1999-11-25 第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
○加藤修一君 今までの我が国における原子力関係の事故では、高速増殖炉「もんじゅ」ナトリウム漏えい事件ではレベルが一ですか、それから美浜発電所二号炉伝熱管損傷事故では異常事象ということで二と、それから旧動燃アスファルト固化処理施設の関係ではINESは三ということでありますけれども、高速増殖炉の関係と、それから旧動燃アスファルトの関係については、当初はそれぞれ一ランク下だったわけです。
○加藤修一君 今までの我が国における原子力関係の事故では、高速増殖炉「もんじゅ」ナトリウム漏えい事件ではレベルが一ですか、それから美浜発電所二号炉伝熱管損傷事故では異常事象ということで二と、それから旧動燃アスファルト固化処理施設の関係ではINESは三ということでありますけれども、高速増殖炉の関係と、それから旧動燃アスファルトの関係については、当初はそれぞれ一ランク下だったわけです。
まず、関西電力株式会社美浜発電所におきましては、特に、本年二月の二号機蒸気発生器損傷事故について、その経緯、原因及び対策等を中心に詳細な説明を聴取した後、当該二号機の中央制御室及びタービン建屋等を視察いたしました。
○内田説明員 私は、美浜原子力発電所の今回の蒸気発生器伝熱管損傷事故に関しまして、現地に参りましたのは四月三日でございますが、通産省を経ました調査あるいは現地のデータ等詳細な資料が一応出そろいましたのが三月末から四月にかけてでございますので、一応事故の内容につきましての勉強をそれなりに終わったところで現地に参りまして、実際のものを見て、あるいは運転員の操作についての話を聞きたいということで参ったところでございます
当時、世界的に蒸気発生器の損傷事故が頻発していましたので、その事故の防止策を検討されていたのではありませんか。そこで損傷事故の防止策を検討していながら、完全破断については事実上無視して何ら対策を立ててこなかった。起こり得ない事故ということで最新のパンフレットにも書いているわけですけれども、そういうふうにされたのは一体なぜですか。
それから、美浜の二号機の損傷事故について現在調査委員会の設置をし検討している状況でございますけれども、この件につきましては、原因、対策、それから今後の原子力発電所の安全確保対策に反映すべき事柄について専門的、技術的に検討を行うために特別委員会を設置をして、昨日初会合を開いて原因の究明に乗り出したところでございます。
○緒方政府委員 純粋技術論についてもし必要でございましたら審議官の方からお答えをいたしますが、私の理解している限り、従来やっております施栓というのは、細管の事故としては現象として、例えばピンホールのような損傷事故でございますね、今回は破断事故でございますが、ピンホールがあくというようなものに対応するものとして、施栓あるいはスリーブ補修ということで対応してきたわけでございます。
○緒方政府委員 御指摘の東京電力の福島第二発電所の三号機でございますが、再循環ポンプの損傷事故につきましては、昭和六十四年の一月一日に御指摘のように警報が発生をいたしまして、原子炉をとめたのは一月七日でございます。その間、監視を強化しつつ運転が継続されておったわけでございます。
先生御指摘の福島第二原子力発電所第三号機の損傷事故につきましては、通産省といたしまして原子力発電技術顧問会というのがございますが、その中に三号機の調査特別委員会というものを設置いたしまして、技術的観点からいろいろ御意見を伺って我々事故調査を進めてきたところでございます。
○説明員(倉重有幸君) 今先生御指摘のNRCの資料、バイロンジャクソン社の見解を含めた形のNRCの資料かと思いますが、それにつきましては、エネ庁としては承知をした上で実はこの福島第二原発三号機の再循環ポンプの損傷事故につきまして報告を受けたのでございます。
