1984-04-24 第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
○平澤政府委員 今お話がございましたように、まず五十八年度におきましては、一時的な支出といたしまして、例の決算不足の補てんの繰り戻しがあったわけであります。したがいまして、先ほど余り評判がよくないというお話がございましたけれども、補助貨幣の回収準備資金の取り崩しなど、政府部内の過去の蓄積をできるだけ吐き出してくるというやり方でやったわけでございます。
○平澤政府委員 今お話がございましたように、まず五十八年度におきましては、一時的な支出といたしまして、例の決算不足の補てんの繰り戻しがあったわけであります。したがいまして、先ほど余り評判がよくないというお話がございましたけれども、補助貨幣の回収準備資金の取り崩しなど、政府部内の過去の蓄積をできるだけ吐き出してくるというやり方でやったわけでございます。
また、五十八年度予算におきまして計上されました五十六年度決算不足補てん繰り戻し分二兆二千五百二十五億円というものが不要になりますが、一方、やはり前年度におきまして特別に調達した税外収入、これは一応除外して考えなければなりませんし、所得税減税を実施しなければならないということ、それから国債発行額を一兆円減額するという目標を達成しなければいけない、こういう点を考慮しますと、税外収入について特別に捻出の方法
○山口(光)政府委員 一般会計歳出総額が〇・五%増でございますが、昨年度は決算不足補てん金が二兆二千五百億余りございますので、その分の当然減があるじゃないかというお話でございますが、それはそのとおりでございます。しかし、ことしの財政事情を見ますと国債費が九千六百億余りふえる、それから地方交付税は一兆五千七百億余りふえるという要素がございます。
○政府委員(的場順三君) 御指摘のとおり、五十六年度の決算不足に対処いたしますために、決算調整資金として当時持っておりました二千億の元本と運用益の四百二十三億を、この全額を一般会計に繰り入れたところでございます。したがって、現在残高はございません。
本年度におきましては、きわめて厳しい財源事情に加えて、五十六年度決算不足補てんの繰り戻しという臨時的支出に対処する必要から、税外収入において特段の増収措置が講じられておりますが、本法律案の一般会計への繰り入れや納付の措置はその一環であり、いずれも本年度限りの特別措置であります。
確かに私どもとしては、五十六年度決算不足補てんに繰り戻すという臨時的支出に充てるため、できるだけ利子のつかない金を探そう、これが基本にございました。そうして国庫内部のやりくりであることから、利子を付さないというのが、一応一般会計と特別会計の間で繰り入れ繰り戻しを行う場合の原則である。
○国務大臣(竹下登君) 厳しい財政事情のもとで、五十六年度決算不足分の補てんの繰り戻しという臨時的な支出に対処するための特別措置のまさに一環として行うものでありますので、自賠責特会の累積運用益については最終的には保険契約者の利益のために活用することとして、繰入額についても後日一般会計より繰り戻すこととしているというものでございます。
御承知のとおり、昭和五十八年度予算は、一般歳出について、全体として前年度同額以下に抑制し、この結果、一般会計予算の伸び率を五十七年度当初予算額に対して一・四%増にとどめるとともに、五十六年度の決算不足の補てんに伴う繰り戻しも行うことといたしております。また、公債発行額は、前年度補正後発行予定額から一兆円減額いたしております。
○窪田政府委員 確かに、この表をごらんになりまして五十六年度の決算不足補てん繰り戻しが来年度以降ないわけでございますから、その関係がどうなっているのかという問題にお気づきになるかと思うのですが、実は、この税外収入の中に二兆一千四百九十四億という特別の財源対策を講じました。
なお、五十六年度決算不足の国債整理基金への繰り戻しを除いた実質的な予算規模は、前年度比三・一%の減となっており、これは戦後、正常財政への第一歩を印したと言われる昭和二十五年度の六・一%減以来の超緊縮予算となっております。 第二は、歳入について、租税特別措置の整理合理化を推進するとともに、税外収入について増収努力が一段と払われたことであります。
以上のように、厳しい歳出削減努力に加え、歳入面においても、税外収入において特別会計など過去の蓄積をすべて吐き出すといった覚悟で増収努力を行った結果、昭和五十六年度決算不足補てん繰り戻しという二兆三千億円にも上る臨時的な支出があったにもかかわらず、増税に頼ることなく、公債発行額を前年度補正後に比し一兆円減額をしております。
歳出の中には五十六年度決算不足補てん分の繰り戻し等も含まれるわけでありますが、そういう点を除いても、歳出に対して税収は約十六兆の開きがあるわけであります。もちろん税外収入とか、そういうものもあるわけでありますが、大体この開きをどの程度まで詰めれば財政再建ができたと考えておるのか、これを伺っておきます。
○政府委員(平澤貞昭君) 五十八年度予算におきましては、大変厳しい財政事情がございますとともに、五十六年度決算不足補てんの繰り戻しという臨時的な支出もございまして、各特別会計あるいは特殊法人等の協力を広く求めまして、前年度予算に比べますと、約二兆一千億円増という、かつてない税外収入の確保を行ってまいったわけでございます。こういうようなことで五十八年度予算を編成したわけでございます。
