1973-06-20 第71回国会 衆議院 決算委員会 第18号
第一点は、米穀は予想必要輸入量をまかなうには二百万トン程度不足している、それから、北米及び極東の作柄状態がこの上悪化した場合には、世界的穀物不足は不可避となろう、第三点は穀物不足の主因は干ばつ及び過去二年間続いたその他の天候不順である、第四点は、もう一つの原因は開発途上国の農業生産が進まない、第五点は、インフレ圧迫下にあって国際通貨危機の影響も無視できない、最後に、最も重要な要因は二十年間世間の穀物需給
第一点は、米穀は予想必要輸入量をまかなうには二百万トン程度不足している、それから、北米及び極東の作柄状態がこの上悪化した場合には、世界的穀物不足は不可避となろう、第三点は穀物不足の主因は干ばつ及び過去二年間続いたその他の天候不順である、第四点は、もう一つの原因は開発途上国の農業生産が進まない、第五点は、インフレ圧迫下にあって国際通貨危機の影響も無視できない、最後に、最も重要な要因は二十年間世間の穀物需給
そういう年度を越えた契約をして、そうして穀物等については年度を越えた需給を考えていく、こういうことをやっておるわけでございまして、これはソ連が常時穀物不足に悩んでいる関係からの知恵でございましょうと思いますが、私どももそういう点は大いに参考として取り入れるべきじゃないか、こう思っているわけでございます。
これはきっかけといたしますと、ソ連の穀物不足、それに伴います船賃の増高というようなものがきっかけになったと思われますが、やはり何と申しましても、全体に経済の成長が非常に高くなって、需要が非常に増加した、それに対する供給が十分でないというような点があるように思われるわけでございます。
(拍手) 次に、米の備蓄制度並びに生産調整、買い入れ制限等の問題でありますが、昨年来の世界的な穀物不足は、アメリカの過剰農産物で何とか救われましたが、穀物、大豆などの大幅な値上がりという後遺症を残したのであります。 いま、各国とも食糧増産に力を入れておりますが、地球的規模の異常気象が取りざたされているだけに、まだ安心はできないのであります。
また、昨年は、世界的に農業生産が停滞し、穀物不足の状況が起こり、わが国の輸入する小麦、飼料の価格上昇が起きております。このような国際農業の情勢を考えるとき、工業優先、農業軽視の政策のもとで、優良農地が次々につぶされ、農村の基幹的な労働力が急速に減少する状態を放置してよいものかどうか。政府は、農業を国民経済の中にどう位置づけるかを明らかに示すべきであると考えます。