福島第二原子力発電所の第三号炉の再循環ポンプの損傷事故について、これは市民団体がアメリカの情報公開法に基づいて人手をされたNRCの資料、これにはいろいろなことが書かれておりますが、大事なことがいっぱいあると思うのですけれども、まず第一はこの報告書、直接の担当省庁でありますエネ庁が読んでおられるでしょうか。それから、科学技術庁の方も読んでおられるでしょうか。
これはなぜポンプ損傷事故についてというふうに報告できないものか。いわゆる事象といいますのは、やっぱりチョウチョウが菜の花畑に飛んでいる、これも事象でございます。
ただいまも問題になっておりました福島第二の三号機の再循環ポンプ損傷事故でございますが、原因その他については今既に質問がありましたので、重複は避けまして、紛失した金属片がどのくらいあるのか、そして現在どの程度回収に成功したのか。逆に言えば、どの程度まだ残っているのか。今後この回収の見込みはあるのか、技術的にそもそも可能なのか、その辺についての見通しをお願いいたします。
私は、基本的には原子力の規制に携わってございますので、まずは第一に、福島第二原発の今回のポンプの損傷事故につきまして、原因究明、再発防止ということについて全力を傾注する。
そして防波堤の損傷事故を起こした白島石油備蓄基地の問題としてただしました。その際、原因究明の結果を待って対処したい、こう政府は答えられました。また、調査報告書は昨年八月に出るとも言っておられたんでありますが、現在どのように相なっておりましょうか。
○市川正一君 それでは伺いますが、今回の防波堤損傷事故の原因はどこにあるんですか。例えば当初の設計が不適切であったのか、それとも工事の施工管理に問題があったのか。現在わかっている範囲で簡潔に述べてください。
○杉原説明員 御指摘のとおり、十月十二日に日本原子力発電敦賀発電所一号機制御棒駆動水ポンプの電動機の巻き線の損傷事故はございました。
○和田教美君 ソ連のチェルノブイル原子力発電所の原子炉損壊事故ですね、損傷事故。この被害については、日がたつにつれてその影響が深刻かつ広範であることがはっきりしてきたわけですけれども、そこで原子力発電所の安全性という問題が改めてクローズアップされてきております。
それで、問題は電気事業法の報告義務についてのお尋ねでございますが、電気事業法につきましては、過度の放射線事故というものが報告対象とされておるわけでございまして、今回の場合には電気工作物の損傷事故、損壊事故はなかったという判断はいたしておりますが、漏洩そのものにつきまして、電気関係報告規則による放射線事故に該当するかどうか、これの具体的な定義といいますものは実は抽象的にしか規定されておりませんで、人が
報告すべき範囲かどうかというような問題がございますので、その点を問題にする以前に、すべての原子力発電所のささいな損傷、事故にあっても通産省に報告をさせるということが両法の施行の上にも必要でございます。したがいまして、通産省の設置法を根拠にいたしまして両法の施行を円滑に行うための行政指導として通達を出したわけでございます。
美浜の燃料体の損傷事故、これに関しましては、それ自身が直接外部に放射能被曝を与えた、あるいは従業員に被曝を与えたというようなものではございませんけれども、あの時点におきまして燃料体損傷に関しまして関西電力がとりました措置というのはきわめて不適切。
また去年の三月、今度は日本原子力発電の東海発電所では細管の損傷事故がありましたが、この事故の報告が二カ月もおくれるという事態が起こっています。 このように、過去の事故の処理の仕方を少し見ただけでも、原子力基本法でうたっている自主、民主、公開の三原則の公開に違反をしている事態が各地で起こっています。
○塩出啓典君 いま、たとえばPWRの美浜の一号炉ですね、これの蒸気発生器の細管の損傷事故は、第二燐酸ソーダを使ったのをヒドラジンに変えたと。その後やはり高浜の一号、二号等にも蒸気発生器の細管の事故が起きているというように聞いているわけですけれども、この問題は解決はされておるわけなんですか。もう今後の炉について心配ないという、そういう技術は確立されておるんですか、まだなんですか。