1949-06-27 第5回国会 参議院 選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号
参議院の方は幾らか衆議院の議員の持つておる政治力について、ジエラシー的な見解が、そういうものも全然ないことはないと思うのでありますが、衆議院は参議院が解散がないとか、任期が長いというようなことについて、相当の強い感情的な嫉妬心を持つておることは皆さんも日常御体驗になつたおるところだと思うのでありまして、そういう極めて偏した感情があり、一時の思いつきやそういうことから言われておることが多いのでありますが
参議院の方は幾らか衆議院の議員の持つておる政治力について、ジエラシー的な見解が、そういうものも全然ないことはないと思うのでありますが、衆議院は参議院が解散がないとか、任期が長いというようなことについて、相当の強い感情的な嫉妬心を持つておることは皆さんも日常御体驗になつたおるところだと思うのでありまして、そういう極めて偏した感情があり、一時の思いつきやそういうことから言われておることが多いのでありますが
家督相續が廢止されますと、風紀を亂し、蓄妾の制や、かの芝居の先代萩に見られる醜い家督爭いや、あるいは一夫多妻の結果起る嫉妬心も影を潜めるでありましようし、封建的、獨善的、排他的な家族主義から、開放的、共同的、包容的な家族主義に移行することによつて、人格は尊重せられ、個性は發揮せられ、文化社會はますます進歩發達するのでありまして、道徳的にも家督相續の廢止は大いに意義ありと思うのであります。