦の二つだけでございます。ただ、普通の常時行なわれております恩赦はありますが、特別に寛大な基準によりまして行なわれました特別恩赦は、その二つだけでございます。