2001-11-28 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
日本の窮境企業のあるいは破綻企業の処理、この手法は、欧米の影響を受けて、また外資の影響を受けて、どんどんと急速に最近変化しておりまして、合理化しております。そのことによって、また整理回収機構がこれに加わることによって、一層企業の再生が促進されます。
日本の窮境企業のあるいは破綻企業の処理、この手法は、欧米の影響を受けて、また外資の影響を受けて、どんどんと急速に最近変化しておりまして、合理化しております。そのことによって、また整理回収機構がこれに加わることによって、一層企業の再生が促進されます。
破綻企業は、一般債権者に対し説明の義務を負うわけですね。社債権者への義務はないんですよ。社債権者は情報遮断状態にあって、弁済率を予測する情報もなく、不利な条件に置かれているというのは現実の姿ですから、社債投資家の権利救済をどうするのか。この点について、今お考えになっていらっしゃることがあったら聞かせていただきたいし、今後それを含めて深く研究、検討をされるなら、それで結構です。
○衆議院議員(山本幸三君) 近時、大型破産等が増加しておりまして、それがまた不良債権をなかなか減らさない原因になっているわけでありますが、この破綻企業等の倒産処理を適切、迅速に行うことは非常に重要なことでございます。
もう一つは、これは直接償却を進めるとすると、先ほど言いましたように、やはり借り手側の企業の整理、淘汰ということにつながってまいりますから、直接償却を進めることによる企業破綻、企業破綻が連続するということもあるでしょうし、あるいは大きな企業が破綻するとその連鎖的な影響をどうするか、こういう問題もやはり考えなければならない。
円安と株安が同時に起こったということは、海外に特に、日本で一体、不良債権といいますか、破綻企業の処理というのがまだ終わっていないのか、どうやっていくつもりなんだという疑問を持たせたのだと思います。主として外から入っていた株式投資が戻っていった、これは数字の上ではっきり出ております。それと、企業同士の持ち合いが、九月末の決算を控えて、高いうちに売っておこうという動きで売りが出て株が下がったと。
このリップルウッドという会社を見てみますと、ここは機関投資家から集めた資金で未公開企業や破綻企業を買収して経営再建して売却する、それで収益を上げるプライベート・エクイティー・ファンドを運用しているという紹介です。九五年に設立されて、アメリカの国内でのファンドの規模は四億五千万ドル。既に買収した五社は、買収額は合計八百万ドルに対して、三千四百万ドルで売却した。
○吉井委員 では、改めて正常債権の方について確認しておきたいと思いますが、正常債権とは、正常な企業に貸し出している債権、これは全額正常債権に入ると思いますが、要注意企業、破綻懸念企業、それから預金や国債等担保が入っていて保証協会の保証がついている破綻企業であっても、それらの担保や代位弁済で回収できるものは正常債権に入る、まずこの点はこれでいいですか。
最近における物価目標の破綻、企業倒産の激増、失業者数の急増、実質所得の減少などが発表されている中で、四月の月例経済報告は、回復のテンポを持ち直すという無神経きわまる宣伝さえしているのであります。一体、中小企業を中心とする経営危機の現状をどう判断しているのでありましょうか。 五十二年度経済も、過去の設備投資、公共事業主導の経済に夢を託しており、大きな期待を持つことはできません。