1953-07-31 第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号
こういう点から見ると、米は経済価格ではなくて、まつたく政治価格であります。しかもこの米を生産する農民の生産の形態というものは、まつたく原始生産形態の域を脱しない状態でありまして、そのためにほとんど生産費を償わない価格で供出させられております。
こういう点から見ると、米は経済価格ではなくて、まつたく政治価格であります。しかもこの米を生産する農民の生産の形態というものは、まつたく原始生産形態の域を脱しない状態でありまして、そのためにほとんど生産費を償わない価格で供出させられております。
(拍手) 一体、国鉄の購買しつつありまする石炭、まくら木、鋼材その他の物資は、ほとんど自由なる経済価格でございます。電力といえども今や採算価格であることは周知の事実でございます。すなわち、国鉄の足は自由価格の上に立つて、独立採算制を強制されておるのが国鉄の姿でございます。
一体国鉄の荒廃しつつあるところの施設は、ほとんどことごとく自由なる経済価格であります。統制価格であるところの電力に至つても、今や採算価格であることは周知の事実である。すなわち、国鉄のその足は自由価格の上に立つて、上体は国策運賃に縛られ、身動きもならないという姿が、現在の国鉄の姿であるといわなければなりません。
○小川(豊)委員 これは長官としては適正であるとお答えになるほかないと思うのでありますが、そこで内藤委員が申されたように、今農家がなせこれを安いかというと、この価格というものは、今日の農村の実情からいつて、日本の食糧事情からいつて、経済価格ではなくしてむしろ政治価格である、こういうふうに私ども見ているわけです。
而も政府の考えとしては、これ以上は大規模な農地改革はやらないと、こういう方針でありますれば、やはり現在の米価なりその他から見て、要するに正当なる経済価格として、或る程度統制したほうが私はよろしいのではないかと、実はまだ未熟でありますが、ともかく政府の買上価格だけは固定しておく、民間の売買価格は全然放つておくという考えは、この前一部議論になつた政府の買入価格は経済価格ではないのだと、或いは没収価格だというような
ただ現在の事情は御承知の通りいろいろな変態的な條件のもとに置かれておりまして、なお国内の経済価格水準、物価体系等もまだ平常的な姿に至つておりません。その間におきましては、これは先ほど申し上げましたように、主食の点については特別に関税を免除いたしまして、現在に応ずる措置をとりたい、こういう考えでございます。
農地の価格統制を外せば、過小農経営の必然の帰結として、経済価格とはかけ離れた高い土地価格が生れ、而も政府買収が打切られた結果は、土地の購入資金が一時拂いとなるために、貧農は新らしい土地を持つことが事実上不可能になつて来るのであります。
又農地調整法において今回も提案されておるようでありますが、その場合に純経済的の立場から農地の価格を公定せられるような気構えもあるようにも承わるのでありますが、そういう場合に、税の面から見た課税標準と……課税標準は当然実際の経済価格に即応ずべきものであると思いますが、その課税標準と一方農地調整法の立場から、農政の立場から、そして又農地改革の後の農業経営を合理的にやらして行くというような農政上の立場から
ところが仮にそういうような資本逆算をせずに、これを農地調整法に基いて現実の経済価格に即応ずるような価格を決めた場合に一体どうなるか、こういう場合に先程の政務次官の御答弁は、そういうような不釣合が生じても、これは止むを得ない、こういう御答弁があつたのでありますが、如何にもその差がひど過ぎる。
農地価格は本年度は現在の農地の公定価格に二三・五倍を乗じた額、それから来年度以降は制限価格に地方財政委員会規則で定める倍数を乘じた額、こうなつておりますが、この二二・五でありますとか、或いは倍数等は別途の農地の統制価格がなければ、或る程度腰だめで決めることは止むを得ないと存じますが、別途に相当嚴重なる農地の価格が統制をされておりまして、而も非常に近い機会に政府におきましては現在の政策価格を適当な経済価格
大体農地の取引というものは、今まで農地というものが経済価格で取引されないで、実際問題は、土地を持つということがある意味においての自慢になるので、採算を無視して、金をためた人がむりに買うというような形において、土地の価格というものは、経済採算を越えて、非常に高くなつて来ているということが考えられるわけであります。
條件さえ整えば、エスクロー・バーターでやろうとしております関係上、さようなものを低廉に輸入いたしまして、むしろ国内の高品位炭によつて独占的な利益を占めようとする考え方をしておる企業家の覚醒を促すための輸入等もいたしまして、この段階は過渡的には若干の値上りをいたしておる現実でありますが、最終におきましては、経済価格までに私はとどまるものであろう。
併し実際といたしますると、消費税が税金と別に価格ができておるのではありませんので、価格の中に税そのものが入つておる、価格の中にいろいろな構成要素がございまするが、それは一応自由価格なら自由価格を以て、最も代表的な価格形成の方式として考えてみますると、経済の需要供給の関係によつて決まつて行く、税がその中に入りまして課税が行われましたことによつて、その税がそのまま経済価格の外に加わります場合、税の外にいろいろの
さらに最近売拂い処分の対価を決定する重要な要素といたしまして、その財産の経済価格と申しますか、客観的な利用価置というようなものを考慮いたしまして、かりに一例を申し上げますならば、旧軍用財産等につきましては、たとえば建物の中に大きな柱があつて、その柱があるために一般住居としても、あるいは事務所としても非常に使用に困難である。
ただ統制経済、価格措置の誤まてる結果から、この闇流れ、横流れとなつて、米の僅かの足らないことが、すべての闇物資インフレの根源となつておる事実に鑑みまして、当然食糧問題の積極的なる改革が必要であると確信するのであります。 最後に私は、官僚的統制経済の撤廃とは申しませんが、大修正が必要であると思うのであります。