それからはいろんな議論を重ねて、五十八年度においては、厳しい財源事情だから、そうしてまた五十六年度の決算不足補てんの繰り戻しという、まさに臨時的な支出に対処する必要があるということで、結局最終的には、財政制度審議会の意見も伺いながら、これを取り崩すことにしたというわけです。
それから一生懸命で議論をいたしまして、五十八年度の厳しい財源事情の際、五十六年度の決算不足補てんの繰り戻しという、まさにこれはある意味においては臨時的な支出でありますから、それに対処する必要がある。
五十六年度決算不足の補てんの繰り戻しという五十八年度限りの臨時的な支出に対処する必要があったもろもろの措置でございますので、粉飾決算という評価は当たらないと思っております。 それから特例公債の借りかえ、これはもちろん 従来からの方針を今日までとっております。将来の公債償還の問題につきましては、中長期的な視点に立って幅広く検討をしていかなければならない問題である。
五十八年度におきましては、非常に厳しい財政事情のもとに、五十六年度決算不足補てんの繰り戻しという臨時的な支出がございました。これに対処し、かつ、できる限り公債発行額の縮減を図る必要があったのでございます。
五十八年度におきましては、五十六年度の決算不足の補てんのための国債整理基金から繰り入れた二兆二千五百億円を返さなければならないという臨時的支出があるために、このように大幅の税外収入を考えた次第でございます。五十九年度にはこのような決算不足補てん繰り戻しという臨時の支出もなくなりますが、しかし財政状況はかなり苦しいということを覚悟しなければならぬと思っております。
○政府委員(山口光秀君) 構成比を申し上げます場合に、一般歳出における構成比で申し上げるか、あるいは一般会計全体の中の構成比で申し上げるかという点でございますが、五十八年は例の五十六年度の決算不足額の補てんの金がございます。それから国債費が非常に膨大にふえております。
また、五十六年度決算不足、補てん繰り戻しを除いた実質的な歳出規模は、前年度に対し、三・一%の減少となっております。 歳入予算のうち、租税及び印紙収入は三十二兆三千百五十億円であり、また、公債の発行額は、建設公債六兆三千六百五十億円、特例公債六兆九千八百億円、合計十三兆三千四百五十億円を予定しており、公債依存度は、二六・五%となっております。
昭和五十八年度については、極度に厳しい財源事情に加え、昭和五十六年度決算不足補てん繰り戻しという二兆二千五百二十五億円にも上る臨時的な支出があったにもかかわらず、増税に頼ることなく公債発行予定額を昭和五十七年度の補正後に比し一兆円減額し、財政の対応力回復への姿勢を明らかにしております。
また、昭和五十六年度決算不足補てんに係る国債整理基金への繰り戻し額を除いた実質的な一般会計予算は、三・一%マイナスという超緊縮予算となっているのであります。 第二に、歳入面においては、価格変動準備金の整理、貸し倒れ引当金の見直し等所要の措置を構ずる一方、税外収入についても補助貨幣回収準備資金の取り崩しを初め、特別会計、特殊法人からの納付金の増額等格段の努力が払われているのであります。
確かに、今年度は五十六年度の決算不足の補てんの繰り戻しという臨時的な支出がございましたので、いろいろ御議論をいただきながら税外収入に多くを頼ったわけでございますが、本格的に税外収入に多くを頼るということにつきましては、税外収入というものは先人の蓄積でもございますし、必ずしも適当であるとは私も考えておりません。
最後に、決算調整資金へ繰入につきましては、二兆二千五百二十四億九千三百万円を計上いたしておりますが、この経費は、昭和五十六年度決算不足の補てんに伴う決算調整資金から国債整理基金への繰入れに必要な資金を、一般会計から決算調整費金に繰り入れるためのものであります。 次に、当省所管の特別会計のうち主な会計につきまして、その歳入歳出予算の概要を御説明申し上げます。
加うるに、五十六年度決算不足の補てんに伴う決算調整資金から国債整理基金への繰り戻しという課題が存在するのであります。 国債整理基金への繰り戻しについては、財政運営の節度の維持等の見地から、できる限り速やかに始末をつけるべきものであるところから、法律の規定どおり五十八年度までに繰り戻しを実施することが適当であると考える次第であります。
五十六年度決算不足補てんの繰り戻しという臨時的な支出に際して、できるだけ公債を減らしていこうという考え方からお願いをしたものでございまして、私は、言ってみれば一つには取りやすいところから目をつけて取ったのじゃないかというような御指摘については、それはそれなりに私どもも痛みとして受けとめなければならないことであるわけであります。
そういたしました後、今年度予算編成に当 たりまして、厳しい財源事情、そして五十六年度の決算不足補てんの繰り戻しという臨時的な支出に対応しよう、それだけはやはり返さなければいかぬという認識のもとに、臨時的な支出に対処する必要があって、そして、言ってみれば至上命題として、予算編成の際に念頭に置いておりましたそれだけのものが公債発行額の縮減につながるという意味で、あくまでも一時的な支出に充てるという趣旨で