1986-10-09 第107回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
この発がん率は、ほとんど放射線を受けていない人に比べて四倍以上も高いということが発表になっております。これを見て、まず大臣は、あるいは厚生省は、これに対してどう対処されようとなさいますか。
この発がん率は、ほとんど放射線を受けていない人に比べて四倍以上も高いということが発表になっております。これを見て、まず大臣は、あるいは厚生省は、これに対してどう対処されようとなさいますか。
これは相当な発がん率があると言っているわけですが、これは通常のものよりも多い量を使っているわけですから、そのまま日常生活の中ですぐ肺がんが起きる、皮膚がんが起きるということではないと私も思います。しかし、思うけれども、発がん物質が出ている、それがますますふえていくということは大変危険な状態でございます。何としてもやっぱり開発を急いでもらいたい。 もう一つ注目をしたいのは花粉症ですね。
かつて国会で、この原発で働いている人たちの発がん率が異常に高いということが問題になったことがあります。それで、そのとき厚生省の佐分利公衆衛生局長も、がんの死亡率が一般には二〇%程度であるのに原発関係者は五〇%近い、脳や心臓などの、被曝と関連のある病気の死亡率も高いということを認めているわけであります。国際的に見ても、こういう点についてはいろいろな研究の報告がなされておることは御存じのとおりです。
では、この約五十ミリの差が、関東に住んでいる人、関西に住んでいる人の間で出るかと申しますと、相当統計的に調べても、たとえば発がん率とか、遺伝的な障害とかいう形ではなかなかつかまえられません。世界的にはもっと差の大きいところがあって、これはやはり調べてるデータ、ずいぶんあるんですけれども、まだ有意な報告がないというような状況でございます。
お尋ねの、当庁所管の放射線医学総合研究所の研究の成果の一端を御紹介させていただきますと、現在まで、生体が浴びる放射線の量と、それから発がん率、がんにかかる発生率との関係がどうであるとか、放射線による発がんにおけるウイルス等の役割りがどうなっているか、あるいは放射線と染色体異常発生率との関係といったことについて相当の医学的な知見が得られているというのが今日までの成果でございます。
現在そのような研究の現状と見通しといったふうなものはどうなっているかということをちょっと申し上げますと、この放射線医学総合研究所を中心に行っておりますものは、低レベル放射線の発がん及び遺伝的障害等に対する影響についての定量的な推定のための研究、そういったふうなことを鋭意進めておるわけでございまして、これまでの成果としまして、放射線量と発がん率との関係、放射線による発がんにおけるウイルス等の役割り、さらには
○北野説明員 発がん率が高まったということはいろいろの原因があると思います。
四-NQOという強力な発がん物質、これは人工的につくった物質でございますが、この物質と両方をこうかけ合わせまして発がん率が高まるかどうかという実験が必要なわけでございますが、まあ非常にABSの高濃度のところで実験をやりますと、この発がん率が高まるという、かような報告はあるわけでございますが、現在の通常の使用の濃度、そういったところでこういった作用があるのかないのか、まだ実験的に証明されておらない段階