2003-04-22 第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
特に地方の方におきましては、農業だとかそうした、畜産だとかそうした学科のあったところも普通科高校にというふうに転換をしていきました。そのことが現在、今度はその普通科高校のところが、大学等に行く場合にはよろしいんでしょうけれども、就職をするという場合になりますと、そこがまた非常に難しい状況になってきている。
特に地方の方におきましては、農業だとかそうした、畜産だとかそうした学科のあったところも普通科高校にというふうに転換をしていきました。そのことが現在、今度はその普通科高校のところが、大学等に行く場合にはよろしいんでしょうけれども、就職をするという場合になりますと、そこがまた非常に難しい状況になってきている。
そのために、先ほども御紹介しましたような、職業的なスキルをつけないまま普通科高校を出て、無業者になるという子供がふえております。ですから、そういった点では、社会に出たときに対応できるような力をしっかりつけるということはもう少し考えてもいいのかもしれません。
大臣は、三月五日の記者会見の中で、雇う側の方がいわゆる即戦力を求めている、先ほどもおっしゃっていらっしゃいましたけれども、普通科高校を卒業された方は事務系を多く希望されるが、簿記一級、二級では大きな武器にならない、高校における勉強の在り方を検討しなければならない旨の発言をされていらっしゃいます。
ですから、例えば、僕は地元の例をよく出すのですけれども、とある地域で、新たに普通科高校をつくって地域で一生懸命盛り上げようとしていた、いい生徒もぼちぼち集まってきたといったところ、この制度が始まった途端に、やはり昔の旧制中学みたいなところにどどどんと行っちゃってもう全然だめになっちゃったということとか、要は、完全に序列化されちゃったとか、あと、例えば、とある地域は、あるスポーツが強かった、そのスポーツ
ただ、問題は、やはり普通科高校の方が、実際には一般の英数国、理科、社会というふうな教育をやりながら、そのまま進学する人は進学だけれども、就職する人は、じゃ職業意識とか勤労倫理とか、そういった問題はどこで育てられてくるのか。
埼玉県の例を見ますと、現行法のもとでも百六十二校の公立高校のうち百二十七校の公立普通科高校が八つの通学区に分けられています。隣接学区も受験できるんです。ですから、ある学区では最高七十四校のうちから一つを選ぶことになっています。子供たちは七十四段階にランクづけされ序列化された学校にふるい分けられて、自分の行きたい学校ではなくて行けるランクの学校に行くんです。
実際、埼玉県の例を見ると、百六十二校の公立高校のうち、百二十七校の公立普通科高校が八つの通学区に分けられ、隣接学区も受験できるため、ある学区では最高七十四校のうちから一校を選ぶことになっています。七十四段階もランクづけされ序列化された学校にふるい分けられる子供たちの気持ちがわかりますか。 通学区は、もともと教育の機会均等と入学競争の弊害の排除を目的に設定されてきたのではありませんか。
これは、同じ普通科高校の中でも差があったり、あるいは職業高校と普通校の差、あるいは全日制と定時制、いろいろな序列意識というものがあるような気がいたしております。 したがいまして、私はやはり高等学校教育、もっとそれぞれの高等学校が個性的であり、多様化して、そして、その特色を発揮し、その特色に引かれて中学生が進学をするというふうになってもらいたいものだなと。
現在、インターンシップ等の就業体験を実施しています学校は、普通科高校も入れまして二二%、専門学校全体では約五割の学校が実施しております。
いわゆる高等学校の通学区域の制度というのは、これは文部省の言葉ですが、収容能力の全県的な均等化及び普通科高校を中心とした学校間格差の是正を通じた高等学校教育の普及及びその機会均等を図ることを目的とする、こうでしょう。
ただ、高校の種別によって普通科高校、伝統的な進学校と言われている、ある意味で先生方も子供たちも進学ということに一生懸命取り組んでいて非常に円滑に授業が行われている高校と、それからいわゆる新設の高校、十何年前ですか、ちょうど高校がいろいろがふえてきたときに、これから追いつき追い越せと一生懸命先生方が馬車馬のように子供たちを駆り立てたそういう高校と、それから商業科ですね。
これまで、ややもいたしますと、農業、工業、商業、水産、看護といった勉強をした学生たちにつきましては、大学のサイドからだけの見方、それも普通科高校をある意味で基準にいたしまして、そこで、こういう点は不足している、こういう点が不十分だという、ある意味でマイナス、減点的な見方が大学関係者に大変多かったんではないかと思います。
それからもう一つは、学習指導要領の中に、教科・科目以外のその他の科目ということで、設置者なり各学校の判断においてこの科目を設けるという形で、その科目の中にボランティアというような科目、正式な名前としてはボランティア学習とかボランティア実践というような名前であるわけでございますけれども、そういった学習指導要領上の仕組みを活用してボランティア学習を行っている普通科高校が現にさまざまございます。
学校群制度といいますのは、普通科高校二校を一つの群としてたくさんの群をつくる、子供たちはその群を志望する、合格いたしますとどちらかの学校に振り分けられる、そういうやり方であったと聞いております。 そういうふうにいたしますと、受験生本人の希望がA校であっても、同じ群の中でB校に行くというようなこともあり、あるいは特色ある学校をつくるといいましても、今のような関係でなかなかつくりにくい。
そういう中で、実際の入試におきましては、職業高校、いわゆる専門高校に学びますよりは、普通科高校というところに行く方かいろいろな面で有利なのではないかというような認識があるということで、いわゆる専門高校よりも普通科高校を志望する、こういったことがあります。 そういうことで、中学校卒業者の中での専門高校志望者が減少してきている、これが一番大きな要因であるというふうに私どもは理解をいたしております。
ここに一つ資料がございますけれども、ただいま先生の方からは、普通科高校と専門高校との間に、その点に大きな差があるのではないかという御指摘があったわけでございますけれども、私ども平成六年度に、学校教育と卒業後の進路に関する調査というのを行っております。
○政府委員(小林敬治君) お話にございましたように、総合学科の場合には多数の教科・科目が開設されることが予定されております上に、農業、工業等の専門教科・科目も一定数以上開設する必要があるわけでございますので、一般の普通科高校よりも多数の教職員が必要となることが明らかでございます。そのために、平成六年度の制度ができましたときから暫定的な定数配置を行ってまいりました。
私の地元の和歌山の市内の方でも三校の連携をやっておりますし、また、ちょっとこの間、興味がありまして、川崎市の方からも資料を送っていただきましたが、川崎市は市内で三つの普通科高校と二つの専門高校、市立の高校を五つ持っているのだそうでございますが、今後、この五つの市立高校をつないで連携をしながら、多様な教科を開設していこう、こういう動きが出てきているように伺っております。
そこで、文部大臣の所信表明の中にもありましたけれども、今までのような画一的な教育ではなくて、単位制高校というのをできる限りつくっていこうというふうに書いてありましたけれども、まず初めに、単位制高校の利点、今までの高校、全日制普通科高校とはこういうところが違ってこういう利点があるんだということはどういうものなのかということと、全国的に見た設置状況、どれぐらいこういう高校をつくっているのか、この辺についてお