1951-11-07 第12回国会 参議院 本会議 第14号
なお、基準職員数算定方法は、人口、面積、基準財政需要、予算定員をフアクターとし、補正計数による補正を行なつておるが、真に基準職員数を算定しようとするならば、右算定方法は不十分である。産業経済の状況、交通の便否等を十分に考えねばならないにもかかわらず、ただ單に人口、面積及び基準財政需要額を以て職員数を算定することは、地方の実情が全く無視されたものであると言わなければなりません。
なお、基準職員数算定方法は、人口、面積、基準財政需要、予算定員をフアクターとし、補正計数による補正を行なつておるが、真に基準職員数を算定しようとするならば、右算定方法は不十分である。産業経済の状況、交通の便否等を十分に考えねばならないにもかかわらず、ただ單に人口、面積及び基準財政需要額を以て職員数を算定することは、地方の実情が全く無視されたものであると言わなければなりません。
その場合にできるだけそういうような幾つかの補正計数をかけて、急激に混乱の起きないようにいたしたい、同時に各府県が最低の教育の規模が実施できるような措置を講じながら、併せて実情をも加味したような配分方式をいたしたいと考えているのであります。
そのほかに先ほど申上げましたように、勤務地手当の関係とか、或いは僻陣地手当の関係とか、石炭手当等の補正計数をかけて行く、それから、職員構成の補正計数一割程度を見る。成るべく実情を加味しながら、最後に府県の実際の予算を見まして、教育の熱心な所が不利にならないような或る程度の操作をしなければならんと考えておるのであります。
そこでこの問題は先ほど大臣がちよつとお触れになりました国庫負担制度の問題とも関連がございますのですが、来年度は私どもとしてはできるだけ国庫負担制度の実現を図りたいと努力いたしておりますので、国庫負担制度の実現が期せられた際には、何らかの方法で補正計数によつてそういう実情を加味いたしまして、各県に教員の出血の起きないように措置したいと考えておるのであります。
もう一遍検討しながら八月三十一日までに決定するまでには、何度も私は全地方団体の意見を徴しながら單位費用なり、補正計数なりに種々の修正を加えて行かなければならないだろうということを考えております。二十五年度の配分に当りまして行いましたような経過から徴しましても、相当の修正をたびたび加えなければならないということは十分考えられるわけであります。
本決定をするにつきましても当初考えておりました單位費用の補正計数につきまして各地方団体の意見を聞きながら更に改めております。そういうことから言いますと、何度も測定費用を改正し、補正計数を改正しているわけであります。
○政府委員(内藤譽三郎君) 地方財政委員会と協議いたしまして、近く合理的な教育費の単位費用及び補正計数について調査しようということで話合いは進めておりますので、二十六年度予算におきましても、教育財政の調査の費用がございますので、その際に近くやりたいと考えております。
單位費用の問題がありますし、さらにそれに補正計数が何回か乘ぜられまして、どういう形で計算されているのかも一向わからないもわからないままにくれるだけをもらつておるんだ。もらつておればしまいには返せというような形で、非常に不明朗なものが、財政平衡交付金の配分にあるわけであります。だから私は、むずかしければむずかしいだけ、当然はつきりと法文で決定すべきではないか、こういうふうに思うのです。
そこでこの本年度の交付金につきましては、大体明年一月頃を期しまして、いわゆる本決定をいたす目安でございまして、その本決定をいたしますまでに前の仮決定のいろいろな経験、又これに基きまするいろいろ各地からの陳情、要望或いは実際の実情等と睨み合せまして、單位費用なり、或いは測定單位の数値の補正計数なり、こういうものにつきましては更に愼重な検討をいたしまして、或いは修正をするということもいたしたい。
これは平衡交付金というものの総額が限定されているのですから、それをどういうふうに分けるかという、その分け方において非常に合理的なような説明をするために、総額が決まつて、無理な足らない額を非常に合理的なような顔をして補正計数だなんというて、我々素人には訳の分らない数字を担ぎ出して来て、ややこしい計算をしてこれを合理化しているというような嫌いが非常に多いわけです。
例えば地方財政交付金を貰う場合にも、補正計数などは非常にそういう点が考慮されていない。又固定資産税の場合など、家屋などは普通の温暖地帶における家屋と違うのであります。或いは又農家における作業場など温暖地帶においては必要はありませんけれども、そういう積雪地方においては必要なのでありますが、そういうことなどについて特別の措置が考えられていない。こういうようなことが指摘されました。
これらは北海道の市町村が本土の市町村と比べて、その地域において非常に広範であり、また人口の密度において稀薄である、あるいは寒冷積雪の度合い等が非常に異なつたものがあるという特殊な事情によるものではないかと思うのでございますが、ただいま御指摘になりました平衡交付金の運用にあたりましては、法律にも定められておりますように、これら特殊事情の地方におきましては、ある程度の補正計数を加味することによりまして是正
○武岡説明員 平衡交付金の算定に用います補正計数でございますか、あるいは單位標準の問題につきましては、昨日申し上げましたように、現在各地方団体からの資料その他によりまして、目下検討中でございます。
なお特殊の状態といたしましては、中央から距離が遠いということ、今までの日本の行政は非常な中央集権的な行政が行われているにかかわらず、中央との距離というものはまつたく無視されているのでありますが、中央と距離が遠いということに対しましては、あらゆる方面においてこれは負担が増大になつておりまして、経営上各団体は困難を来しておるのでありますから、中央との距離を測定の単位に入れる、あるいは補正計数に入れるということは
大体求與費につきましては、寒冷地手当を支給しているような地域につきましては、補正計数を用うべきものであろうというような考え方をいたしているのであります。 第二表が「人口密度に関する調」であります。人口密度の段階ごとにいろいろの補正をして行かなければなりませんので、人口の多少に応じた人口密度の段階を、そこにお配りいたしました資料の中に含めておるつもりでございます。
これを単なる一つの委員会にその倍数の決定をまかしてあるということは、あまりに大きな権限の付與ではないかというように思いますので、これは一つの例でございますが、さいぜんからも言つておりますように、平衡交付金におきましても、補正計数の決定とか、あるいは単位あたりの単価の決定とが、こういうことは法律ではきめられずに、單に政令にゆだねられておる。
あるいは各地方間の補正計数と申しますのも、この決定も実は政令で定められておる。だから根本的な額の決定は、何ら法律で定められていない。この点は大臣がいくらごまかされても、私は草案を読んでおりますから、そうだと言つても言い過ぎではないと思います。この点多少今度の案が修正されておるようでありますが、法律では決してきめられていない。
○荻田政府委員 これは今後その差をつけた方がいいものか、つけない方がいいものかという観点で判断いたしまして、その補正計数をきめなければならぬ問題だと思いますが、しかしむしろ現在よりも差は少くなるのじやないかという、大体の見通しを持つております。